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おとなの防具屋さんⅡ

テレビでは倫理概念の薄いTOKYO MXやオプション料金が必要なCSチャンネルでのみの放送で、あとは配信サービスでの提供という形であるとはいえ、ここまでポリコレ的、フェミ的観念を全否定するオタクに媚びたエロアニメが普通に毎週流れているんだから、本当、日本は前近代的な思考の国なんだなというのをつくづく実感する。

女性を性の道具扱いしているようなアニメなんて、成人向けサービスならともかく、いくらMXとはいえ、地上波で流れるのは考えられないよね。まぁ、リリエッタは可愛いと思うし、その声を担当している東山奈央も可愛いとは思うが。

あと、魔王役のえなこも可愛いと思う。彼女が表紙の雑誌を見かけると、つい買ってしまうしね。そういえば、えなこって、タワレコのアキバ店では声優・アニソン歌手のコーナーにCDが置いてあるけれど、えなこって声優扱いなの?まぁ、コスプレとアニメは近接するジャンルだし、本作以外にもアニメ出演しているから問題はないんだけれど。それから、毎週、MXでの本編放送終了後に、えなこが魔王役としてナレーションを務めている原作のCMが流れるが、最終回放送週にも“来週も見るナリ”みたいなナレーションのバージョンをそのまま使うのはどうかと思うぞ。

ちなみに、自分が前シーズンを見ていないにもかかわらず、今回のシーズンを見ることにした理由は、HKT48のメンバーが声優として参加しているからというものだ。しかも、その中には、まだ、日本に戻ってきていないさくらたんを除くと一推しになるみくりんが含まれている。だから、見ずにはいられないと感じてしまった。

でも、本編では、チョイ役とかモブキャラの声を担当しているだけだった。要はクレしん劇場版でゲスト声優を務める一発芸系の芸人みたいな扱いだった。声優挑戦と呼べるほどの仕事にすらなっていない。

配信版で本編のあとに付いてくる映画ネタのおまけアニメの方では、もう少し台詞がある役を演じてはいたが、こっちは酷い演技と言わざるを得なかった。

個人的には、アニオタが何かというと、本業が声優でない人が声優仕事をすると文句をつけることには辟易している。

だったら、声優がキャラソンでも出演アニメの主題歌・挿入歌でもない楽曲をアニメ声で歌い、CDを出したり、ライブを開いたりすることも、お前らきちんと批判しろよって言いたくなるが、彼等はそういうのは喜んでいるんだから、矛盾も甚しいと思うしね。

でも、今回のHKTの声優演技は酷かった。いくら推しのみくりんとはいえ、評価することはできなかった。

さらに、配信版では本編とおまけアニメの後に、本編にHKTメンバーのオーディオコメンタリーをかぶせたバージョンも流されたが、これも意味不明。単なるモブキャラ担当のアイドルにオーディオコメンタリーをやらせても何の意味もない。スタッフやキャストと親交があるわけでも、原作や前シーズンの熱烈なファンでもない。本編ではモブキャラ担当なんだから、自分たちの演技やその時の裏話を話すほどの材料もない。だから、無言になる場面もある。その一方できちんと時間内で話がまとまらないことも多い。次回予告が終わっても話が終わらないから、画面がフリーズになることもしょっちゅうあったし…。

このオーディオコメンタリーについては、前シーズンからのファンなどアニオタからは酷評されていたが、HKTオタの自分から見ても不要だと思う。アニオタからもドルオタからも必要とされていない、誰も得しない企画だったなと思う。これを見て、HKTを声優に起用しようとか、アニメ関連のイベントに呼ぼうとか思う人なんていないよね。

最近は声優アイドルという設定はほとんど忘れ去られていてるとはいえ(以前はそれこそ、モブキャラのような扱いではあったけれど、時々、アニメに出ていた)、イコラブがやるならまだ分かるんだよね(ノイミーでもいいが)。一応、代アニ発のプロジェクトだからね。

あるいは、乃木坂のさゆりんごだったら、これまでにも声優として参加した作品で一定の評価を得ているし(明らかな棒演技の作品もあったが)、アニメ好きと公言したりもしているし、最近はポケモン楽曲を歌ったりもしているので納得できる。

でも、HKTの起用は“何で?”って感じ。実写も含めても今回の参加した4メンバーのうち、演技志向をはっきりと打ち出しているのは田島芽瑠くらいだし、実写映画に出演した経験があるのも、その芽瑠とみくりんだけだ。2人とも何故か部活のマネージャー役だったが。芽瑠は「泣くな赤鬼」で野球部の。みくりんは「#ハンド全力」でハンドボール部のマネージャー役だった。でも、いずれも出番は少なかったし、公開規模も大きくなかったから、彼女たちの演技を見て起用しようと思ったということはまずないと思う。

そもそも、HKTをエロアニメに出させるって意味不明だよね。基本的にドルオタはメンバーの恋愛には厳しく処女性を求めがちなんだから、エロアニメ出演なんて歓迎するわけがない。

また、アニオタにはアイドル嫌いも多い(ドルオタにアニメ好きは結構いるんだけれどね)ので、彼等からも歓迎されない。

何故、このプロジェクトにGOが出たのか、本当、理解できないな。

それだけ、HKTの懐事情が厳しいんだろうね。有料のモバイルサイトなんて、最近は単なるスケジュール確認とプレスリリース掲載だけの場になっているからね。

以前は頻繁に掲載されていたイベントやライブの詳細リポートも尾崎支配人が抜けて以降は全然更新されなくなったし、ダウンロードできるコンテンツもだいぶ減ってしまった。

「せーのでホイッ!」という日替わりメンバーとあっち向いてホイをするゲームが唯一、毎日更新されるコンテンツ状態になっていたが、これも今月いっぱいで終了してしまう。

また、AKB48グループは各グループこどに運営会社が変わってしまったため、HKTモバイルの会員であっても、HKT絡みの公演などのチケットが買えないことも増えている。全く何のための有料モバイルサイトなんだかという気がする。

さくらたんがIZ*ONEとしての活動を完全に終えた後の進路がどうなるかはさておき、一旦は日本に戻ってきて、何らかのHKTのライブやイベントには出てくれるだろうという期待から解約せずにはいるけれど、さくらたんの進路が確定したら解約する気がするな。

HKTが資金難のように見える理由には博多のグループといっておきながら、実際は関東のファンが多かったから、コロナ禍では移動が制限されるのでイベントやライブの開催が思うようにできないというのがあるのかもしれない。

でも、STUは緊急事態宣言下であるにもかかわらず、武道館公演をやったわけだから、やろうと思えばできるはずなんだよね。ということは、関東でライブを開催するだけの予算がないと見るしかないんだよね。

だから、少しでも金になればと、こんなエロアニメ仕事を受けたんだろうね。

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