イタリアで一度行ってみたいところ アルプス山脈ドロミーティ!
私はどちらかというと山より海の方が好きですが、歳を取るごとに山も悪くないな、と思うようになりました。
Buongiorno ! 平成元年からイタリアのミラノに住んでいるtakaoです。イタリアの生の情報をブログで発信しています。
イタリアは半島で、西、東、南は海に囲まれているのでどちらかというと海の印象が強いですが、残る北側はアルプスに囲まれています。私が住んでいるミラノもアルプスに行くのにそれほど時間はかかりません。また、雨が降った後や風の強い日で天気が良ければ、ミラノからアルプスを見ることもできます。
まだまだイタリアを回りきれていませんが、これまで行ったことがなく、一度は行ってみたいと思っているのがドロミーティ(ドロミテ)です。イタリア東北部にある東アルプス山脈の一角です。その中にはイタリアでもドイツ語が喋られている場所もあります。同じ国なのに別の言葉が使われているのは日本人にとっては不思議ですね。まあこの地域の人でもみんなイタリア語も喋れるのですが。
ドロミーティはトレンティーノ・アルト・アディジェ、フリウリ・ヴェネツィア ・ジューリア、ヴェネトの3つの州にまたがり、その向う側は、スイス、オーストリア、スロヴェニアになります。ドロミーティという名前は、この地方の鉱物の研究に貢献したフランスの地質学者、鉱物学者のDéodat Gratet de Dolomieuにちなんで名付けられました。
ドロミーティの中でも中心地となるのは、東の玄関口となるヴェネト州のコルティナ・ダンペッツォや西の玄関口となるトレンティーノ・アルト・アディジェ州のボルツァーノです。
ドロミーティにはヴェローナやヴェネツィアの空港から行くのが一番近いと思います。ただ、その辺の空港にはそれほど頻繁に飛行機の便はないと思うので、ミラノから行っても良いと思います。
で、このドロミーティ、山にあまり緑がなく、グレーで凹凸の激しい急峻な岩山がたくさんある場所、というのが私の印象です。それは珊瑚礁と非常によく似た熱帯海洋環境の古代の海の底に堆積した貝殻と珊瑚の蓄積で構成されているからで、海の底にあったこの部分が、ヨーロッパとアフリカのプレートが衝突した際に盛り上がってこのようになりました。
この組成でこの岩は色が薄く、そのためドロミーティはペールマウンテンとも呼ばれています。また日の出の直前や日没直後にはこの山岳風景が綺麗あかね色のアルペングローに輝きます。
ドロミーティの最高峰はマルモラーダ山(Marmolada)(標高3,342m)で、3,000m を超える山が18峰あります。
2009年には世界遺産(自然遺産)に以下の9地域が指定され、この凹凸の激しい尖峰や岩壁、氷河やカルストの地盤などは世界的にも有名です。
1)ペルモ、クローダ・ダ・ラーゴ(ヴェネト州ベッルーノ県)
2)マルモラーダ(トレンティーノ・アルト・アディジェ州トレント県とヴェネト州ベッルーノ県)
3)サン・マルティーノ-サン・ルカーノ連山、ドロミーティ・ベッルネージ、フェルトレ連山 (トレンティーノ・アルト・アディジェ州トレント県とヴェネト州ベッルーノ県)
4)ドロミーティフリウラーネ及びドルトレ・ピアーヴェ(フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州ポルデノーネ、ウーディネ両県とヴェネト州ベッルーノ県)
5)北ドロミーティ・カドリーネ・セットゥサス?(トレンティーノ・アルト・アディジェ州トレント県・ボルツァーノ県とヴェネト州ベッルーノ県)
6)プエツ・オードレ(トレンティーノ・アルト・アディジェ州ボルツァーノ県)
7)シリアル・カテナッチョトレンティーノ・アルト・アディジェ州トレント県・ボルツァーノ県)
8)リオ・デッレ・フォリエ(トレンティーノ・アルト・アディジェ州ボルツァーノ県)
9)ドロミーティ・ディ・ブレンタ(トレンティーノ・アルト・アディジェ州トレント県)
今日はこれまでにします。次回は綺麗な場所を見つけて紹介します!
Ciao !
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