【Vの温泉宿 vol.1】九条林檎プランに泊まってみたレポート【推しが温泉宿とコラボ】
こんにちは。はじめましての方は初めまして。takaraと申します。
今回は推しのバーチャルタレント「九条林檎」様と、長野県の「信州油屋清右衛門」さん、「布引温泉こもろ」さんがコラボした「Vの温泉宿 in KOMORO vol.1」の感想について書こうと思います。
概要とご紹介
九条林檎とは
九条林檎様は2018年にデビューしてから企業→個人→企業→個人と波乱に富んだ経歴を渡り歩きながら活動する麗しのバーチャルタレントです。
2024年4月まではSony Music VEEに所属していました。
日々の雑談やお悩み相談配信、ダンス動画などの制作が得意。VRChatにも造詣が深く様々なイベントの司会を務めたり沢山のコラボを行っています。
ちなみに九条林檎様は2021年にもホテルとコラボしました。
当時のプレスリリースと体験レポートはこちら。
Vの温泉宿とは
「Vの温泉宿 vol.1 in KOMORO」とは、「推しが一室丸ごとプロデュースした部屋にファンが泊まれる」企画となっています。
主催は株式会社山岸産業 「信州油屋清右衛門」さんで、客室の提供は「布引温泉こもろ」さんが行っています。
信州油屋清右衛門さんと言えば、アニメ「TIGER&BUNNY 2」で西海岸の猛牛戦車ロックバイソンの右肩を飾ったプレイスメント企業としてもシュテルンビルト市民の間では有名です。
さらに2023年8月25日(金)~2023年10月31日(火)には「TIGER&BUNNY 2 小諸・軽井沢コラボ SUMMER RESORT HEROES」を開催し、布引温泉こもろさんでの日帰り入浴や宿泊プランも企画されました。
筆者はこの時に信州油屋清右衛門さんと布引温泉こもろさんを初めて知ったのですが、それ以前から「にじさんじ」「僕のヒーローアカデミア」等とコラボして様々な商品開発やイベントを実施されていたそうです。
「布引温泉こもろ」さんは、長野県小諸市にある天然温泉と美味しい料理が楽しめる温泉宿です。小諸駅からのバス送迎も実施されています。
プランの内容について
今回の「Vの温泉宿 vol.1 in KOMORO」ではVTuber「稲守サクヤ」「九条林檎」とコラボし、それぞれがプロデュースした部屋に一泊二食付きで宿泊できるプランとなっています。通常の宿泊料金よりやや割高ですが、お持ち帰りノベルティがつくことと様々な準備費等を含めたら、まあ妥当なのではないでしょうか。(チェキ1枚1000円とかの世界なので)
九条林檎様プランの詳細はこのような内容です。(各ツイートから引用)
宿泊レポート
1.まずは予約
宿泊予約はWebサイトの特設ページから行います。
ページ自体は布引温泉こもろさんのWebサイトにあるのですが、主催が油屋清右衛門さんなので内容やノベルティの情報はこちらのXアカウントから発信されています。
コラボ期間は10/1(火)~10/31(木)ですが、10月前半の予約は9/30(月)、後半から会期終了までの予約は10/10(木)が予約〆切となっていました。準備の都合上だと思いますが〆切の発信がコラボ告知より後になっていたため、常に情報を確認していないと直前まで予約できるように見えてしまうのが難点かなと思いました。次回からはお知らせに公式のハッシュタグ「#Vの温泉宿」をつけて欲しいですね。
筆者の場合は告知の段階で「絶対に泊まる!」と決めていたため、9/7(土)12時の予約開始と同時に申し込みを行いました。この辺タイバニで鍛えられてる。
土曜日を狙いたかったのですが、ふと、長野までの移動時間を計算し「午後半休取れば問題ないな」と考え直して金-土の一泊二日を予約しました。曜日によって料金に変動がないからこそできる荒業。予約時にバスでの送迎もお願いしました。
2.そして当日
仕事をぱっぱと終わらせて北陸新幹線で佐久平駅へ。JR小梅線に乗り換え小諸駅に到着。上田や軽井沢からしなの鉄道で向かうルートもあります。
当日は小雨が降っていましたが送迎バスは問題なく見つけられました。出迎えが運転手の方1人の場合もあるので、「布引温泉こもろ」と書いてあるマイクロバスに自分から近づいて声をかけるのがいいと思います。
バスで約7分ほどで宿へ到着。小諸駅から坂をぐーんと下って、千曲川を渡った後上り坂でぐんぐん高台へと上っていきます。道幅がそこまで広くはないため、電動アシストつき自転車でも土地勘がある人じゃないと通行は難しそうです。送迎を頼まなかった人はタクシーか自家用車がおすすめ。
フロントでチェックインを済ませて注意事項等の説明を受けた後は、エレベーターもしくは階段で客室のある2階へ移動します。
夕食と朝食の時間指定はチェックイン時に行います。また、客室に用意されている浴衣とサイズが合わない場合はここで別サイズのものを受け取ることができます。
結構いろんなところにポスターが貼ってあって嬉しい。泊まる部屋の扉にもポスターがあってテンションが上がりました。
今回宿泊した客室は8畳~9畳の和室で、浅間山とは逆方向にあるお部屋でした。3名まで泊まれるので広さは十分です。
客室全体の写真は撮っていませんが(普通に撮り忘れた)「旅館のあのスペース」こと「広縁(ひろえん)」のテーブルの上に、今回描き下ろしの九条林檎様スタンドパネルが配置されていました。麗しい!
卓上には今回のプランの目玉、林檎様が選んだ紅茶と本(5冊)、そして撮りおろしボイスが聞けるQRコードの台紙をまとめたファイルが置かれています。
その他にも茶びつや宿泊案内をまとめた冊子、布巾、テレビ番組表、地元のお着き菓子が用意されていて旅情をそそりますね~。冷水と電気ケトルもあるのでお茶を飲むには最適です。
入口側の小棚が展示スペースになっていて、林檎様の私物と写真が展示されています。
夕方に到着して食事の時間まで約1時間あったので、お風呂に入るのは後回しにしてまず部屋到着時の林檎様ボイスを拝聴し(1)、用意されていた本のうち1冊を読み、読後の林檎様ボイスを聞きました(2)。短い絵本だったのでサクッと読めたのがありがたいですね。
そうしているうちに時間になったので1階のレストラン「やまぼうし」に向かうと、スタッフの方が席まで案内してくれました。
夕食は信州の豊かな食材を使った「浅間ふるさと御膳」。日によってメニューが少し変わるそうですが、大体写真のような内容でした。お酒やジュースなどのドリンクは別に注文できます。(追加料金)
色々な食材があって目にも楽しいですが、なんといっても美味しい!太刀魚のお刺身は久しぶりに食べました。揚げ衣もふわふわサクサクで、温めている陶板鍋の蓋が開く前に全部食べ切ってしまいました(笑) 白ご飯もお鍋も美味しかったです!
お腹いっぱいになりながら部屋に戻り、夕食後のボイスを聴いて(3)、浴衣に着替えて今度は温泉へ。
内風呂は広々としていて、久しぶりに足を伸ばしてお湯に浸かれました。「布引の湯」は弱アルカリ性の温泉で、お肌がすべすべになります。ちょっと熱めと普通の熱さのお湯と、露天風呂の3種類のお湯に浸かれるのもいいですね。
温泉は日帰り入浴も可能で、フロントでチケットが買えるようです。
ほかほかに湯上がった後はお休み処に向かうのも良し、部屋に戻ってくつろぐのも良し。この日は20時から林檎様の配信があったので部屋に戻り、風呂上がりのボイスを聴いた後(4)、林檎様が選んだフレーバーティーをお供に、上位存在なんでも相談室(*1)を視聴しました。
配信は1時間ほどで終了したのでその後は仲居さんが敷いてくれたお布団に寝転がってもう2冊本を読み、ボイスを聴いて(5)(6)、0時を回った頃に寝る前のボイスを聴いて(7)就寝しました。お布団ふっかふかであっという間に寝てしまいました。( ˘ω˘)スヤァ
3.旅館での朝
目覚ましを6時にかけていたのですがその前に起床。すっきりとした目覚めでした。この日も曇り空でしたが、夕方近くまで雨は降らなかったので幸運でしたね。さて、さっそく温泉旅館の醍醐味、朝風呂へ!
朝は人が少なくてのんびり浸かれるのも嬉しいです。お風呂から上がった後、朝食の予約時間に再び1階レストランへ。この日は和朝食でした。バイキング形式の時もあるそうです。
お味噌汁を掬うお玉(レードル)が両口タイプだったのは個人的に嬉しかったです。いつも右利き用ばかりだったので……こもろさんの好感度が爆上がりしました。(単純である)
ご飯は朝だから少なめによそっていたのですが、お皿の上には味付け海苔にしらすおろしに明太子に焼鮭に梅干しに漬物に温泉卵にめかぶ……これ白米がっつり食べさせるやつだ!(しっかり完食しました)
朝食後はチェックアウトまでゆっくりしたいところですが……待て、まだあと2冊読んでないぞ!?どうしよう!
比較的ページ数が少ない本から読んでいったので全て読み切るには少なく見積もっても5時間はかかる……仕方ないので本のタイトルだけ控えて先にボイスを再生しました(8)(9)。割り切るのは大事。本は買ったり借りたりして後から読めますからね。
荷物をまとめ、出立前の最後のボイスを聴き(10)、忘れ物がないかチェックしてお部屋にぺこりとお辞儀をしてから9時半すぎに1階のフロントへ降りました。
ロビーの売店でお土産も物色し、お会計。(購入とチェックアウトの清算は別々になります)
領収書とお持ち帰りのノベルティを受け取った時にスタッフの方と少しお話することができました。宿泊の感想は客室に用意されていたアンケート用紙に書けばよかったのですが、朝の支度ですっかり忘れていて……拙いですが感想を伝えられて良かったです。
4.まとめ
というわけで九条林檎様のプランで用意された撮りおろしボイスはなんと11種類でした。豪華!
さらに1冊分の朗読ボイスもあるので実質ドラマCDを1枚聴いたようなものです。ドラマCDが買いたい。
朗読ボイスもとても素晴らしく、しっとり落ち着いた林檎様のお声で読み上げられる文章の一つ一つから物語の世界が浮かび上がり、すうっとお話の中に入っていくような感覚が味わえる素敵なひと時でした。林檎様の朗読は他にもありますが、この本の朗読を聴けるのがここだけというのは贅沢でもあり、もったいなくもあります。またどこかで聴けたらいいなぁ……。これから宿泊される方もいますし、驚きを残しておくために伏せて書いている部分がありますが、コラボ期間が終わったら写真なども上げ直したいと思っています。上げ直しました!
とにかくとても楽しい長野旅行だったので、コラボ以外でもこれから行かれる方はぜひ楽しんできてください! 良い旅を!
お持ち帰りノベルティと事後通販グッズ
事後通販のグッズが届いたのでお持ち帰りノベルティと一緒に紹介します。
宿泊者特典のノベルティは描き下ろし絵柄のポストカードと林檎様のお写真(背景が露天風呂ですね)、100mmサイズのアクリルスタンドです。
そしてオリジナルラベルがついたウーロン茶も。
(ちゃんと撮った写真がこれだけでしたすみません)
こちらは事後通販で入手したグッズです。描き下ろし絵柄のポストカードとステッカー2種セット、アクリルキーホルダー、オリジナルドリンク(ウーロン茶)。ドリンク缶のラベルは宿泊者特典では宿泊日になっていた記載がコラボ期間に変わっており、下部のコメントも宿泊者特典は「Appleful time / An apple keeps the doctor away.」通販版は「林檎壱個で医者要らず」+蝙蝠のロゴ入りと仕様に違いがあります。この文章はもしかして林檎様ご考案でしょうか?
また、3500円(税込)以上購入すると先着順でA3の九条林檎ポスターが貰えます。フルセットで買うと金額ばっちり超えますね。この記事を更新した時点(11/17)ではまだ買えるようなので、お早めにどうぞ!
お土産
お次はこもろさんの売店で買ったお土産をご紹介。
1.信州芽吹堂 くるみゆべし
土産はお着き菓子を買っておけば外れなし、ということで買いました。10個入り。醤油をきかせたお餅の中にクルミが入っているあまじょっぱいお菓子です。素のままでも柔らかくモチモチして美味しいのですが、なんとコーヒーにも合うそうで、今度試してみたいと思います。
2.信州小諸いちごボーロ
小諸と名前がついていたので購入。名前の通り小諸市産のいちごジャムを使ったほんのり甘酸っぱいボーロです。作業のお供によさそう。
実は小諸市は「いちごジャム発祥の地」なんですね。道理で長野の土産屋さんにジャムがずらっと並ぶわけだ。去年買ったルバーブジャムも美味しかったです。
3.御牧ケ原ポタージュスープ
甘いもの以外も、ということで購入。小諸の御牧ケ原(みまきがはら)産の「幻の白いも」白土ばれいしょを原料にしたポタージュスープです。
さっそく飲んでみましたが結構あっさりとした風味でなめらかな舌触りがとても良かったです。温めても冷たくても美味。小さい子にもよさそう。検索したら通販でも販売していました。
おまけの小諸観光
ここからはおまけなので読まなくても大丈夫です。
小諸駅前の観光スポットをちょっとだけご紹介。
小諸城は日本で唯一、城郭が城下町よりも低い位置にある「穴城」です。
田切地形と呼ばれる深く抉られた自然の谷の上に城があり、戦国時代には山本勘助、馬場信房らが城郭を整備して堅牢な城に造り変えたとか。その後滝川一益、徳川秀忠、仙谷秀久、など様々な城主を迎え、江戸時代に入ると譜代大名の牧野氏が長く藩主を勤めたそうです。
まずは国の指定重要文化財になっている大手門の方へ。
1.小諸城址 大手門公園
立派ですね~! こちらは南側の写真で正面は潜り抜けた反対方向になります。北国街道から小諸城に入る表玄関がこの大手門です。
脇には二階櫓に登れる階段があり、中の資料展示室を拝観することが出来ます。入場料無料。土曜日だったので入ることが出来ました。
(4月第1土曜日~11月第2日曜日の土日祝、8月の平日のみ開館)
開館時はガイドの方がいて、小諸城址がどのように出来たかのお話や建物の構造(1階と2階で違う)重要文化財になる前の話などを聞けました。
穴城の話もここで初めて聞いたので、城址観光の前に立ち寄った方がよさそうです。
他にも本陣主屋や旧本陣問屋場などがありますが、ちょっと飛ばして地下道を渡り駅の南方向へ。三の門から懐古園へ入場します。
・・・と、その前に
2.信州蕎麦 草笛 小諸本店
大手門を見ている間に11時になりかけていたので、三の門のすぐ横にある「信州蕎麦の草笛」さんの小諸本店に向かいました。玄関前には既に10人以上が並んでおり、しかも続々と人が増えていく……!(びっくり)
とはいえ開店してからは待ち時間は少なく、カウンター席に座ることができました。(この日は団体客の予約が入っていたため若干忙しそうでしたが)
Googleマップでたくさんの美味しそうなお蕎麦の写真を先に見ていましたが、まずは名物の「くるみそば」と「くるみおはぎ」を注文。
特製のくるみのタレをそばつゆで溶かして食べるそうです。食べてみると、胡麻だれよりもあっさりとした味わいで、ほんのりと甘みがありました。お蕎麦も細身で軽く、するするっと口の中に入っていく感じでとても美味しかったです。
くるみおはぎはもち米の握りにくるみのきな粉がまぶしてありました。こちらも甘すぎない味わいで良かったです。テイクアウトで買っていく人を窓越しに沢山見かけました。
3.小諸城址 懐古園
お腹がいっぱいになった後はいよいよ懐古園へ。
入園料は300円ですが、500円の共通券を買うと4つの施設(藤村記念館、徴古館・小山敬三美術館・小諸義塾記念館)に入ることができます。1つでも行くなら共通券の方がお得ですね。
穴城というだけあって、深い谷と断崖絶壁が自然の城堀を作っていてこれは攻め難そうだと感じます。昔は吊り橋が掛かってそうだな……。
かと思うと富士山まで見渡せる見晴台のような場所もあり、攻防に優れた堅牢な城塞という印象を受けました。めちゃくちゃ広いなー!
ケヤキや桜、紅葉の木もたくさんあり、すべて赤く染まったら綺麗だろうなあと思いました。10月下旬から開催の紅葉まつりの頃には、より綺麗な景色が見られるでしょうね。
園内の動物園は入場無料でした。(整備工事中のため部分休園しています)
4.停車場ガーデンCafe
だいぶ歩き疲れたので駅へ戻り、近くの停車場ガーデンCafeへ。
喉が渇いていたので季節限定のぶどうフロートをいただきました。デザートセットや季節野菜の菜園風カレーも美味しそうでしたね。
このあたりで時間が迫ってきたので小諸を離れ、帰路に就きました。北側の小諸宿の方は全然観光できなかったので、また行きたいですね。
お土産
ラストは軽井沢駅で買ったお土産をご紹介。
ジャムで有名な沢屋さんの長野限定(と思われる)シナノドルチェりんごジャムと信州丸あんずジャム。
そしてNewDaysに売っていたクラフトコーラの浅間コーラです。シロップなので炭酸水と混ぜたりそのまま飲むのも美味しそうです。あとお湯割りも試してみたい。
時間があれば軽井沢も行きたかったですが、天候が崩れてきたのとタイバニコラボで一度行っているため今回は見送りました。先月は「東御の刀鍛冶展」目当てに田中へ行きましたし、一昨年には坂城町の鉄の展示館「鎌倉時代の日本刀展」に行きましたし、「九条林檎×ANIERA」コラボで松本パルコにも行きましたし、気付けば長野にたくさん足を運んでますね。
また機会があれば訪れたいです。レッツ信州旅!
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