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祝! 電子申告ゲート

世の中どんどん人間の手を使わずに便利になってゆく。人間の仕事を機械がやってくれるようになっているということだ。
 
海外から帰ってくると荷物を持って税関の係員の所で最後のチェックが入る。荷物を確認の為に開ける権利が向こうにあるので、そう言われたらぎゅうぎゅうに詰めたBAGを開けなければならない。最近はほとんど無いのだけど、その羽目になると面倒くさいのと、プライベートを見られる感覚があって好きではない。悪いことはしていなくても、緊張が走る瞬間でもある。
 
昔、ミラノの空港でどこかのツアーの添乗員が免税の書類にスタンプを押してもらうために税関に並んでいるメンバーに対して ”別に悪いことをしているわけではないので、堂々と行ってくださいね” と言ってるのを聞いて確かにな・・・と思ったものだ。

機内で配られる税関に提出するクリーム色の書類、あれを書くのはちと面倒なのだ。それも建前の、武器は持ってますか、麻薬は持っていますか、地金は持ってますか・・・のようなつまらん質問にチェックをしなければならない。あえて言えば、別荘品があったり免税以上のタバコやお酒を持っているかどうかなら聞く価値もあるけれど。
 
お酒は3本までというのは免税の範囲として3本までと決まっているので、税金を払えば4本でも12本でも持って帰れる。とはいえ、航空会社と席のレベルによって重量のリミットがあるので無限というわけではないけど。薄いお酒? ワインなら1本多く持って帰って申告すると150円とか200円位で済むのだ。ベルギービールの大瓶を12本持って帰った時もある。普段は申告なしの緑のゲートに並ぶのだが、税金を払うときは課税の赤いラインに並べばいくら払うかを計算してくれる。目の前にある銀行で払えばそれでおしまい。変な言い方だがチェックもしない。3本までしか持って帰れないというわけではないということ。
 
そんな帰国時の税関だが、新しいシステムが入って事前に入力しておけば顔パス(顔認証)にて、通過できるようになったという・・ それは、精神的な平安がある、悪いことはしていませんよ・・ 事前にクリームの申請書と同じような内容をスマホにて入力しておいてQRコードを出せるようにしておく。帰国時、荷物の所にある登録機で、パスポートとQRコードをスキャンして、顔を登録しておくと係員を通らずにゲートの顔パスで通過できると言う。なるほど便利になったものだ。別荘品や課税の場合は係員がいるゲートを使う。正式名は 税関検査場電子申告ゲート

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今のところこの7個の空港だけが対応可能 成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、新千歳空港、那覇空港。

税関のWEBサイト
https://www.customs.go.jp/kaigairyoko/egate.htm

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2022年9月 羽田空港の電子ゲートは完成していたが閉鎖されていたので、いつもの緑のゲートへ行ってそこに置いてある機械にて対応した。まだ浸透してないのかしら? それとも、顔認証の不具合なのか・・・ ま、紙を書くよりかはいいと思う。


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高雄一史 (taka) ossu
チップを頂くのは日本人としては貴重な体験、ありがとうございます