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松茸と軍事力

 松茸の季節がやってきた。キノコというのは不思議な生き物だけど、松茸はその中でも別格だろう。あの独特の香りと食感。
 キノコというのは採れたてが一番香りが高く、収穫後からどんどん香りが飛んでしまう。「中国産の松茸は香りがしない」なんて話もあったが、それは物流の問題。物流網が以前よりもずっと発達した現在では、中国産松茸も国産と遜色なくなってきている。むしろ大陸産のほうが大きいし香りも強かったりする。“良い松茸=国産”の時代はもう古いのかもしれないと思った。

 昨日もWAGYUMAFIAゴルフコンペの打ち上げでワギュジスカンもつ鍋に一本5000円の松茸を死ぬほど裂いて放り込んで食べた。鉄板焼きコーナーでは、あろうことか細かく砕いた松茸をもんじゃ焼きに放り込む始末だ。バチが当たるに違いない(笑)。

 そんな松茸。かつては各藩の軍事力を推し量るのに利用されていたらしい。
 いったいどういうことだろうか?

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