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レイジングブルドーザー

趣味のボクシング(フィットネス)の合間に、もうひとつの趣味であるプラモデルで情景を作りました。

現役を続けるにはあまりに歳をとりすぎたプロボクサーが、仕事場のブルドーザーに乗り今後の人生について想いにふける。

ほんのひと握りのスター選手の陰で、多くのボクサーたちは日の目を見ることもなく現実の壁にぶつかり夢を諦めて散っていく。
「きっとオレもその1人になるのだろう。」

そこへ近づく1匹の豚。
一見ただの豚だが、豚には特別な力が備わっていた。
このタミヤ製の豚は1/35サイズでは小豚、1/48サイズでは中豚、1/72サイズでは大豚としてスケールの階級を飛び超えて活躍するプラモ界で最もマニー・パッキャオに近い存在であり、驚くべきことに実際にマニー・パッキャオの生き霊であったのだ。

そんなこととはつゆ知らず、古びたブルドーザーの上からただの豚を力なく見つめるロートルボクサー。

すると次の瞬間、ボクサーの脳に直接何者かが話しかけてきた。

だ、誰だ!?

Never……!

え?何?

Never g……!

え?何だって?
フィリピン訛りの英語がきつくて聞き取れないぞ!

Never Give up!!

おいおい冗談だろ!まさかこの豚がオレに話しかけてきてるってのか? 

夢を諦めかけていたロートルボクサーと、伝説のボクサーであり同時に福音派の伝道師にして政治家でもある奇跡の豚。
1人と1匹の運命的な出会い!
今、物語のゴングが鳴り響く!!

さて、この作品ですが、先日開催された模型コンペで、全1100作品中60位~20位のセミファイナルまで進んで健闘したのでそれも合わせて報告しておきます。
来年はファイナルまで行くぞ!
Never Give up!!

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