マイナーだけど、これから伸びるであろう世界
今日は久しぶりの大岡山。東京工業大学の大岡山キャンパスで液体金属のお勉強をしてきた。連続運転する核融合炉における有望な核融合反応は、トリチウムと重水素が融合してヘリウム分子と中性子を一つ作る反応であり、その反応を作るために巨大な超伝導電磁石で1億度を超えるプラズマを炉心に閉じ込めるのがトカマク型原子炉であり、その実験炉がフランスに建設中の「ITER」だ。
その出た中性子をリチウムにぶつけてトリチウムを作り、燃料としてリサイクルする予定だ。次世代の原型炉では、そこで鉛とリチウムの合金を液体金属にして中性子を捉えてガス化したトリチウムを分離し、再度炉心に送り込むのである。
ちなみに生成したヘリウムは冷却器にかけられ超伝導磁石の冷却に使われる。エコなシステムが完成する予定なのだ。
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