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『第57回上方漫才大賞!ミルクボーイ「漫才界の大海原へ!」』

9日(土)第57回上方漫才大賞が大阪城クールジャパンパーク大阪WWホールで行われ、光栄なことに大平サブローさん、カンテレの関純子アナウンサーと司会を務めた。

大賞受賞記念漫才を披露するミルクボーイのお2人

上方演芸会で最も歴史があり、すべての漫才師が目指す頂点…それが弊社・ラジオ大阪が創設した「上方漫才大賞」である。
大賞に輝いたのはミルクボーイ
2019年にM-1王者に輝いてから、一気にスターへの階段を駆け上がった。
しかし、お2人にも漫才に力が入らない時期があったと言う。
そんな時に「漫才、もう一回ちゃんとやったら?」と真剣に言葉をかけてくれたのが海原やすよ ともこさんだった。
目に涙を溜めて、やすともさんが大きな花束を抱えてステージに登場すると、駒場さんと内海さんの目にも涙が…。会場は万雷の拍手に包まれた。

表彰式直後のミキのお2人。最高のおばあちゃん孝行となった。

奨励賞を受賞したのは兄弟コンビ ミキのお2人。
2019年に新人賞を受賞。去年も奨励賞にノミネートされたが、プラスマイナスに敗れ悔し涙を飲んだ。「漫才が兄弟で誇れるものになった」という昴生さんの言葉が印象的だった。「5年後までに大賞を」とさらなる飛躍を誓う。

ヒーローインタビューのネタからリアルヒーローインタビューに応じるニッポンの社長のお2人

7組の新人賞候補による超ハイレベルな戦いを制したのはニッポンの社長。
ラストで登場し、ヒーローインタビューのネタを披露。会場を大いに沸かせた。

若手強豪が揃う新人賞。トップバッターは紅一点「天才ピアニスト」だった。上沼恵美子さんのモノマネを封印し「アンガーマネジメント」を題材とした作品を披露。最高のパフォーマンスを見せた。
4組目、ちょうど真ん中に登場した「フースーヤ」が会場の空気を大きく変え、5組目に登場したのが去年のM-1ファイナリスト「もも」だ。
まもる。さんは本番のかなり前から舞台袖にいて気合充分。
「きょうならM1も獲れる」と直前に仰っていただけのことはある「これぞ上方漫才」という素晴らしいステージを披露した。

会場となったCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

どのコンビにも賞を差し上げたいくらいの新人賞、奨励賞の戦いだった。
こんな世の中、暗いニュースにあふれている世の中だからこそ、笑いを届けて下さる芸人さんのお仕事は、本当に尊く素晴らしい。

来年は58回目!どのコンビが栄冠を手にするのか…今からもう楽しみだ。

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