世の中にはエロがあふれている(視覚的に)
どうも、どうもどうも。
わりとマイペースに物語を書いている者です。
ずいぶんやらかしていると自覚はしているものの、己の暴走を止めることができない者です。
さて、ところで皆さま、こちらの単語をご覧ください。
ピエロ
エロール
アエロゾル
ラファエロ
ヒエログリフ
イエローカード
コエロフィシス
エロイムエッサイム
どのような印象をもたれましたでしょうか。
「ピエロって実は結構怖いよね~あたし無理なんだけど!」
「ロマサガなつかしすwww」「ガラハドェ…」
「煙霧体の事だろ、メディアがエアロを間違ってアエロって紹介したんだよマジpgr」
「アア、テンプレの神さま?あれ、芸術家だったっけ??」
「知ってるよ、エジプトの変な絵文字でしょwメジェド様とか有名だよね!」
「二枚貰ったらアウトなやーつだ!」
「共食い疑惑のあった恐竜じゃんwww」
「鳥乙女エロいw」「いやむしろ幽子萌えw」「そこは真吾だろwww」「いやいやメフィスト老が…」
やけにチャラい会話が聞こえてきそうなんですけれども。
私、ずいぶん違ったイメージを持ってしまうのですよ。
ピエロ…どうせ化粧を剥いだらドスケベの素顔が出てくるんだろうと突っ込みたくなります。
エロール…吟遊詩人のふりをしていかがわしい歌を歌ってたんだろうと突っ込みたくなります。
アエロゾル…ねっとりと纏わり付くしつこそうなスプレーなんだろうと突っ込みたくなります。
ラファエロ…世界初の裸体モデル使用者、さぞかしいろんな裸を見てきたんだろうねと突っ込みたくなります。
ヒエログリフ…誰にも知られたくない性癖を書き留めておくために努力したんだろうなあと突っ込みたくなります。
イエローカード…これ以上のプレイはダメといっておきながら結局レッドカード出すまでやるんだろと突っ込みたくなります。
コエロフィシス…さぞかし子孫繁栄に命をかけた貪欲な恐竜だったんだろうなあ、無茶しやがってと突っ込みたくなります。
エロイムエッサイム…ずいぶん昔に自由気ままに二次創作をしていた記憶がよみがえります。
……私がわりとかなり相当おかしなイメージを持ってしまうのには、訳があります。
何故ならば、これらの単語に・・・「エロ」が含まれているから!!
アア、恐ろしき文字の呪い!!
私は文字を目で見てしまう癖があるので…どうしても邪(よこしま)なイメージが湧き出てしまうのです。
故に、どんなに真面目でシリアスな場面だったとしても、「エロ」が出てくると…途端に物語が、変わってしまうのです!!
例えば……。
幼い時から血反吐を吐くような毎日を共に過ごしてきた二人きりの兄弟の感動物語!クライマックス、魔物に襲われて500メートルの崖の上から足を滑らせた弟!大けがを負っている兄はすかさず手を伸ばし無傷の弟の右手を掴んだぁあああ!!!
うぉおおおどうなる?!目が、目が離せなぃイイイイ!!!からの~!!
「クッ…!!こ、こらえろぉおおお!!!今っ!引き上げてやるからなっ!俺はこの手を!!離さないぞ!!」
「に、兄さん……!…ありが、とっ!」
……ああ、今晩は大怪我を押してハッスルしちゃうんですね。
ある日突然幼馴染と一緒に異世界転移!チートも何もないまま、必死になってサバイバル生活!だがそんなある日、女子がこっそり魔法を使っていることを知ってしまった主人公(男)!なんで今まで言わなかった、どういう事なんだと詰め寄る!!よーしそういう物語を思いついたぞ、書き、書き、これはすごい感動ものだ、万人が涙を流す超大作の予感……からの~!!
「お前だけに苦労させるわけにはいかないんだよ!俺にも魔法の使い方、教えろよ!!」
「……教えられないよ!だってこの魔法は…命を削る、モノ、だから……。」
……もうなろうで連載できない展開しか思い浮かばない、こんにちはお月さまこんばんわ夜想曲。※小説家になろうの年齢制限版サイト※
今日は森で焼き芋パーティーが開かれています!愉快な仲間たちが集まって、みんな陽気にお歌を口遊んでいるよ!ねえねえ、そこの君、一人で膝を抱えていないで、一緒に楽しまない?みんなすごく優しいよ!うん、今笑い合えたから、僕たちもう、お友達!さ、一緒に歌おう!
「「「も~えろよもえろーよー♪」」」
……焚火の薪が無くなって燃やすものが必要となり着ているものを脱いでくべたのち、素っ裸でくんずほぐれ(以下略
……焚火の前で神聖な儀式と称した子孫繁栄の宴が一晩中開催、種族を越えた愛と平和のまぐわいにwktk展開(以下略
……焚火の女神が降臨まさかのすっぽんぽんからのみんなで欲望に忠実に生きていこう何も怖くないよぐふふ(以下略
見るだけでいかがわしい感情がぽっこぽっこと沸いてきます。
おかしいですね、エロの二文字を見るまでは確かに私、物語に感動して目に涙を浮かべていたはずなのに!
不思議なもんです、エロの二文字を見るまでは確かに私、健全ど真ん中の児童文学作品を思い描いていたはずなのに!
どうしてでしょうか、エロの二文字を見るまでは確かに私、心がほっこりするようなほのぼの童話を書くと決めていたはずなのに!
なんという事でしょう、たった二文字、「エロ」を認識してしまったが故に…頭の中がド変態エロワールドでしっちゃかめっちゃかです。
ああ、なんという、恐ろしき文字の呪い!!(二回目)
それこそ小学生男子と同レベルではしゃいでしまうレベルなんですよ、ハイ……。
おかしいな、なぜ私はこんな大人になってしまったんだ。
確かに昔は、こんなおかしな人ではなかったはずだ。
……そうだろうか、昔からおかしかったのかもしれないぞ。
父の日にテンションがおかしかったり、シリカゲルを手に取ってニヤニヤしたり、円周率の授業がわりと好きだったり、二次関数のグラフのカーブがやけに目についたり、美術の教科書のとあるページをやたらと見ていたり、保健のテストは二学期だけ満点だったり、右腕を一晩借りる話なんかを研究してみたり、江戸時代の風習にやたら傾倒したり、なんか、深追いすると傷つきそうなので、この辺でやめておきます…。
そうですね、そろそろ真面目な人から場を弁えろというお叱りが飛んできそうですもんね……、わきまえろ……何も考えてませんよ、はい。
なんとも癖の強いエッセイにお付き合いいただきまして…ありがとうございました………。
ちなみにですが、私が気になる文字列には、他にこんなものがあります。
「わりとよくある話ですしね。」
「目いっぱい楽しんでね!」
「やばい、にげろー!」
「なるほど…俺がやらねばか、いい言葉だ。」
「そこの角でぶつかっちゃったんです。」
「遊ぶスペースもないな…。」
「君にはげんなりしたよ、もう顔も見たくないな!」
縦読みや斜め読みも気になるタイプですね、むしろそっちが気になって小説本文に集中できないパターンががが((((;゜Д゜)))
いやあ、文字の持つマジック、素晴らしいですね(違
こんな私、もちろんこの手のアート文字が大好きです、ええ。