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言葉の行き交い [11/14〜11/20の日記]

新居の引き渡しが完了しました。
それでは今週の週報。

11/14(土)

TOKYO BIKEを見に豪徳寺のサイクルショップへ。今日は買う予定ではなかったのだけど、店主が長年愛用しカスタマイズしているのを試乗させてもらって、話を聞いてたらこのプロダクトなら長い付き合いができそうだと感じられてその場で購入。

新居の暮らしの楽しみがまたひとつ。


11/15(日)

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次の家で新しく取り入れるソファで悩んでいたので実際に作業途中の家に行く。

徐々に新しい家が出来上がっているのがわかってワクワクする。

ふと、次の家ではもっと写真とかイラストを額に入れて飾ろうと思った。著名な写真家やイラストレーターではなく、僕が応援したい人の作品をしっかりと買い取って囲まれるのは心地が良さそうだなと。季節ごとに作品を入れ替えていくのも良いかもしれない。

新しい(嬉しい)悩みごとだ。

11/16(月)

夕方打ち合わせのため外出。
小春日和。

コラムを書いている眼鏡屋さんから、今回のコラムが反響がいいと連絡があった。

今回のコラムはスルスルと書けたもので2時間足らずで書けたものだった。書けない時は1週間くらい悩むのだけど、そうゆうものほど不思議と読まれなかったりする。

以前も妻のことを書いたコラムはとても読まれたのだけど、これも1時間程度でササっと書いたものだ(ササっと書いたなんて言うと妻に怒られそうだけど)。

共通点があるとすれば、誰かとやりとりしたことは書きやすいに読まれやすいということだ。あとは明確に1人目の読者がわかっているということ。

今回は個人でお店をしている方の素敵なお話だったので、同じような商いをしている人、特にこのコラムをオーダーしてくれている眼鏡屋さんに読んでほしかったし、以前書いた妻のコラムについてはもちろん妻になる。

誰かに何かを伝えようとすると、つい力んで自身の内奥に潜って言葉を捻り出すようなことがある。でもそうやって捻り出す自分の考えなんて大したものではないことが多い。そもそも僕自身、これまで関わってきた多くの人たちの「積み上げ」なのだ。

だからやるべきことは誰かの言葉に耳を傾けることを怠らないこと。そしてなるべく「健康な身体」で自身の中を通して改めて言葉にすること。そして誰に向ける言葉なのかをイメージすること。

外出が減り、言葉に触れる機会が減っているのはやはり由々しき事態だ。なるべく誰かの言葉に触れられる環境を作れるようにしよう。

11/17(火)

1日打ち合わせ続き。

いわゆるサイト制作におけるディレクターの役割というのはとても難しい。とある打ち合わせを聞いていて感じたことだ。

その担当ディレクターはとても優秀に見える。テキパキしているし論点も的確だ。しかしながら機械のように息つく暇もなく課題を処理をしている様を見て危ういな、と思った。

それはつまり、立ち止まって吟味するべきものも、「進行管理」という大義名分の元、他案件と同様に処理しようとするようなことなのだけど。

ディレクターのもう一つの顔は「ガイド」だと思う。その「ガイド」に必要なのは熱量の把握だ。そこを蔑ろにして全ての「案件」をパースペクティブに俎上にあげると、後の方で「やっぱり…」ということが起こりやすい。なかなか難しいし、本来的にはひとりでやることではないのかもしれないけれど。

夜は懐かしいメンツと食事。

11/18(水)

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最近のマイナスな面の「言葉の行き交い」を眺めていると、境界が溶けるほどに分断が強まるような気がしてしまう。テリトリーを守るという本能(なのかわからないけれど)が溶けさせた境界に新しい壁を構築していく。そんな気がしてならない。

11/19(木)

資料作ってた。

11/20(金)

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有給。
新居の引き渡し。

夜は妻の誕生祝いに「ル・キャバレ」へ。

妻には付き合い始めてから毎誕生日に手紙を渡す慣習がある。今回で10回目(?)くらいになる。年々言葉は減るのだけど、目の前で読まれる言葉を考えるというのは毎回背筋が伸びるし、ありきたりだけど感謝の念が湧き上がってくる。

新居でどんな暮らしが待ってるかはわからないけど、穏やかに、ほどよく刺激的なことを持ち込んで暮らしていきたい。


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平山高敏
ありがとうございます。 サポートって言葉、良いですね。応援でもあって救済でもある。いただいたサポートは、誰かを引き立てたたり護ったりすることにつながるモノ・コトに費やしていきます。そしてまたnoteでそのことについて書いていければと。