「黒の正方形」「泉」「4分33秒」悪ふざけのような現代アートが億単位の評価を受ける理由とは?
「現代アート」と聞いてあなたは
何をイメージしますか?
「抽象的」「むずかしい」「ぼったくり」
たしかに常人には理解できないものに
驚くような高値がつきます。
本日は3つの代表例とその理由を
見ていきましょう。
1. 「黒の正方形」・「白の上の白」
1915年と1918年に
ロシア人芸術家
カジミール・マレーヴィチが
描いたものです。
「黒の正方形」は
文字通り、黒い正方形が
キャンバスいっぱいに
描いてあるだけ。
「白の上の白」は
白地に傾いた白い四角が
描いてあるだけ。
「これなら子供でもできる」
と誰もが思います。
しかし・・・
後者は、2008年に
6,000万ドル(約65億円)で落札されました。
2. 「泉」
このタイトルでありながら
目の前にあるのは
「R・マット」と署名された
男性用小便器。
1917年に美術家
マルセン・デュシャンにより
出展されたこの「作品」は
物議をかもしました。
「ふざけるな!」と誰もが思います。
しかし・・・
1997年、この作品に
ギリシア人蒐集家は
200万ドル(約2.1億円)を投じました。
しかも現物は廃棄され
写真しかないため
レプリカの1つに対して。
3.「4分33秒」
アメリカ人音楽家
ジョン・ケージ による
「作品」です。
楽譜はすべてTACET (休み)。
演奏家が出てきても
4分33秒、何もせず
無音のまま終わります。
4. 価値はストーリーから生まれる
なぜ、こうした「悪ふざけ」が
後世まで評価されているのでしょうか?
答えは、
「文脈(ストーリー)」が
あったからでした。
これらの作品の前には
長い芸術の歴史がありました。
その歴史が当たり前にしてきた意味付けを
最も単純な知覚で破壊する。
こうしたストーリーと
それを実行した覚悟と
見識に高い評価をおくっているのです。
僕らは自由に意味を見つけ
感動できる時代に生きています。
だからこそ、
あなたが今やっていることに
強い想いや覚悟があれば
それが価値になるのです。
価値はストーリーから生まれるのですね。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
最も身近なストーリーは
あなたの人生です。
どんなに流されて生きているように
思える人でも、実はそこには
見えない軸があります。
「今までのあなた」ができたストーリーを知り
「今からのあなた」のストーリーを自由に
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参考文献A(p.169-175)
参考文献B(P.71~73)
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