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【エンタメ盆踊り】会場を熱狂の渦にする踊り方とは?!
こんにちは、高尾可奈子です!
この盆踊りコラムもおかげさまで、多くの踊り好きの方に読んでいただいているようで、高尾さん〜!と声をかけてくれて感想もいただけて、嬉しく思っています!
高尾山マニアの高尾さんで覚えてくださいね。(高尾山の全ルート、食事・軽食、お土産、季節の楽しみばっちりなので、ツアー参加希望の方は是非ご一緒に、、笑)
話は逸れましたが、先日ついに初めて櫓ダンサーとして踊ってきました!
盆踊り歴の長い皆様も、きっとはじめての日はあるはず、、そして覚えていらっしゃるはず、、!
会場はこちらでした!
横浜開港祭、プラザ広場です。
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1日目の結果は、、かなりの大盛況でした!!!!
合計30曲以上踊りましたが、曲が終わるごとに大きな歓声と拍手が起きて、来場者もどんどん集まり、、
有難いことに、会場は熱狂の渦が見えましたよ!
一緒に踊ってくれた方や食事を楽しみながら観てくれていた方々が、声を掛けてくれ、とても良かったですと笑顔を下さって、やり甲斐も感じられました。
今回は、そんな初めての屋外盆踊りを経験して、まだ一度だけですが研究者として?かなり色んな発見があったので、特に盆踊り好きの方に向けて書いていこうと思います。
盆踊りに興味がまだない人を踊らせて、楽しくさせるためには、どういう心構えでどう踊るとよいだろうか、、
世代や性別や国籍によって、盆踊りって面白いと気づいてもらえるポイントに違いはあるのか。
かなーり自由気まますぎる考察もありますが、あくまで若手のエンタメ人間の発見ですので、そういう意見もあるのね!と楽しく読んでいたいただければ、幸いです。
それでは、早速、、
【熱狂させる盆踊り①】
セットリストはやっぱり大事!
知っている好きな曲、懐かしい曲、世界的なヒット曲、、
盆踊り以外でも、そんな曲が大音量で流れてきたら、ついリズムを取って踊り出したくなりますよね!
今回は、セトリが盛り上がりマックスなものばかりでご好評でした!
現在の盆踊りは、昭和初期頃のブームで作られたり、さらに古くから続くものが整備された古典系民謡系のしっとり盆踊りと、
DJやディスコのようにヒット曲で全身でビートを刻んでノリノリで踊る盆踊りに
人気も分かれているようです。
盆踊り好きもはっきりと分かれているのは、ちょっと面白いところではありますね!
そして、盆踊りに馴染みのない、イベントに来場する方々にとっては、おそらく後者の方が踊りの輪に入るきっかけにはなりやすそう。
その中で、古典の盆踊りで幅の広さを見せるとそのギャップに面白いと思ってくれるのかも?
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そして、客層によっても好みは違うよう。
お子様にはジャンボリミッキーが圧倒的人気!
勝手に踊り出しちゃいます、素敵。
ジャンボリーを最初とラストに持ってきた、アドリブ選曲が行を奏しました!
逆に、昭和団地世代の子供向けキャラクター盆踊りは振り付けがシンプルで踊りやすいものの、少し落ち着いた印象です。
現在では、アニソン盆踊りも流行りつつありますが、割と大人向けでもありますよね、、
今の子どもに刺さる盆踊り、本当に曲が思いつかないので、もしかすると今後の大きな課題かもしれません。
そして、年々増えつつある海外観光客の盆踊り参加。海外勢にとっては、圧倒的に洋楽大ヒット曲が楽しそうです!曲がかかるとグルーブマックスでノリノリカッコよく踊ってくれる方が多く、一気に会場が盛り上がります!
日本人のミドル世代と好みが重なるところも多いので、これからもっと洋楽盆踊りが増えれば、異文化交流としてもぴったりですね!
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【熱狂させる盆踊り②】
どんどん目線を送る!
人間は見られていることで、意識が変わります!
今回、櫓の上でお手本として輪になって踊りを披露しながら、同時にどんどん踊っている人々に笑顔で視線を送りました!
私がこれまでに伺った一般的な盆踊り会場では見たことないくらい、あえて夢の国のキャストくらい振り切ってエンタメ的に踊ってみたのです。
結果は、うまくいきました!!
踊ってくれた方は、盆踊ラーの他に、若い世代の大人数グループ、若いご家族連れ、海外観光客などが主でしたが、初めて踊るみなさんは予想以上に笑顔でノリノリダンスで返してくれました!
一度アイコンタクトを送ると、その後も笑顔で長く輪の中で踊ってくれるんです。
一緒に踊っているという意識を持っていただければ、拍手や声を出して、会場を盛り上げてくれるように、、!
余談ですが、私はいつも女性メインでコンタクトを送ります。男性は何もしなくても女性に対しては自然と目線を向けてしまうものですが、女性の場合は本当に楽しいかどうかクオリティーで良し悪しを判断する目を持っているので、女性に喜んで貰えればパフォーマンスは成功だと思っています!
今回、曲と曲の間に櫓の下から好意的な声をかけてくれたり、ハートマークを送ってくれた素敵な女性の方が多くいらっしゃって、お返ししつつ私の方がキュンキュンしてしまいましたー!
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そして、もう一つ目線を送るポイントが、、!
それは、大型商業施設の吹き抜けホールや大きな広場で盆踊りを行う際に使えると面白いことになるかもしれません。
ズバリ、2階席3階席、、上から見物する方々にもばっちりコンタクトを送ることです!!
今回のプラザ広場は、広い地階に櫓と踊るスペースと飲食席があり、2階はぐるりと一周上から見下ろせる造りでした。
盆踊り時間には、その手すりにもずらっと隙間なくお客さんが並んでこちらを見ていました。
折角なら、上に居る人達も巻き込みたい!と思い、目線を上に笑顔を送り、振り付けも大きく見せて見たところ、一緒に踊り始めてくれる方が続出、、!
本気で相手を踊らせたい、一緒に踊りたいと思えば、それは言葉なしでも伝わっていくようです。
いつも舞台に立っていて、また観劇していて思うのが、演者の目線にお客さんは想像以上に敏感ということです。(アイドルグループのドーム公演でも、目が合った!と話すファンの方って結構多いですよね!)
相手の表情もギリギリ見えないくらい離れた距離でしたが、手を振り合ったり手旗信号を出したり、このコミュニケーションは大きな会場で遊ぶ醍醐味ですね!
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【熱狂させる盆踊り③】
一曲の中で緩急をマックスに!
民謡由来の盆踊り唄であれば、間を取る身体の動きが要ですから、動作をはっきりと機敏にというのとは踊りの質が少し違うのかもしれません。
しかし、ポップス曲やロックなどの洋楽、テンポの速い曲は、キレを出してダンス的にリズムで踊ると盛り上がりがさらにアップする可能性があるようです!
その際には、サビ・大サビに向けて、踊りのエネルギーコントロールをすると、つい踊りたくなる声を出したくなるような、巻き込める面白い踊りの流れがつくれるかもしれません。
例えば、前奏からサビまでは速度もゆっくりで落ち着いて振りを踊れるので、覚えやすいように様子を見ながら丁寧に踊って見せる。
そして、1度目のサビは緩急をつけて、手を伸ばすところなど目線も上げて大きく動く。
次のAメロBメロは、エネルギーは落とさずに一旦息を落ち着かせる踊りを丁寧に。ここで、興味をもった人がその場でも踊れるように目線を送ったり。
大サビは、この頃にはみんな振りの流れを掴んで踊れるようになっているので、全員のエネルギー感じながら、リズム感マックスで躍動的に踊る!
こちらは一例ですが、盆踊りはシンプルな振り付けだからこそ、意図的にめまぐるしく変化する会場の流れを作ることで、踊る人々の心を掴める可能性がありそうです、、!
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【熱狂させる盆踊り④】
曲と曲の間の熱量維持!?
盆踊りの催しは、長時間かけて行われることが多いですが、催す側の方々が悩む部分が、いかに来場者が踊ってくれるか、、なのかもしれません。
イベントには、踊り好きも多く訪れていますが、普段盆踊りに馴染みのない方々の方が多いので、どうやってその人々に話に入ってもらうか、準備期間も本番当日中も試行錯誤の連続でしょう。
こうやって盆踊りを実現する方々、本当に素晴らしいです!
櫓の下で踊っている人が少ないと、楽しそうと思って観てくれていても、中々輪に入る勇気が出ないかもしれません。
しかし、どんどん踊りの輪が広がる様子があれば、自分も踊ってみようと中に入れるのが、日本人に多い心理。
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そして、踊り会場が歓声に包まれて盛り上がっている間は、もう少し踊りたい、帰るのはもう一曲踊ってからにしよう!とみんなノリノリになっていることでしょう!
この会場のエネルギーの高まりを、いかに大きく落とさずに持続できるかが、盆踊りには重要なポイントになりそうなのです!
曲と曲の間に、いかに踊っている人々を楽しく繋ぎ止めておけるか、、
この工夫は既に、色々な会場で発見していましたが、他にも考えると色々なアイデアが出てきそうです。
例えば、
盆踊りに特化したMCで、ときに落ち着いて柔らかく、ときにパーティーに、メリハリよく会場を盛り上げてみたり、、
テンポの良い振り付けレクチャーを取り入れて、意識を引き込んだり、、
手拍子や拍手、声出しの練習をして、アクションを促すことで惹きつけたり、、
ラストに向けて踊り続けられるように、曲を先に少しだけ紹介しておいたり、、
うちわや簡単な景品、くじ引き券の配布や、盆踊りプチコンクールの開催をしたり、、
などなど、楽しい仕組み作りを至る所に取り入れていくと、もっともっと盆踊りは楽しさ満載の企画になるのではと感じていたところです。
エンタメ特化の盆踊りを続けていく中で、今の盆踊りってこんなに盛り上がっているんだ!と様々な方に認知してもらえるようになるのが目標ですね!
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【熱狂させる盆踊り⑤】
必要不可欠な踊り合わせ!
一般的な盆踊りのお手本の方々は、特定の盆踊り団体や舞踊団体などに入って、オフシーズンでも定期的に集まって踊りの練習をしていることかと思います。
そこには、指導者や組織の長がおり、団体として見本となる踊りが実現するようにまとめ上げているのでしょう!
雰囲気や衣装だけではなく、手足揃った踊りは、誰がみても綺麗に見えるはずです。
今回、一緒に踊ったメンバーは、皆が職業ダンサーでした。普段は、コンサートやTVCM、舞台で踊ったり、ダンス指導をしていたり、、
様々なジャンルを踊りこなす仲間たちは、持っている身体性も訓練してきた内容もそれぞれ違っています。
予め渡された振り付け動画でそれぞれが練習を重ねて、本番がぶっつけになります。
特定の団体として活動していないからこそ、それぞれの個性ある踊りが集まり、それはかえって来場者に近い立場で踊れるという利点になることも。
ただ、これは今後の課題だなと個人的に思ったのですが、本番になって踊りながら初めて知った振り付けの流れもあり、踊っていた人々はもっと振りが分からなくなり混乱させてしまったと反省しておりました。
予め曲を一曲通して把握して踊っておくことは絶対的に必要ですし、それが困難な状況もあるため、知らなくても瞬時に踊る能力を向上させたいと思います。
これは、リードの踊り手になったときだけではなく、どこかの盆踊り会場で踊る時にもとても役立つスキルですし!
いざ櫓の上で踊ってみると、普段の盆踊りの踊り方では、残念ながら動作が小さく見えてしまうということも発見。
大きめに柔らかくというよりは、はっきり動いてちょうど良いくらいなんですね!
踊ってくれる人々を第一優先に、、
少しでも踊りやすいような、お手本の踊りを研究していきたいと思います!
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いかがでしたでしょうか?
今回の内容は、対象となる方がかなり少なめになるのかなという内容でした!
もしかすると、盆踊りというよりはテーマパークのパフォーマンスについて書いているのでは?!と途中から自分でも思ってしまっていました!
盆踊りをもっともっと、みんなが喜んで楽しめる遊びにしたいという思いは変わらず、、
盆踊り会場を見つけたら、つい飛び込んでしまうという若い世代がどんどん増えていけば、盆踊り好きダンス好きとしては嬉しい限りです。
皆さんの実現したい盆踊りの理想像はありますか。
こんな盆踊りに参加してみたい!というものはありますか。
今年も伝統的な盆踊りから、新しい盆踊りまで、、沢山の盆踊りを生で体感できることが楽しみですね!!!
以上、高尾可奈子でした!