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鬼頭明里エロアニメまつり① 「魔都精兵のスレイブ」

多忙を極め、アイドル声優的な人気もあり、少なくとも劇場版の興行成績を見れば国民的アニメと言ってもいい「鬼滅の刃」で主要キャラの1人を演じている鬼頭明里が、こうしたエロ全開のハーレムアニメ(一応、異世界バトルものでもある)でメインヒロイン役というのはなかなかの衝撃だ。

恋愛面でも戦闘面でも鬼頭明里のライバルになる人物を演じた内田真礼が本作のエンディング曲リリース記念のイベントで、アフレコはだいぶ前に行われたと語っていたが、その時点でも鬼頭明里は鬼滅効果で地上波のテレビ番組に顔出し出演していて非オタにもある程度知られるようになっていたし、内田真礼がアイドル的人気を誇るようになったのはさらにそれより前のことだから、このキャスティングは驚きだ。

余談だが、本来、アフレコ=アフターレコーディングというのは、実写作品の撮影時に何らかの事情で台詞を同時収録できなかった際に、その後、改めて台詞のみを収録しなおすことを言っていた。

アニメや海外作品の吹き替えなど声優本人が顔出し出演していない作品で台詞を吹き込みことはアテレコと呼んでいた。他者(アニメキャラ含む)の演技に声をあてるからだ。

ところがいつの間にか実写現場では特撮作品以外ではアフレコという言葉がほとんど使われなくなり、アニメや海外作品の吹き替えもアフレコと呼ばれるようになった。
実写現場のアフレコ減少は収音技術の向上、無許可のゲリラ撮影の減少などが理由なのだろう。そして、特撮作品ではヒーロー役にしろ悪役にしろ、スーツアクターやCGなど他者の動作に声をあてるというアニメ・海外作品のような演技が求められる場面も多いから、アフレコという言葉が残ったのだろう。

また、日本のアニメはプレスコ(事前収録した音声に合わせて作画する)はマレだし、アテレコという言葉の意味からも分かるように、完成しているか否かはさておき、ある程度のイメージができているものに声をあてるということはアフターレコーディングなんだから、わざわざ、アニメや海外作品の吹き替えだけをアテレコと呼ぶ必要がない。それにアテレコって言い方はださい。だから、実写作品の音声の録り直しだろうと、アニメや海外作品の吹き替えだろうと、台詞を収録するのはアフレコでいいよねという流れになったのだろう。まぁ、アニメや海外作品の吹き替えに話題集めで実写作品の俳優やタレント、アイドルの起用が増えて、彼等の基準に合わせたというのもあるのかな?

話を鬼頭明里に戻そう。

それにしても、本作にしろ、「結婚指輪物語」にしろそうだが、鬼頭明里がメインヒロイン役を務めるハーレム系異世界ファンタジーエロアニメが同時期に放送されるとはね…。

しかも、どちらも地上波(といってもTOKYO MXだが)の放送では性的なシーンにボカシを入れ、CS系のチャンネルやソフトでは無修正バージョンとするというリリースの仕方だからね…。

世界的なポリコレやコンプライアンス重視の流れに逆行しているのは、日本のアニメ業界やアニオタのネトウヨ化を示しているといっていいと思う。

野党やリベラル、フェミ、マスコミが批判するエログロを好き勝手に描写するのが自由みたいに勘違いしているんだろうね。

アホか。

オープニング曲“夢の糸”を歌うのが鬼頭明里、エンディング曲“CHA∞IN”が内田真礼という黄金コンビで(どちらもここ最近の楽曲ではかなりの良曲レベル)、この2人が揃ってヒロインポジションで出演するから見たけれど、そうでもなければ、まぁ、こんな老害ネトウヨ臭の強い作品は見なかったと思う。



まぁ、ヒロインたちの所属する防衛隊の衣装はもろ、ミリタリーだし、主人公が防衛隊のメンバーに奉仕したご褒美として性的サービスを受けるというのも何か慰安婦的なものを肯定しているようにも感じるし、老害ネトウヨ的発想の作品であることは否定できないと思う。

とりあえず、登場人物の処遇にしろ、提示された謎にしろ、未解決のものが多く、最初から2期を作る前提だったのは明らかだから(放送終了と同時に2期決定と発表された)、今回の全12話では評価はできないと思う。

仮にこれで2期がなかったら、典型的な打ち切り漫画の“俺たちの戦いはまだまだ続く。⚫︎⚫︎先生の次回作にご期待ください”ってやつだからね。

そもそも、自分はMXの不完全版しか見ていないので、この作品をきちんと評価する気も起きないが。

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