政治資金のクラウドファンディング
今回はよく聞かれる選挙に関するお金の話についてお話しさせて頂きます。
「お金がないと議員になれないんでしょ?」
確かに供託金30万円で立候補は出来たとしても、当選のためには様々なお金が必要となります。
例えば、リーフレット・ポスター印刷、選挙カーレンタル、事務所、人件費など、地方議会選挙1回につき最低300万円は必要と言われています。
300万円・・・
私のような一般的なサラリーマンが政治を志した時に、一番に立ちはだかる障壁かと思います。
”選挙にはお金が掛かる”
つまり、政治に対して強い思いがあってもお金がないと議員になれないのでしょうか?
私は私が政治を目指したきっかけの木質バイオマスの問題と同じように、
出来ないから諦めるのではなく、どうすれば出来るようになるのか
の視点で、調べ・考え・行動すれば、必ず方法はあると思います。
前回の都知事選において「家入一真」氏が、政治史上初となるクラウドファンディングを成功させ、6日間で500万円の設定金額を大きく超える700万円を集められたのはご存知の方も多いかと思います。
思いに共感して頂いた方から選挙資金を調達し、政治にチャレンジする資金調達の民主化を実現されました。
「資金集めを民主化し、世界中の誰しもが声をあげられる世の中をつくる。」
これは家入氏が立ち上げられたクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」の企業理念を家入氏ご自身が体現され、夢ある人を応援する場所を提供されています。
実際に2018年4月に練馬区長選挙に立候補された「田中まさゆき」氏は「CAMPFIRE」で資金調達を達成し、供託金や選挙資金を確保されました。
政治は限られた人だけが挑戦出来るものではなく、思いに共感して頂ける人がいれば、誰でも挑戦出来る時代に変わってきています。
達成したい夢(目的)はあるけど、その手段に「政治への挑戦」が選択肢に入っていない。そんな政治が遠くなっている今、クラウドファンディングは政治をもっと身近できるツールになり得ると思いました。
(私もやろうかな。)
※中西だいすけ様のコメントより引用(2019/1/25追記)
CAMPFIRE担当者(2019/1/23時点)
「弊社の方針として、政治資金規制法にクラウドファンディングに関する適切なガイドラインがないため、双方にリスクがあると判断し、選挙資金集めを目的としたプロジェクトの掲載はご遠慮頂いている」
次回は そもそも選挙にそんなお金をかける必要があるのか? についてお話ししたいと思います。