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今更ながらFINAL FANTASY15について NO.2

今回は
主人公ではなく、主人公の父

『レギス国王について語りたい』

と、思います。

※ちなみに、どんなゲームかストーリー知らないかたは、YouTubeのリンク貼っておくのでそちらをご覧下さい→https://youtu.be/SesUZ_6yg-U

先ず、映画『kings glave final fantasy 15』と、ps4『FINAL FANTASY15』を見る限り、僕のレギス国王の印象は

『駄目な国王』

と言う印象です。
先ず、FINAL FANTASY15の最初に来るイベントは

『王都、陥落』です。

王都が陥落するきっかけとして、停戦協定を王都で行う…と言う点があります。

通常、停戦協定を結ぶなら、中立国で行うべきです。何処に一方の本拠地で停戦調停をする国があるのかな?と思いました。
更に、それは帝国の罠で王都は戦火と化し建物は破壊され、沢山の犠牲者を出します。

それも、後々に出て来るハンマーヘッドの旧友シドは動揺するノクティス王子一行に
『知ってて迎え撃ったが、力及ばず』と語ります。

知ってて、王都で迎え撃つなんて、理解出来ません。
中心部では思いきって戦う事がこちらは出来ない上に、ニフルハイム帝国にしたら敵の本拠地なんてどうなっても良いわけで、この時点で不利な訳ですよね。

しかも本人は、アッサリと敵の甲冑を来たグラウカ将軍に撃ち取られてしまう訳です。

しかし
映画『kings glave final fantasy15』を観ていて、やむを得ない事情も、ルシス王国レギス国王にはあったのかな?とも理解できます。

そもそも

ニフルハイム帝国と、ルシス王国の戦争は
・魔導兵
・シガイ
の登場により、ニフルハイム帝国側に大きくパワーバランスは傾き、ルシス王国は徐々に領土を失っていってました。

停戦協定の話を持ちかけられる直前の戦争では、一方的にルシス王国は圧されています。
戦力の差を見せつけた後に、敢えて軍を引いてマウンティングを完全に取った上で、停戦協定を提案するので、ルシス王国にしたら実際は停戦協定がニフルハイム帝国のやり方を考えると穏やかじゃないと知りつつも、占領されるよりは、遥かに良い選択で、選択の余地が無かったのが実際でした。

映画『kings glave final fantasy 15』を見る限り、レギス自身も、これしか選択が無かったし、ニフルハイム帝国の罠が停戦協定の調停式当日とは当初気づいていない様子でした。

罠と言うことは、王の剣と言われる特殊隊のニックスに強引に進言されてはじめて気付いた様子でした。

この辺も迂闊だったと思います。

『王の剣含む移民の心を掴めていない』

映画でも、ゲーム本編でもそうですが、王国以外の国の民の心を掴めていないことが、自分の首を結果的に絞めています。

ニフルハイム帝国のレイヴス将軍等は良い例だと思います。
レイヴスやヒロインのルナフレーナあたりは、テネブラエでルシス王国のお偉い方が集まっているところを、ニフルハイムの帝国軍に襲われ、あたかもレギス国王は息子のノクティスを抱えて逃げてしまいます。

その場には、逃げ遅れたルナフレーナとレイヴスが取り残されてしまい、そのまま、テネブラエはニフルハイム帝国に占領されてしまうのです。

そんな光景を目にしたら、誰しも
『あ~もうこんな敵前逃亡するような王の国なんてあてに出来ないわ。うちの国は占領されちまうし…』って思いますよね。

特に神凪の一族でもあるレイヴスは、酷く傷付いたと思います。

『こんな王では、世界は救えない…なら、俺が…』

そう思ったからこそ、レイヴスはニフルハイム帝国で一生懸命出世したのだと思いますし、王都襲撃は、それを叶えるまたとないチャンスだった訳です。

そして

王の剣のメンバーも同様。
魔法障壁の中で安穏として、王国領土を減らしているようにしか見えないレギス国王に対し、移民として祖国を取り戻したいと言う思いを持ちながら日々死線をくぐり抜けている身であれば、先の見えないジリ貧の国王は、逆に憎しみの対象に変わる。

そこで追い討ちをかけるような『停戦協定の受諾』

国王は、移民の祖国をとりもどすこともなく、自分の保身に走っている…と、見られてもやむを得ないです。

結果的に、特殊隊で戦闘力も高い、王の剣のメンバーはニフルハイム帝国側に裏切るメンバーとで分裂していました。

やはり、移民で構成され、前線で戦う王の剣のメンバーには、特殊待遇や移民の祖国奪還のための意欲を伝える必要があったと思います。

こう言う、フォローアップが無いからこそ、ドラットー将軍(=ニフルハイム帝国グラウカ将軍)に長きに渡りニフルハイムへ裏切られ続ける訳です。

更に言うと

ノクティスがコル将軍からレギスがニフルハイムの罠と知りつつ、自分だけを逃がした事を告げられたときも『王は民を守るのが王だろ!』的な事を息子から言われてます。つまり、息子からも理解されなかったんですね。

やはり、物事や政というのは、配慮や見通しを常に提示しなければ、停滞し、このように裏切り、恨まれオンパレードになってしまう訳です。

レギス国王自体は、悪い人ではないと思いますが…💧

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