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『【推しの子】 Mother and Children』復活上映御礼舞台挨拶

復活上映の最大のウリはDolby Cinema版での上映だと思っていたが、この舞台挨拶は通常版の復活上映で行われた。まぁ、今回の再上映は復活上映と銘打っているから、あくまでDolby Cinema版はオマケなのだろう。というか、画質や音質を改善しただけで、内容にはおそらく変化はないから、別にどうでもいいのかも知れない。でも、Dolby Cinema版上映館でない劇場で舞台挨拶をやるのはなんだかなという気がする。結局、通常版上映館の方がキャパが大きい=こちらの方が入場料による収入が得られるって判断でしょ。やっぱり、なんだかなという気がする。



そして、この現場に参戦して思った。

やっぱり、アニメ・声優系の現場のファン層って若くなっているよね。オーバー30の典型的な男のオタクなんてマイノリティになりつつある。

それから、指原莉乃系アイドルやFRUITS ZIPPERほどではないが、女性ファンの比率も高まっている。

おそらく、コロナ禍で配信でアニメを見る女性が増えたことなども影響しているのだろう。
そして、基本、女性は友達や彼氏を連れて来場することが多い。だから、来場者の年齢層が下がり、女性比率が高まる結果となっているのだろう。



とはいえ、昔ながらの男のオタクは居心地の悪さを感じずにはいられないんだよね…。

コロナ禍になってから、アニメ・声優系のイベントに参戦するたびにそれを感じていて、そろそろ、本気で卒業する時期なのかなと思いつつもある。



久しぶりに長尺仕様の第1期第1話(テレビ放送版よりエンドロールが長い!)を見たが、去年の先行上映の時やテレビ初放送の時と同じように今回も終盤では涙を流してしまった。

ドルオタなら泣かずにはいられないよね。

勝手に男を作って、妊娠して、子どもを産んだアイドルなんて、どうせ、オタクのことを何とも思っていないんだろうと思い、裏切られたと思ってしまったストーカー気質のオタクはそのアイドルを殺害することになってしまう。

でも、そのアイドルはこのオタクの名前ももらったプレゼントのこともきちんと覚えていたんだからね。そして、自分の命を奪うことになるオタクと絶命直前に和解する。こんな場面を見せられて泣かないドルオタはいない。

ドルオタのほとんどは多かれ少なかれ、ガチ恋やそれに近い感情を抱いたことがあるはずだしね。



それだけに、アイドルの死を伝えるニュースのシーンの出来が残念で仕方ない。

アナウンサーやニュースキャスターが原則使わない“本日”という言葉を使っているのは仕方ないとしよう。バラエティ寄りのワイドショーだとMCや原稿を書くディレクター、プロデューサーがニュース番組のルールを知らずに平気で“本日”という言葉を垂れ流しているケースが最近は多いので“本日”の部分は大目に見るとしよう。

でも、“本日未明”って言葉は明らかに言葉を知らない奴がニュースっぽい言葉として使ったとしか思えない。

“未明”というのは、未だ明けていない状態のことだ。何が明けていないかというと夜だ。ライブ会場に向かう直前の明るい時間帯に起きた殺人事件の発生時刻を“本日未明”とは言わない。

原作者は、芸能関係のリサーチは色々としたようだが、マスコミ報道や一般常識に関してはちょっとリサーチというか語彙力が足りないなと思った。

それが残念で仕方ない。

全体としては面白くても、こういう細かいことがなっていないと一気にリアリティがなくなるんだよね。面白ければ細かいことなんてどうでもいいと甘やかすから日本の映画やドラマ、アニメの制作者はネトウヨとかパヨクみたいな無知の塊みたいな連中だらけになってしまうんだと思う。

ネトウヨもパヨクも自分に甘いのが多いしね。



ところで、その場に合わせて適当なことを言うアイドルのアイってモデルは指原莉乃では?
あの人も現場がウヨ芸人だらけの現場だと自民ヨイショをするし、老害批判できる現場だとそれこそ、ウヨ芸人の代表のような存在の松本人志批判もするしね。

スキャンダラスなところもそうだし、何気にファン思いなところもそう。

まぁ、演技力があるという設定は違うとは思うが。



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