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インボイス制度説明会

インボイス制度の導入は中止すべきだと思っている。

最低でも延期すべきだ。

コロナ、ウクライナ情勢、インフレ、円安など国内外の経済をめぐる状況を鑑みれば、事実上の増税となるインボイスの導入なんてもってのほかだ。人々の暮らしが悪化することは間違いない。ましてや日本なんて、約30年間、給与レベルが変わっていないのに、税金だなんだで取られる額は増えているし、日本はデフレという洗脳をされていたが実際はステルスを含めて、かなりのものが値上がりしている。

にもかかわらず、インボイスを強行するのは、自分たちや仲間の大企業が贅沢を続けるためには増税するしかないというのが政府と言うか、自民党の本音なんだと思う。

本当は手っ取り早いのは消費増税なんだろうが、ここでそれをやったら、岸田内閣の支持率のさらなる低下は避けられない。ましてや、岸田はパヨクのみならず、ネトウヨからも嫌われている。そして、安倍銃殺事件以降は統一教会を巡る問題などもあって無党派層・浮動層からも嫌われている。

だから、中小企業や個人事業主・フリーランスは納税していない非国民という洗脳をして、サラリーマンのガス抜きをしようとしているのだろう。

本来なら、大企業から税金を取るべきなんだよ。大企業を税制上優遇したって、経営陣は末端の社員や下請け企業、社会には還元しない。それは英国のトラス政権が短命で終わったことでも明らかだ。というか、安倍政権で失敗したことは明白なのに英国がこれをやろうとしたのは意味不明だ。

でも、連中を優遇すれば、自民の議員は献金やキックバックだなんだで自分たちが得することができる。だから、大企業の税負担は軽くしているんだろうね。

ぶっちゃけ、個人事業主・フリーランスなんてテレビによく出ている芸能人とかスポーツ選手などごく一部の著名人を除けば、派遣労働者よりも不安定な雇用状態なんだよね。
利点と言っていいのは、正社員や派遣社員の年末調整では認められない経費を確定申告の際に計上できることだ。
そして、その確定申告に労力を注いだ“ご褒美”として得られる還付金が、正社員で言うところのボーナス(遥かに少ない額だけれどね)がわりでもあり、仕事がなくなった時に食いつなぐためのセーフティーネットでもあった。

でも、インボイス制度導入によって、実質、還付金はなかったことになってしまう。おそらく、ほとんどの人が還付金として戻ってくる以上の額を消費税として納めることになるのではないだろうか。

何度も繰り返すが、一部の著名人以外はインボイス導入によって生活が一気に貧しくなるのは間違いない。

だから、自分はこの制度に大反対だ!

ところで、今頃騒いでいる連中って、なんなんだろうかね。特に声優とかアニメ業界の連中。

あんたら、さんざん、ネトウヨ思想を拗らせて自民党を支援していたよね?
自民が政権にいる限り、インボイスが強行されるのは確実なのにね(電子帳簿保存法のように導入時期が延期されたり、レギュレーションが変更されたりする可能性はゼロではないが)。
あんたら、さんざん、山田太郎や赤松健といったオタク業界を分かっている人間がいれば抑止力になるとかほざいていたよね?
全然、抑止力になっていないじゃん!

自民なんて、バリバリの男尊女卑の体育会系なんだから、オタクなんて嫌いに決まっているでしょ。そんな奴等がオタクのために何かするわけないのに、アニメ業界関係者は洗脳されて、自分たちもその一員だと思い込んでしまったんだろうね。

自業自得としか言えない。これに懲りたら、とっとと自民支持をやめるべきだね。

それにしても、公明党はふざけたことをしてくれたよね。二枚舌もいいところだ!
まぁ、公明党は母体である創価学会の本来の思想からすれば、共産党と手を組んだ方が良さそうなのに、権力に取り憑かれて与党でいたいがために自民と組んでいるような政党だから、そりゃ、二枚舌に決まっているんだけれどね。

2019年の消費増税の際に、人々の生活を守るために、軽減税率を導入したとかほざいていたが、結局、その軽減税率によってぐちゃぐちゃになってしまった消費税の流れを分かりやすくするためにインボイスを導入しようってなったわけでしょ?本当、ふざけんなって感じだ。

とはいえ、もう、どう足掻いてもインボイス導入は止めることはできない。自民が野党にならない限りはね。今の無能な野党を見ていたら、おそらく、どんなに岸田がクソでも、そして、岸田が仮に総理大臣を辞めたとしても自民党政権は続くだろうしね。そして、公明党もくっついてくる。

だから、収入減が確実であるにもかかわらず、インボイス登録しなくてはならないんだと思う。

自分は一応、マスコミ関係の仕事をしているが、おそらく、局や局の関連会社の大手プロダクションは間違いなく、インボイス登録を求めてくると思う。
局によっては、フリーランスの人間でもプロダクションの派遣社員にしないと仕事をさせないというところもあるくらいだしね。
つまり、何かあった時に局は責任を取りたくないってことだ。

仮にインボイス登録を求められなかったとしても、消費税相当分を減らした額のギャラにされるのは確実だ。つまり、額面上、消費税率に相当する10%の収入減となるということだ。

だったら、インボイス登録をすれば簡易納税制度を利用できるので、これを使えば、みなし納税額として納めるのは50%程度で済む。まだ、こっちの方がマシだよねって感じかな。まぁ、それでも収入の5%は減るんだからたまらないけれどね。

というわけで、その辺の仕組みや申告の仕方が学べるのではないかと思い、地元の税務署で開かれた説明会に出ることにした。

まぁ、本音を言うと税務署から説明会のお知らせが来たから行っただけなんだけれどね。

こういうのに興味を示さないと(=非協力的だと)、脱税行為を行う気があると思われてしまうから、とりあえず、本心では大反対だけれど、インボイスに理解があるフリをしておこうという狙いだ。
マイナンバーカードを作ったのも同じ理由。サラリーマンならともかく、確定申告が必要なフリーランスでマイナンバーカードを作っていないのは納税意欲がない人間と思われマークされる可能性が高いからね。

ところで、この説明会だけれど、予約が電話での受け付けのみってナメてんのか?どこが、デジタル化推進なんだよ!

そして、お知らせが来たのはインボイスの説明会だったのに、電話をした際には税務署の人から同日に開催される帳簿の記帳説明会にも出ないかと勧誘を受けた。

なので、帳簿、インボイス合わせて約2時間の説明会に出席した。

ぶっちゃけ、無駄な時間を過ごしてしまったといった感じだ。

帳簿の方の講習は既に自分が青色申告会に入った16年半前の時の講習で受けた内容とほとんど変わらなかった。インボイス制度導入に伴う影響に関する話はなかった。
また、税務署の担当者は、少しでも申告する経費の額を減らさせようという魂胆がミエミエで、いかに帳簿をつけるのが大変かということばかりを強調していた。
それから、同席していた青色申告会の人も白色申告の人を青色に入会させるための勧誘トークしかしていなかった。

非常に無駄な時間だった。

そして、それ以上に無駄だと感じたのがメインであるインボイスの説明会だった。
FPや公認会計士、税理士などのホームページ、報道量は少ないけれど新聞やネットニュースで報じられている内容以上の情報を知り得ることはできなかった。

というか、インボイス制度に対する不満をさらに高めることとなった。

説明会でもらった資料に簡易納税制度を利用すればインボイス保存は不要と書いてあったからだ。

えっ?

何のためにインボイスを導入すんの?

また、説明を受ければ受けるほど、本当に公平に消費税が徴収されるとは思えないようになってしまった。

小売店は消費者から預かった消費税と自分が製造業者に払った消費税の差額を税務署に払う、同様に製造業者は小売店から受け取った消費税と自分が素材提供業者に支払った消費税の差額を払う。

一見、税の取りこぼしがないように見えるが、よく考えたら、その大元となる素材提供業者は自分の川上には誰もいないわけだよね。この業者は川下の業者から受け取った消費税を全額納付するのか?

よく分からない制度だ。

やっぱり、インボイスは最低でも延期でしょ!
もしくは、屋号を持っている自営業者、つまり、中小企業に向けては導入してもいいが、直接の消費者がいないことが多い個人事業主・フリーランスは対象外にすべきだと思う。
個人で自作のアクセサリーとかを売っている人や、絵師みたいな人たちは消費者がいるから、中小企業と同じ扱いでもいいけれど、テレビ番組のディレクターとかひな壇芸人なんて、直接の消費者がいないんだから、売上も何もないしね。

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