「そのままでいい」と「より良くあろう」の間で
徳田さんのnote「カウンセリングとコーチングを学んで気づいたこと」を読んで、カウンセリングとコーチングという2つの行いについて考えてみた。
カウンセリングとコーチングの違い
カウンセリングとコーチングは、対極なようにも思えるし、矛盾する気もする。
徳田さんの言葉を借りるなら、カウンセリングには“目的を達成している自分のみならず、ありのままの自分を愛していこう”というメッセージが込められていて、コーチングは”前進するためにあるもの”と位置付けられている。
カウンセリングとコーチングは、正反対とは言わないまでも、そういった部分で矛盾する側面があります。
「そのままでいい」と、「より良くあろう」の2つのメッセージは、確かに少し矛盾しているのかもしれない。
カウンセリング⇔コーチング
わたし自身、「コーチング」という言葉を初めて耳にした時、「カウンセリングの次のステップ」なように感じた。
カウンセリングで不安やストレスを軽減し、自分なりのメンタルケアの方法を知る。自己を穏やかに保てるようになったら、次はコーチングを受けて、目標達成のための行動を考えていく。みたいな感じ。
でも、違った。
カウンセリングとコーチングは、明確に分かれているものではなく、相互に作用するものなんだと思う。
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数週間前にcotreeのカウンセリングを受けてから、わたしの予定表には月に1回「カウンセリング」の文字が入ることになった。そして先日、cotreeのコーチングに申し込みをした。
わたしのように自分の精神バランスを見極めるのが下手な人間にとっては、カウンセリングのように第三者から俯瞰してもらう機会が必要だ。自分のストレスの状態を見極め、悩みの本質にアプローチする。
そして同時に、コーチングのように目的を明確にし、目標達成のための方法を考える機会も必要だ。わたしだって常に悩んでいるわけではないし、キャリアのこともそろそろ考えていきたい年だからね。
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つまりカウンセリングとコーチングは、別個の存在ではなく、繋がっているものなんだと思う。
もちろん、精神的にすごく不安定になっている時にはコーチングのようなアプローチは逆効果かもしれない。現状をよく見て、自分の精神状態・性格などに合った方法を考えてもらいたい。
単純に、カウンセリングもコーチングもハードルを高く捉える必要はないよ、という話だ。
どちらの自分も、大切にしたい
目標を見据えて進んだ日の夜に泣きたくなったり、仕事で失敗して落ち込んだ後にやりたいことが見えてきたり。
前を向きたくなる時も、後ろしか向けない時もある。
どちらの自分も、本当の自分。
そもそも「人」を一言で表すことはできないから、日々移り行くどの感情も大切にしたい。
「そのままでいいよ」
「より良くあろう」
矛盾する言葉だけれど、どちらも自分に伝えていきたい。
そのままの姿を尊重しながらより良くすることだって、きっとできるはずだから。
そのままの自分を大切にできるからこそ、もっと前へと進んでいけるはずだから。
今の自分の延長線上に、より良い自分が待っていることを知っているから。
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takaren advent note 42日目
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