マジックアワー【エッセイ】
最近夕方に走ることが多い。昼間でも走れるのに何故か走る気になるのは夕方でして、私は走っている時の空をスマホのカメラに収めインスタに載せるのが趣味なんだけど、最近は夕方のマジックアワーと呼ばれる空を写真に撮るのがマイブーム。
空はどこまでも広い。昼間の青空も好きなんだけど、夕方と夜が両方見られるマジックアワーと呼ばれる空に魅了されその空が見たくて夕方になるとジョギングを始める。不思議な気持ち。
年末年始は忙しすぎて走れていなかった。
しかし、これではいけないと思いまた走り始めた。
空はいつでも私を迎えてくれる。空はいつも変わらない姿を見せてくれる。私は変わりたいのに変われないなぁ。でも変わらなくてもいいかなとか葛藤したりして。それでもお気に入りの曲を聴きながら空を見上げて一歩ずつ走るとマジックアワーな空が私の心を包んでくれる。今は寒いけど、この時間だけはちょこっと温かくなる。体も心も。
マジックアワーは私の心を豊かにしてくれる。センチメンタルになったと思ったら前向きな気持ちにもしてくれるし、泣きたい気持ちにもなってくるから不思議な力をくれる何かを持っているのかもしれない。
今年も細々と走る。
こちらの記事にも書いたことがあるのだが私が走るのは体力作り及びダイエットの為だけではない。もはや自分と向き合うために走ることが多い。走ると頭がすっきりする。脳の活性化とかそういうたぐいなのかもしれないなと思う。
だから、このマジックアワーに走るのはとても理にかなっているマイブームだと思われる。もはや理屈では言い表せない空。また空のブームは変わるかもしれないけど私は変わらずまた走り始める。それまで毎回マジックアワーの空の下を楽しむ所存。