老齢年金の賃金・物価スライドって?
賃金・物価スライドは、
マクロ経済スライド同様に、
公的年金制度の持続可能性を高めて、
将来世代の給付水準を確保することを
目的に導入された制度になります。
少子化、平均寿命の伸びなど、
長期的な社会構造の変化に
対応するためのルールが
「マクロ経済スライド」でしたね!
一方で、
賃金や物価動向など、
短期的な経済動向の変化に
対応するためのルールが
「賃金・物価スライド」になります。
公的年金制度は、
世代間の仕送りであることから、
支え手である現役世代の
負担能力に応じた給付とするため、
2021(令和3)年4月からは、
賃金の変動が物価変動を下回り、
現役世代の負担能力が低下している場合には、
年金額を賃金変動に合わせて
改定する考え方を徹底します。
賃金変動が
マイナスで物価変動より低い場合は、
賃金の変動に合わせて
年金額も減額されることになります。
一緒に学んでいきましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?