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【親#05】 叱りつけて委縮してしまった子供。 親の態度で自信と信頼は取り戻せる!
子供を大切に思っていても、つい声を荒げて怒ったり叱りつけてしまう事はありますよね。
親も人間、仕方がない部分はあると思いますが、気を付けないと子供は親の顔色ばかりうかがうような癖がつきかねません。
今回は、子供が私の態度を気にして自分の行動を決めている様子に気づき、「これはまずい」と思った失敗談から、心がけてきたことをお伝えしたいと思います。
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本記事は、パパ育コミュ@ブログ部における「ブログ駅伝」の活動として、
第4回ブログ駅伝のテーマ
「今だから言える、育児の失敗談!我が家の育児の秘訣も!」
に沿って、執走者それぞれが記事を書いてタスキをつないでいきます。
Cチームの走者は以下のみなさんです。
第1区 たからん 『叱りつけて委縮してしまった子供。親の態度で自信と信頼は取り戻せる!』 ←本記事
第2区 りょう育ママさん 『失敗から学ぶオトナでありたい』
第3区 イクダンさん 『「危機管理」「産後ケア」「親バカ」我が家の3大失敗談&「息抜き」「プロに頼る」「親の成長=子の成長」育児の秘訣3選』
第4区 いちさん 『子連れのお出かけは大変!?街へのお買い物での失敗談』
第5区 ハルトコさん 『育児の失敗!気配りができないパパの事件簿【パパ育ブログ駅伝】』
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親の態度が子どもの行動に影響する
つい声を荒げてしまった幼児期
私には娘と息子がいますが、特に息子に対しては小さい頃から、声を荒げて怒ってしまうことがありました。
なぜなのか自分でもよくわからないのですが、
娘の時と違い、泣き声が大きくうるさく、癇に障るトーンなため、つい「泣くな!」と言ってしまう
自分が仕事の疲れ等で精神的にイライラしていた
そんな些細なことだったように思います。
妻からも、そんな言い方しないで、とたしなめられるような状況でしたが、自分も怒り癖がついてしまい、事あるごとに怒鳴って制するようなことが多くなってしまいました。
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息子が物心ついたころの態度に愕然
息子が3歳ほどになり、言葉でコミュニケーションもとれるし、自分でやりたいことを考えられるようになってきました。
しかし様子を見ていて、息子の態度に気になる点が見えてきました。
例えば、ちょっとおもしろい遊びを思いついて、「ねえ、見ててね」と言って嬉しそうに親に何かやって見せることは、子供にはよくあると思います。
そのように自分で考えて表現してくれるのは成長の証ですが、
妻(母親)と私(父親)に対する態度が全く違うのです。
妻には常にニコニコしながら、「見てみて」といって何かやって見せるのですが、その場に私がいると、ふと私の顔を見て、若干笑顔が消え、
「あ、これやったらお父さん怒るのかな」
と私の反応を観察してから恐る恐るやり始める。
みたいな態度をとるのです。
文字通り、「親の顔色を窺う」
”これはまずい”と思いました。
自分で考えてやることよりも、父親の反応をみて行動を決めるようになっている。
私も未熟だったとはいえ、良くない刷り込みをしてしまったと思いました。
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父に逆らえない、私自身のトラウマだったはずなのに
私が子供の頃、私の父は子供ともよく関わってくれる人でしたが、
亭主関白な家庭で、父親のいう事には逆らえない雰囲気がありました。
父の意見に逆らえないというのは私の中でちょっとしたトラウマでした。
自分の考えや判断に自信が持てず、自分の考えというより親の考えで生きてきたように思えてしまい、それを割と大人になるまで引きずっていた記憶があります。
自分の子供にはそういう思いはさせまいと、思っていたはずなのですが、
正直全く理想の子育てはできていませんでした。
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自信を持ってもらうために心がけた声掛け
誤解をとくための声掛けを
このままでは自分と同じ、自信の持てない苦しみを味わうことになってしまうのでは。
焦った私は、息子が私の顔色を見る癖をなくさせる声掛けを考えました。
お父さんがいう事や態度によってやるやらないを判断するのではなく、
自分の考えをもって良いということを伝えないとと思いました。
結果的に、その声掛けは効果があったと思われ、
小学生になった今では親の顔色を窺うことはなく、ちゃんと自分の考えを持って判断できるようになりました。
父親の私とも仲良く信頼関係を持てていると思っています。
私が失敗から学んだ、子供に自分の意見と自信を持ってもらうためにかけていた言葉は次のようなものです。
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「どうしたいと思う?」
先ほどの例のように、自分でやりたいことがあって、でもやる前に親の反応気にしてるな、と思ったときは、
「今どうしたいと思ったの?」「息子君は何をしたいの?」
と聞くことにしました。
すると、自信なさげに「・・・○○しようと思った」とか言ってきます。
その時、「そうか、○○するのか、いいじゃんか、やってごらん」
と”自分が思って言ったことそのものを肯定して促された”と思えるように答えました。
子どもが何をやるか察していて、いいと思っていても、
「〇〇やるの?いいよいいよ」と、
先回りして親が言ったり、許可を出すような言い方はしないように気を付けています。
それだと親がいいと言ったからやる、怒られないからやる、になってしまうから。
わからないふりをして、自分の声で先に言わせれば、それは親に従うのではなく自分の言葉と考えで行動したことになると思います。
自分の考えが良いと言われれば、自信をもって自分の意見を言えるようになるのではと思っていました。
「自分で決めていい」「自分で決めなきゃいけない」そのことを実際に言葉で伝えることで、人任せにしない、自分なりの考えを持とうとする意識に、少しは繋がったのではないかと思います。
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「何がわかった?」
もう一つ、私がかなり重要視している言葉「何がわかった?」です。
よく子供を叱ったり、教訓をいうなど言い聞かせるとき、最後に?
「いい?わかった?」
って言うと思います。
その時子供も、「わかった」といったり、「はい」と返事したり、うなずいたりするでしょう。
そこで、私がすかさず言う言葉があります。
「何々しちゃだめでしょ、あれがこうなると大変で、こういうことを気にする必要があるんだから。だから、あーでこーで・・・、そういうこと、いい?わかった?」
「はい」
「よし、じゃあ何がわかった?」
ほとんどの場合、ここで固まります。
ちゃんと聞いていて、頭でわかっているつもりだけど、
自分の言葉で説明できない、つまり自分なりにかみ砕いて理解していない。
わかっていないので、なんでだめなのかの理由は記憶に残らず、
親がダメって言ったからやらないってことだけ覚えることになります。
これだといつまでたっても親に怒られないかで判断することになってしまいます。
親ではなく自分の考えで行動した感じてもらうには、
自分の言葉で表現し、自分の声を自分で聞くことが大事です。
たとえ言葉足らずでも、自分の言葉で話させることで、親に言われた考えや言葉が自分モノになります。
また、一度声をだすと、記憶されやすくもなります。
「何がわかった?」と聞いて答えられなくても、わかってないじゃないかと非難はしません、
じゃもう一度まとめようと言い、
「これこれこうだからこうしなきゃいけないんだよ。言ってごらん」
と、本人にわかりやすい言葉で伝えて、
実際に「これこれこうだからこうしちゃいけない」と言わせます。
「そうだね、よくわかったね」と終らせれば、
子供としても、ただ怒られて終わったのではなく、
理解した実感と理解したことを認められ、成長して終わった気持ちになれます。
これは、子供が自分の考えを持とうとすること、自信を持つことにかなり効果があったと思うので、私としてはオススメの声掛けです。
※実は親としても、気持ちが高ぶって怒ると、子供にわかりやすい説明ができておらず、脈絡がなく怒っている事があります。
「何がわかった?」と聞くという事は、親自身も子供に何をわかってほしかったのか、それを最後にわかりやすくまとめるきっかけにもなります。
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まとめ
今回「育児の失敗談と育児の秘訣」というところで
<失敗談>
子どもを強く叱りつけて、親の顔色を見る委縮した性格にしてしまったこと
<秘訣>
子どもに自分の考えを声に出して話させる機会を意識すること
として、子供が自分の意見に自信をもってもらえるような工夫をしてきたことを紹介しました。
一度自信を無くしてしまったとしても、気づいたところで接し方を本気で替えれば、ちゃんと自信を取り戻し、親子の関係もより強くなると実感した体験でした。
叱るという場面が、親にも子供にも、ちゃんと意味のある経験になればいいなと思います。
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【パパ育コミュ ブログ駅伝】私のおすすめ記事3選
今回参加した企画、「パパ育コミュのブログ駅伝」
われらがCチームの他にも、A~Dのチーム20名がタスキをつないでいます。
同じテーマ、似たような内容でも、それぞれ特徴的な事例や感じ方があり、とても参考になりますね。
その中で、私が特に共感が大きかった記事を3つ、オススメで紹介いたします!(選ぶの迷ったけど💦)
1選目:ここややさん
「子供に怒ってしまうパパからの脱却!!無条件子育ての実践を目指して」
💡オススメポイント💡
つい怒ってしまうことの悩みについて、
親の自分自身が「どんなとき」「どうして」怒ってしまうのか、
それを自ら振り返って分析し、怒らないように「どうするか」を決めて実践に繋げている。
簡単なようで深みのある心がけの実例を紹介してくれています。
自分の振り返りを冷静に把握する姿は見習いたいと思いました。
2選目:ななかまどさん
「子供に怒鳴るのをやめられなかった私が優しいママになった3つの方法」
💡オススメポイント💡
元保育士さんでもなかなかうまくいかなかった体験を、
「常識を手放す」「ストレスをかけない」「PMSを知る」の観点でまとめてくれています。
その中でも 「常識を手放す」での逆転の発想や、PMS(月経前症候群)を低用量ピルでコントロールする方法などは、ママはもちろんパパも頭に入れておくと非常に参考になると思います。
3選目:いずみんさん
「[歯科衛生士が教える!]虫歯予防・歯磨き以外には?」
💡オススメポイント💡
お子さんが虫歯を”体験”したことで痛い、気を付けないといけないとわかるというエピソード。また後半でも、壁に描いた落書きを怒らず、2時間かけて消すことを手伝ってもらい、大変さを”体験”したことで、もう書かないと子供が言ったなど、何も知らない子供が体験から知る事の大切さを気づかせてもらいました。
私も題材にした、こどもを怒りたくなった時にどういう関わり方を意識すればよいか、皆さんの記事から似たような心がけや別々の視点が見られ、自分の場合はどうかと考える良いきっかけになる記事だと思い、選定させていただきました!
番外でどうしても紹介したい一番面白かったで賞:
ハルトコさん
「育児の失敗!気配りができないパパの事件簿【パパ育ブログ駅伝】」
もう3選しちゃったんですけど、共感したというか、もうホント笑っちゃって面白いからどうしても紹介したい記事を一つ。(内容はいたってまじめなんだけど面白くて何度も見てしまう😂)
失敗談を刑事事件風にまとめてあり、現場の様子を再現CGで表現してて、なんかすごくちゃんとわかりやすいんだけど、もうCGとか面白くて笑っちゃう。こういうユーモアで紹介してくれるのもいいなと思いました。
参加者皆さんの記事
その他全ての参加者の記事もほんとためになるし面白いので、こちらも是非ご覧ください。
第4回ブログ駅伝とりまとめの
まろさん が全員分をまとめて下さっています。
ブログ駅伝はじまったよ~!!「今だから言える、育児の失敗談!我が家の育児の秘訣も!」 | まろのみちしるべ (nicopoco.com)
みなさんお疲れさまでした!