日本ラグビーに奇跡をもたらした名将エディー・ジョーンズの逆算思考 今何をすべきかは、未来のあなたが教えてくれる!
2015年9月19日。
日本のラグビー史上
最大の奇跡が起きました。
ラグビーワールドカップで
日本が世界的強豪南アフリカに勝ったのです。
それまでの日本は
ラグビーワールドカップでは16連敗中。
対する南アフリカは
過去2回の優勝経験を持つ強豪中の強豪です。
誰もが日本は、連敗記録を
更新するものだと思っていました。
まさに「奇跡」です。
さて、この奇跡には1人の立役者がいます。
日本代表コーチのエディ・ジョーンズ。
そんな彼も日本ラグビーとの
出会いは、”戸惑い”からでした。
1. 勝利に興奮はいらない
エディはこう回想しています。
「例えば、大学ラグビーだと、
試合前のロッカールームでは
怒号が飛び交います。
そして、選手全員が泣きながら
目を真っ赤にします。」
「私は、日本人が冷静な国民だと
思っていので、この光景には
驚かされました。」
「同時に、馬鹿馬鹿しさも
感じました。」
「ラグビーの試合は、前半後半を通して、
80分あります。一時的な興奮が
通用しないことは、誰でもわかります。」
エディは勝利のために
こんな問いかけをしました。
その問いかけが全く新しい戦略を生み出しました。
2. 未来の風景が今自分がすべきことを教えてくれる
60分すぎればどのチームも疲労のため
スピードが下がりタックルの位置が高くなり
威力が弱くなります。
そこでエディはこんなトレーニングを
考案しました。
1)筋力トレーニングをして
身体を絞り、瞬発力を上げる
2)格闘技界で世界中の
大柄な選手を倒してきた
高阪 剛選手をコーチに招き
低いタックルを修得する。
その結果が、奇跡につながったのです。
私は日々たくさんの質問をいただきます。
でも、それらは1つの質問に集約されます。
その答えを教えてくれるのは
一時的なやる気ではなく
将来の理想の自分の姿です。
20年後、30年後
あるいはもっと先・・・
あなたの人生の
終了のホイッスルが鳴る前に
どうなっていたいか。
その映像のために今日できることは何か。
それを考えれば自ずと答えはでてきます。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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参考文献(P84~87 104~106)
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