勝ちは負けを兼ねる。
先日たまたま手に取った『金剛寺さんは面倒臭い』というマンガにめちゃめちゃ感動して、いい作品との偶然の出会いで人生って変わるよなー、と感じたタカオカモトです。
そんなことよりもう四月。五月からの新元号も発表され、
世の中に「新しい何かが始まる」空気が満ちているような気がします。
で、そんな時
新しいことを学ぶいい方法ってないのかな?
と考えたので、今回のテーマにしようと決めました。
「新しいことを始めるときに、効果的に上達する方法」とも言える今回のテーマ。初めに、僕のセンスの問題かもしれませんが、
新しく始めたことって、たいてい最初は上手くいかないですよね。
それもそのはず、今まで経験したことのないことを学ぶのって難しい。
そんな時に役立つのが、今回僕がお伝えしたい
「初めに負け方を学ぶ」ということ。
これ、どういうことかというと
仮にあなたが将棋を学びたいと思い、スマホアプリをインストールするなり安い将棋盤を買うなりして、ルールブックを見ながら一つ一つの駒の進め方や戦法を学んでいるところだとします。
もちろんルールブックには攻め方・守り方や、将棋とはなんたるか等、いろいろな情報が載っていて、充分な知識を得られたと思ったあなたは友人と実戦で対局することにしました。
そして試合内容は両者が一歩も譲らない、見事なものとなりましたが、対戦相手の一手で試合が決まってしまいます。
このとき、もしあなたが「負けたこと」に気づいていないとしたら
友人「…パチッ(王手か)」
あなた「(んー、そうくるか。なかなかいい手だな。じゃあ今度はここに!)パチッ」
友人「いやいや、試合決まってるで!」
という、コント的な展開になりかねません。
将棋は運に左右されませんが、どんな名人にも無敗の人はいないので、将棋を極めた羽生さんのような方も「負け方」を必ず知っていることだと思います。
こんな風に、
・どうしたら上手くいかないのか?
・どうしたら負けなのか?
を知ることで、ようやく
負けない方法、上手くできるようになる方法
というものが腑に落ちて分かり始めると思うんです。
先日引退したイチローさんのように、”センス”で壁を乗り越えられる人も世の中いるとは思いますが、そんなイチローさんでさえも
「遠回りすることが一番近道だと信じてやっています」
とおっしゃっていたことから、
最初は上手くいかないことを、「こうすれば上手くいかない」と分かった上で、また違う切り口からやってみる・学ぶことは、実は一番早くその道を極める方法かもしれません。
(現にイチローさんも高校時代イップスになり、思うようにボールが投げられなかった経験があったそうです。)
やってみてダメだったことをムダだと切り捨てるのではなく、その中にあるヒントに気づくことができれば、目標までの最短距離へと近づくことに繋がるのではないでしょうか。
何かはじめようと思い立つと、すぐにその情報をゲットして行動を起こすことのできる時代。
せっかく始めるなら少しでも勝てるようになりたい・上手くなりたいという人たちに向ける、「負け方を知ろう」という話でした。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。
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