閉鎖的な業界だからこそ、新参者にはチャンスしかない

最近のWAGYUMAFIAグループお気に入りのヘビロテは『SUSHIMAFIA』だ。北九州戸畑の『照寿司』とのコラボレーションで赤坂に『照寿司東京』を作ったのをきっかけに、隣に暖簾だけで隔てられたレギュラー6席の立ち食いカウンター町寿司をオープンしたのである。立ち食いなので頑張れば10人は行ける（笑）。

ここがいい感じなのである。寿司を食べ歩いて感じたことは、ネタとシャリが良ければ寿司は美味いということだ。
ネタには自信がある。もともと何度もコラボレーションさせてもらっているマグロの仲卸『山幸』さんをはじめ、最近独立されたフグの仲卸の『クシダ』さん、そして照寿司からのクエを始めとした九州の美味しい魚などなど日本でも有数のネタを仕入れられる。もちろん和牛もだ。

さらに安曇野の皇室献上ワサビや九州有明の海苔、糸島のミツル醤油などなど寿司を彩る脇役たちも最高のものをそろえた。
自家製醤油漬けいくらと、とおの屋要の世界一のどぶろくを使った錦鯉ショット、キャビアをたっぷり握ったおはぎなどなどユニークなメニューもどんどん新規開発している。職人の世界だったからこそ、新しいネタがほとんど生まれていないのだ。

職人の世界とは基本的には親方から習った仕事を忠実に再現する。変なことをしようものなら、時代が違えばゲンコツが飛んでくる世界だ。だからこそ新参者にはチャンスしかない。伝統をリスペクトしながらYouTubeで技術を向上させつつ、新しいことに自由にチャレンジできる。
今のSUSHIMAFIAの大将は若干20代のタニーだ。持ち前のコミュニケーションスキルでファンの心をガッチリ掴んでいる。

この町寿司スタイルを展開していきたいと思っている。元気がある若者！　ぜひSUSHIMAFIAの門を叩いてほしい。

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