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主体的に1日を過ごせる構造化

こんにちは、23年4月からトライフルに配属されました「国府」です。
3月まで特別支援学校で教員をしていました。これから少しずつ、トライフルの様子をお知らせしていきます!

自分で身支度を行うためのルーティンと環境

朝からにこやかにお話をしてくれる新卒のAさん。
自らスケジュールを見て、出勤してから「流れ」を確認していきます。
とてもスムーズで、自立的です。
「挨拶をする」→「上靴に履き替える」→
「コートかけの前でハンガーを取る」→「ハンガーにコートをかける」→
「手洗い・うがいをする」→「リュックサックから連絡帳を取り出す」→
「今日のスケジュールを確める」・・・。

ルーティンが整っていて、Aさんが分かる環境の整備を行うことで、
Aさんが一人で活動に参加しています。その表情はとてもイキイキしています。

『活動を課題分析して評価改善をする』

さらにAさんが好きな事は「役割活動」です。
Aさんは、トライフルで「一緒に仕事をする」という意識が高いのです。
意欲を高めるために、ご家庭でも様々な配慮をなさっています。

そして、今日は、教材作成の一部分を担ってくれました。
その役割は、カードの向きをそろえながら、必要なパーツ数をセットする活動です。ただ、初めての活動だったので、時々カードが逆さまになるのです。
Aさんは「???」と戸惑っていました。

そこで両手を使ってしまう癖があることや、
判断するための手がかりを確認していき「違い」を理解できるようにします。
そして「違い」に気づくことができたAさんが「うーん」という表情をします。

試行錯誤の末「右手でカードをつまみ、机に置いてぐるっと回す」方法をトライしてみます。2回、3回、5回、10回ほどで見事に1人で修正、さらにそれを片手で修正することができたのです。

「学び」がどんどん積み上がっていく瞬間でした。「主体性」を大切にした療育を下支えに新しいことを掴み取っていく、トライフルの素敵な瞬間に立ち会えたという感動が私の中に広がりました。

<私たちのこと>
社会福祉法人宝ものは、本人主体で生涯を送ることができるように、意思決定を支援します。ここに集う方は皆さんが「宝もの」です。家族、地域社会、人類にとっての「宝もの」として光り輝く存在になるよう、共に努力を重ねることを誓います。お問合せは[こちら

法人概要:社会福祉法人宝もの
所在地:東京都国分寺市内藤二丁目41-69
事務所:東京都国立市東1-4-9ダイマスビル5F
設立日:令和4年9月28日
事業所:令和5年7月1日開所予定 
    多機能型事業所(生活介護・自立訓練)相談支援事業

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