見出し画像

目的地になるローカル鉄道 京都府宮舞線の絶景旅 #385

皆さんこんにちは。双子パパTakaoです。

狂犬ツアー@京丹後に参加した翌日、1泊延泊して、京都府舞鶴市の観光をしてきました。

今月は京丹後の狂犬ツアーとその後の旅の経験がインパクト強すぎて、これらのテーマで書き続けることになりそうです。

さて、今回は、「この美しさは、目的地になるだろ!」とびっくりしたローカル鉄道、宮舞線の旅について紹介したいと思います。

海の京都、海の上を走る列車で有名な宮舞線の鉄道路線は、この電車に乗るためだけに旅に出かけても良い路線だと感動しました。

鉄道好きでなくとも、海の上を走る列車体験は貴重な体験になりますので、家族連れにもオススメです。


宮舞線の路線

京丹後鉄道で宮津駅から西舞鶴に至る路線が「宮舞線」と呼ばれています。

宮舞線の路線図と位置関係

栗田湾を左手に眺めながら、走る列車は絶景で、景色を楽しむことができる素晴らしいローカル鉄道です。

峰山駅から出発
味わいのある列車
どこでも一緒に旅するTHERMOS
列車の内装も味がある

右手側には、山の緑も深く、海の京都らしく自然の豊かさを満喫できる絶景列車でした。

絶景を眺めながら走る列車

この鉄道では、丹後由良から丹後神崎駅にいたる過程で、由良川鉄橋を渡る際に、海の上を走る絶景を観ることができます。

撮り鉄としても、橋梁を渡る列車を撮影するのは最高ですが、乗り鉄としてもかなりテンションが上がります。

栗田湾を眺めて走る列車
木の茂みから海が見える時はさらに素敵でした
右手側は豊かな緑の山々

※動画も撮ってみました。緑から海が見えてくるのが素晴らしい景色でした

一緒に乗っていた海外からの観光客の方も、由良川鉄橋ではテンションがあがりまくり、夫婦で何枚も写真を撮影しておりました。

一面に広がる海の景色

特別列車では、この橋で一時停車して、絶景を観ながら食事を楽しむことができるそうです。

鉄道側の車窓から、海を観ながらキャンプをしている様子が見えたので後で調べると、「ハロー京都の海」という施設だとわかりました。

海を観ながらのアウトドア体験は格別ですので、次回はこちらにも行ってみたいと思います。

海の京都らしい発見

栗田駅には、京都府立海洋高校、京都府農林水産技術センター海洋センターがあり、

海の京都を知性面から支えるインフラが集積していました。

はじめて訪れる駅に何があるかを知ることで、新たな発見がありました。

今回の京丹後狂犬ツアーでは、海の京都の魅力、自然の豊かさを体感し魅了されました。

京都駅の広告でも、「海の京都」という魅力を伝えるポスターがありましたが、これからのインバウンド観光がさらに増えていくなかで、京丹後エリアへの観光客もより一層増えていくと感じました。

京都駅のこう広告

宮舞線と日本近代史

ところで、この宮津から舞鶴へいたる「宮舞線」はどのような歴史的経緯を辿っているのでしょうか。

鉄道敷設には莫大な資金が必要になります。超大型社会インフラ投資にはそれなりに合理的な理由があります。

東急沿線は都市開発を行い、テレビドラマでブランディングし、西武鉄道は軽井沢をはじめリゾートエリアの開発につなげた沿線開発を推進しました。

今回舞鶴の赤レンガ博物館にて、鉄道と赤レンガに関する展示を観たことで、この沿線は日露戦争に向けた舞鶴軍港整備のために、突貫工事で造成された沿線だと学びました。

鉄道とレンガの記念展示
舞鶴の鉄道敷設に尽力した人物
日露戦争とのつながり

明治維新からまもなく、富国強兵を推し進めた日本は、帝国ロシアとのガチンコ対決に臨みます。

東郷平八郎をトップに、舞鶴の軍事拠点としての重要性は、日本にとっては死活問題でした。

そこで、当時の最新の建設資材である赤レンガを大量生産し、宮舞線の敷設に社会投資を振り向けていったのです。

鉄道敷設と日本近代史は密接に結びついていることを学ぶうえで、とてもよく理解できる事例でした。

景色を楽しむだけでなく、舞鶴を拠点とした日本海軍の近現代史をあわせて学ぶと、さらにローカル鉄道旅が興味深くなると思います。

宮舞線で舞鶴に行き、赤レンガ博物館で歴史を学ぶというのも、ニッチですが、鉄道歴史旅としてはとても楽しめるプログラムだと思いました。


いいなと思ったら応援しよう!

双子パパTakao
よろしければサポートお願いいたします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費、双子育児の挑戦に使わせていただきます!

この記事が参加している募集