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文楽技芸員が出演する唯一のラジオ番組『寛太郎とたかおのツレビキ!』

ラジオ大阪(AM1314kHz / FM91.9MHz)で毎週水曜日 午後11時30分から放送している『寛太郎とたかおのツレビキ!』は、おかげ様で放送開始から1年を迎えた。
人形浄瑠璃文楽座 三味線奏者で、私の中学時代の友人でもある鶴澤寛太郎さんとお送りする15分番組だ。
番組タイトルの「ツレビキ!」は琴や三味線を2人以上で一緒に演奏するツレ弾きと、友達を意味する「ツレ」を掛けている。

番組スタートのきっかけはコロナ禍

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、コンサートやイベントの中止が相次ぐ中、文楽も2020年2月末から約半年に渡って休演となった。
「何かできることは無いだろうか?」
大きな打撃を受けたエンタメ業界を放送の力で応援したい。
歌手の皆さん、芸人さん、俳優さん…その中で真っ先に浮かんだのは、やはり友人・寛太郎の顔だった。文楽の技芸員さんがレギュラー出演する番組は他に無く、中学校の同級生同士での番組も珍しい。すぐに企画書を仕上げ、4月中に最初の録音を行い、去年5月6日から放送を開始した。

喋れる三味線奏者

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私がラジオ大阪へ移籍したころ「いつか2人でラジオ番組をやろう!」とよく話していた。(その時の番組タイトル候補は『寛太郎とたかおのペンペンミッドナイト』だった。)と言うのも、寛太郎はラジオパーソナリティの適性が高いと私はずっと思っていた。1つは物怖じしない性格。中学生の時、彼に密着取材していたNHKのディレクターをして「カメラの前でこんなに演技をしない人を見たことがない。」と言わしめた超自然体の喋りがラジオに向いている。
そして、文楽や三味線のことはもちろんだが、ワインやコーヒー、料理、陶器など詳しい分野についてはとことん話せる。
思った通りにすぐ才能を開花させ、今や15分では足りないくらいになってしまった。舞台では見ることができない「ラジオパーソナリティ 鶴澤寛太郎」の魅力を感じて頂けるだろう。

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目指すは、松本人志さんが同級生の放送作家 高須光聖先生とTOKYO FMで放送されていた『放送室』!あなたも私たち2人の「ツレ」になったつもりで肩の力を抜いて聴いて頂きたい。

「あの時は大変だったけど、コロナがあったから2人で番組ができたね。」と、重要無形文化財保持者(人間国宝)認定のパーティで乾杯して、酒を酌み交わすのが夢だ。

『寛太郎とたかおのツレビキ!』は毎週水曜日午後11時30分から45分までラジオ大阪(AM1314kHz / FM91.9MHz)で放送。
スマホ、パソコンアプリradikoならいつでも好きな時間に聴くことができる。

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