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がんになった私とコーチングの出会いが生んだ『今この瞬間に感謝して、精一杯幸せに生きる』物語

はじめに


私はこの投稿で、読者の皆様に私の内なる想いを感じてもらうことを目的ととしています。それはあなたが少しでも多く笑顔でいられる瞬間が増えること、そしてあなたが今この瞬間を自分らしく幸せに生きられるような社会になることを願うからです。私がこの世に生きる意味、目的についてお話ししたいと思います。私の内なる想いが、少しでも皆様の心が温まるひと時になれば幸いです。

まず、あなたはありのまま可能性に溢れていること。あなたも辛いときや、モヤモヤしたり、悩む時があるでしょう。悩んでいなくても、人と対話したいと思う人もいるのでは。私はそんなあなたにとって人生の頼れる存在でありたいと思っています。自発的に自分らしく幸せな瞬間を生きられることができるよう、傍にいて寄り添える存在になりたいです。

ここで今日の私に問いかけたいと思います。「今この瞬間を幸せに生きることができているだろうか?」自分の心に耳を傾けてみます。未来にいることでも、過去にいることでもなく、今ここにいることができているでしょうか。未来を考えることはするし、過去を振り返ることだってします。それ自体はおかしなことではありません。ただ私たちは今を生きているのです。精一杯今を幸せに生きていくことが、私たちが今この瞬間に最大限できる”生きる”ことなのです。

がんとコーチングが私に教えてくれたこと

私は2020年9月に癌を告知されます。正直驚きを隠せませんでした。がん家系ではなく、風邪だってほとんどひかず、日々食事も健康的で、生活習慣も良い日々を過ごしていました。そんな自分が10万人に1人の希少癌を患うとは思ってもみなかったです。しかもその直前には、挫折による短期離職(4カ月)をしており、無職の状態でした。パートナーには特に心配をかけたし、不安な想いを何度もさせました。そしてたくさんの涙を流させました。

そんな中、生きる以外に選択肢のない私たちは日々励ましあいながら治療に向き合うことしかできませんでした。そして私は今この瞬間を生きられています。しかし、この世を後にされる方々も多くいらっしゃいます。私たちはその方々の分も、今この瞬間を精一杯生きるのです。

全員に言えることですが今日や明日、何が起きるかなんて分かりません。過去や未来に不安を感じることは無限にあります。私以上に苦しいご経験をされている方も多くいる中恐縮ですが、私は体験を通して学びました。私は28歳で10万人に1人が発症する希少癌を患い、日々再発や2次的な病にかからないかと思うと不安がよぎります。この不安は形は違えど、誰もが抱えているものではないでしょうか。だから私たちにできることは、今この瞬間を精一杯生きることなのです。私は今回の経験を通して、このことを強く日々感じて、今ここを生きています。

そして治療に奮闘する最中、私はTHECOACHに出会います。抗がん剤治療に励む入院中に、今後の病状がどうなるかなんて未来はまったく分かりませんでした。その中、即決で2020年10月に翌年7月まで続くコースを申し込みます。この出会い、歩みこそが私にとって大きな転機となりました。今までの歩み、事象には全て意味があり、転機であったと。そして私にとって、この世に命がある以上果たしたいこと、生きる目的との出会いに繋がっていくのです。

コーチングマインド、THECOACHでの学び、そして講座中の実践を通じて、私は自信を感じることができました。コーチングマインドは私の生き方そのものであり、また私の過去の歩み全てに意味付けをしてくれた存在となります。その過程を共に支えてくれたTHECOACHの講師陣ならびに受講生の仲間は私にとってお守りのような存在です。この場を借りて、大きな感謝を送りたいと思います。本当に有難うございます。

ここからは私の更に過去の転機に遡ります。長くなりますが、過去を振り返りつつ、少しでも私の生きる目的が皆様に届いたら嬉しく思います。そして少しでも多くの人が、今この瞬間を幸せに生きていくことに繋がればいいと心から願っています。

私にとっての転機は大きく3つあります。1つはアメリカ生活と帰国後のギャップの悩みです。続いて大学時代に組織をとりまとめる立場として多様な人員と共に日々を過ごした経験です。そして最後に就活、転職、離職など仕事におけるキャリアの悩みです。これら3つの出来事は、コーチングを通して今なら「転機」とよべる、リソースフルな経験となっています。

転機1.アメリカ生活と帰国後のギャップ

アメリカで4年間生活してきた私は、「愛」「多様性」「自発性を育む」ことを肌で感じてきました。ありのまま自己表現が受容される場心理的安全性の高い空間がアメリカの教育や、家庭に存在していました。家庭にとどまらず、繋がりのある人や、ただすれ違う人ですら受容や心理的安全を感じることがありました。そこは愛に満ち溢れた社会であったと振り返ってみて思います。私はこの場、空間で小学校高学年~青年前期の一部を過ごし、私にとって大きなリソースとなりました。まさにコーチングマインドが育まれた瞬間です。今では私はこのマインドこそ、自身の大きな特徴になっていると感じています。

一方で中学校2年から日本に帰国後、感じたのは自発性を閉ざす場でした。それは教師・生徒間のみならず、生徒間同士でも、周りと合わせることが求められる閉鎖的な空間と感じました。私は極力自己表現を控え、周りの空気に合わせたつもりでした。しかし自然に身についていた自己表現は隠しきれず、周りとの距離を感じるようになります。(今でも中学校の同級生とは親しくしており、そんなことはなかったと言ってくれているので、当時は私の被害妄想でした)この時は悩み、そこから救われたのは、家族や親しくしてくれた友人の存在でした。愛情や優しさに溢れ、ありのままを受け入れられる場により、私は救われたのです。

私は日本の教育の場に違和感を強く感じました。あくまでも自分が経験した教育の場のみとはいえ、周りと合わせ、正解を求める教育の場が日本文化として根付いている印象があります。アメリカで体験した4年間にそのような場はなく、ありのままの私や他者が受容され、可能性を相互に信じていました。そこは愛に満ち溢れ、温かな育みがあり、まさにコーチングマインドが浸透した教育の場であったと感じています。

転機2.大学時代に組織を取りまとめる立場をさせてもらった経験

ここでは誰もが取り残されることなく、欠かせない存在であることの大切さに気付きます。これは意識的にやっていたというより、1人1人が選択してくれた大学時代の重要な思い出となるサークル活動を素晴らしいものにしてほしいという想いが強くありました。1人1人の対話がすごい大事であったこと、1人1人の可能性を信じること、その可能性を押し殺さないこと、心理的安全性の高い場であることが欠かせなかったと思っています。まさにアメリカ時代に育まれたコーチングマインドが、組織全体に波及したと考えております。そしてその場作りは私ならではであると、リソースとして今では捉えています。

転機3.就活、転職、離職と仕事におけるキャリアに悩んだ経験

私は就活や転職、そして離職と様々な時期の悩みでは、人との対話や受容に救われました。この経験こそ、私があなたにとってのそんな存在になりたいと、私が今思う生きる目的に繋がっているのです。

私だけではないのではないでしょうか。やりたいことなんて分からないと思っている学生で、就活の時期がやってくれば自己分析やOB訪問などで関心を探り、時期がきたら就職する。転職においてもやりたいことが分からないまま、ましてはやり方も分からないままエージェントと話したり、面接を受けたりする中で模索をしてきました。離職時においては、”無職”がキャリアの観点上マイナスだという概念に囚われ、逃げるような短期離職では次の環境でも同じだという概念が私を苦しめていました。

悩みから抜け出す上で大事だった共通することは頼れる存在がいたことです。まさに私は人に相談をしてきたのです。しかし信頼できる相談相手を探す旅でもありました。家族には心配をかけるし、感情が邪魔をする場合もありました。私は客観的でいられる信頼できるパートナー的な存在を求めていました。そして私はそのような存在に救われてきました。皆様にとってのそんな存在に私はなりたいと強く思います。悩んできたことは気づけば私にとってリソースになっていたのです。

カスタマーサクセスとの出会い

これら3つ以外にもご紹介したい転機があります。新卒で入社した会社で5年間やってきた経験が、自分が望む転職市場では求められなく、中々自信がもてなかったことがありました。しかしTHECOACH内での対話を通して私は徐々に私の歩んできたキャリアに自信を持てるようになったのです。更にはTHECOACHでCSの職種で募集があった際、ここぞとばかりに応募したことがあります。この時に自己分析を全身全霊かけて行いました。私にとってCS業務は未経験な職種です。ただTHECOACHは私の生きる目的に合致する組織で、まさに私にとっての今この瞬間を幸せに生きることなのです。

結果はご縁に繋がらなかったのですが、自己分析する中で私の経験は顧客への貢献心が強く、成果になっていることに気づきます。そして自身の経験と親和性が高いカスタマーサクセスと出会いました。自身のキャリアがCSと親和性が高いと感じたことから、調べたところこれだ!!と思いました。そして今ではアンドパッドのカスタマーサクセスにご縁をいただき従事しています。

過去の経験はリソースである

そう、私はTHECOACHでの学びやご縁を通して、またコーチングマインドという自身の生き方が言語化された概念により、過去の経験が全てリソースであることに気づくことができたのです。そして私は自分が生きている目的が明確になりました。それこそが『誰も取り残されることなく、人が自発的に今この瞬間を自分らしく幸せに生きる選択ができる社会』に貢献することです。

そんな社会が実現したら良いなと強く思うと共に、そこに向けて自分が力になれないかを考えています。ただ私が忘れてはいけないことは、パートナーである家族を幸せにすることです。しかしそのためには私自身がこの世に存在し、今この瞬間を幸せに生きていることが大切です。だから私は、何のために生きているのか、好きなことや強みを活かしている状態でいたいのです。それが結果として、活き活きと今この瞬間を幸せに生きていることに繋がっています

これは2020年の短期離職から、無職中の癌闘病という出来事がなければ気づくことはできなかったかもしれません。私はその前までは家族や人のためなら自分は二の次と思っていました。他者の期待に応えることが人生の生きる目的になっていたのです。しかし今は違います。私は自分がしたいから、人の今この瞬間を幸せに生きることに役立ちたいと本気で思っています。これが仕事になるなら、まさに天職なのです。

届けたいのは笑顔と今この瞬間の幸せ

何度もしつこいようですが、私が実現したい社会とは『誰も取り残されることなく、人が自発的に今この瞬間を自分らしく幸せに生きる選択ができる社会』です。そのために私自身が今この瞬間を幸せに生きるのです。そして一番大切なパートナーである家族と自分がこの世に共に命があり続ける以上、今この瞬間を共に精一杯幸せに生きていきたいのです。

社会実現に向けた1つの手段として、私はコーチングを提供しています。2022年はコーチングの認定資格取得により、私の生きる目的が少しでも多くの人に安心して届けられるようにしたいと考えています。研鑽もしていきます。1人でも多くの笑顔、そして今この瞬間の幸せに繋がればこんなに嬉しいことはないと思っています。

私が届けるコーチングについては別途こちらに記載しております。ご関心をお持ちいただけた方は御覧いただけますと幸いです。

さいごに

私は悩んだことや、自信がなかったこと、一生懸命生きてきたことが自分にとってのリソースだと今なら言えます。癌とコーチングが紡ぐ私の物語から気づくことができました。コーチングマインドが社会に浸透する、そのためには個人軸、企業組織軸、そして教育軸の取り組みが必要だと考えています。目の前の人の笑顔と今この瞬間の幸せに向けて、私がやれることをやっていく。それが私にとって、そして私の家族にとっての幸せなことだから。

長くなりましたが最後までお読みいただき本当に有難うございます!引き続き何卒よろしくお願いします。


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