元気があればなんでも [11/7〜11/13の日記]
近場の温泉に来ています。
それでは今週の週報。
11/7(土)
次の家に先んじてエアコンを届ける必要があり、朝一で予約していたエアコン専門業者が撤去作業にやってきた。
やってきたのは3人組で、揃って(たぶん)60-70代だったことにはじめ面食らったのだけど、快活な挨拶から始まり場慣れした手捌きでものの30分足らずで3台の撤去作業を終えてしまった。
仲が良いのか、作業中も3人はあだ名で呼び合っていて、こういう歳の取り方はとてもいいなと思った。なんか元気をもらっちゃったな。
その後晴海埠頭まで行って髪を切ってもらい、サッパリしたところで近くのカフェで眼鏡屋さんのコラムを執筆。思いの外筆が進み1時間くらいで書き終えてしまった。
なんだかパキパキと事が進む1日だった。午前中のおじさん効果かしら。
11/8(日)
引越しの荷物整理を午前中いっぱいかけて行う。一区切りついたところで料理家の今井さん教えてもらった「広味坊」の担々麺を食べに行く。汁を飲み干したそばからまた食べたくなるおいしさだった。
この街もあとひと月足らずでこんな美味しいお店に出会えるなんて、少しだけ名残惜しい気分。
11/9(月)
粛々と仕事。
11/10(火)
2ヶ月ぶりの遠野へ。今回もとてもいいお話を聞くことができた。現場感のある人の言葉はスーッと入ってくる。そして後になってお腹の中でじわじわと温まってくる。
そういう言葉を持っている人となるたけ一緒にいたいし、僕もそういう言葉を持てるようになりたい。
眼鏡屋さんのコラムを無事に公開。
ひょっとしたら、プレゼントとは相手の未来を祈ることなのかもしれない。
僕らは誰かにプレゼントをすることで、相手の未来がちょっとでも良い方に向かってほしいと祈っているのではないだろうか。直接言葉にできない(もしかしたら潜在的に思っているだけかもしれない)ものだから、愛着のおけるモノに託すことで祈りの代替をしているのではないか。
大袈裟な話だ。でもその小さな祈りをプレゼントに託すというのはなんとも健気で美しい所作のようにも思える。
11/11(水)
昨日の疲れを引きずっているのか、とにかく身体が重い。まったく捗る兆しを見せることなく1日を終える。
夜はメディア界隈のオンライン会合。ここでもうまく話せずにモヤモヤとした時間を過ごすことになった。
「元気があればなんでもできる」、ほんとその通りだ。土曜日のおじさん達を思い出しながら実感を強める。
11/12(木)
今日も身体が重い。昨日のオンラインの自身のまとまりのなさを振り返って心なしか気も重い。
この不調の理由はなんとなくわかる。「地に足がついていない」からだ。現時点でどうにもならないことをアレコレ考え過ぎている。
足元にあることに集中して積み上げた先に未来がある。それはわかってはいるものの考えてしまう。悪い癖だ。
どちらにせよ、すぐに足元にボールは転がってくる。そしたら先のことは「手放せる」。それまでモヤモヤしながら待っていよう。
夜は壮行会のような食事会。いい夜だった。
11/13(金)
休みをもらい、下北沢にできた「湯庵別邸」へ。
温泉とサウナに入り、心持ち身体が軽くなったような気がする。
さて11月もあとわずか。引越しもあるし、引き継ぎもある。寂しい嬉しい月間だ。