加湿器直した
ボネコの加湿器は気化式なので超単純な構造。こんなのでいいのかしらと言いたくなる。モーターで16枚ある円盤が水を含みながら回転してそれにファンで空気を当てて気化させている。
だからモーターは2個しなない。モーターは1個で2個目はギアで分けてるのかと思ったが独立した2個だった。
今年も活躍してもらおうと電源を入れてスイッチを回したがうんともすんとも言わない。こういう時は、スイッチの接点不良か電源コードの断線が怪しい。電源を辿ってみると、一箇所潰れている所があった。こんなのは覚えはないのだが潰れて断線している模様。その部分をカットして半田付けして復活させる。こんなのは簡単なのだ。
ところが電源をいれても先ほどと同様うんともすんとも言わない。そう言う時はスイッチが怪しい。そこへ100vの電源をぶち込んでやれば動く事だろうと分解を始める。単純な構造なので簡単に分解できると思ったが・・・
表題の写真のように、単純な+プラスやーマイナスのネジではなく、六角レンチで動く正六角形の穴が空いているわけではなく星型の穴が空いている。
=もう一度写真=
自慢だが、私はこのレンチも持っているのだ。写真の上の方、しっかり星型をしている。六角レンチはまだポピュラーだけどこれはちょっとマイナーである。なんでこれを持っているのかというと、ルノーの車を持っていた時に内装にこれを使っていたので買ったのである。
=正式名を知りたい=
星型六角レンチ で検索してみると出てくるものだな・・・・
調べると、トルクスというアメリカの会社の固有名詞のようだ。それでは一般名は・・・Wikiより
一般的な規格としては、ISO 10664でヘクサロビュラ・インターナル(hexalobular internal)とされています。また、6個の突起・耳たぶとして、ヘックスローブまたはヘクスローブとも呼ばれています。
・・・だそうです。こんなのはどうでもいいです。
けれども、問題は・・ スイッチにたどり着くまでにここまで分解しないといけない・・・
左上に写っている透明プラスチックの円盤がゆっくり回転しながらファンの空気を当てられて気化するという構造。
その下にある四角い機械がテスター:なんと私はこんなのを持っているのだ。多分30年位前に買ったSOARのデジタルテスター! 前に使った時に電池は入れてあったんだなテストの為、交流=AC 250Vに設定してコンセントに刺してみると、それなりの数値が出てきたので壊れてない模様。
それを加湿器の基盤の電源に繋いでみると100Vの電気は来ていない・・・
それでは断線かと思い、抵抗モードにしてコンセントの先端からここまでを測ると無限大の抵抗値。つまり断線していると言う事だ。
なんだせっかく半田付けしたのに・・・
今度は別の100Vコードを持ってきてここに並行に繋げてみると(ショートしないように注意・・)モーターが動き出した。
つまりコードが断線していたのが予想つく・・・ 基盤内でのショートも可能性はあるけど動くから気にしない事にするのと、そっちが壊れていたら直せない。
一度分解してしまったのを組み立てるとネジが何個か余るのは経験者なら知っているはず・・・
昔、スカイラインGTRを全部分解して全部組み立てられる自動車の先生と呼ばれる人が友達でいたけど、気が遠くなる話だ・・これはおまけ。
うまく組み立てて内部の掃除もして今日も元気に加湿している・・・
おまけ:気化式の加湿器は周りの温度に比例して気化する水量が決まるので寒い部屋では湿度が上がらないけれど、窓に水滴が付くようなレベルにはならない。
それに対して、強制的に気化させるやつは水蒸気が気体の状態を維持できなくなると液体となり温度の低い窓に水滴として存在する。
その辺の構造を知っていると、いい事もある・・・のか?
小学校や中学校で習う理科とか科学の事がこんな所で役にたつ。
蒸気圧の法則・・だったかな。