やまもとたかゆき@伊織のパパ

アフリカで妻が妊娠!4月19日パパになりました。パパ側から見た妊娠・子育ての様子などをお伝えしていきます。全国のプレパパ・プレママ、すでに子育て中の皆さんと繋がりたい!インスタも始めましたhttps://www.instagram.com/chicoshopping_tk/

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第1話:どうやら僕はもうすぐお父さんになるらしい「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期

それはそれは多くの男性が同じ状況にいるのだろうけど、僕の場合は少し「特殊」だと思う。 これからnoteに書いていくのは、これから生まれてくる子どもの成長記でもあると同時に僕の成長期でもある。 少し僕の自己紹介をしておくと、大阪に生まれ大学卒業までは笑いと治安の悪さに揉まれながらスクスクと育った。身長が思ったより伸びなかったのはきっと通学路で自己主張の激しいネオンの光を当てられ続けたからに違いない。 大学を卒業してからは7年ほど海外を転々としながら生活してきたのだが、この辺り

    • 第18話: どうやら僕はパパになったらしい「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

      さて、パパになるまでもうすぐ!と書いておきながらあれからはや1ヶ月が経とうとしている。 僕の肌感では1週間ほどしか経っていないのだが、この1ヶ月は本当に矢のごとく飛ぶように過ぎていった。 だって僕たちの世界が180度変わったから。1ヶ月前のあの日、地球の中心は地殻でも地軸でもなくて、僕たちの赤ちゃんになった。 全てが愛おしく、泣いても笑っても(新生児微笑)僕たちに幸せをくれる。 僕たちと初めて出会った日のことやこれまでの1ヶ月は追々書いていくが、まずは出生報告としてこ

      • 第17話: 子育てはパパにとってボーナスステージ。奥さんだけに任せるなんてもったいない!「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

        出産予定日まで5日を切った。 いよいよだ。 もうすぐ会える。 準備も着々と進めている。 というよりも、お義姉さんをはじめとする周りの方々に文字通り山ほどベビーグッズを頂いたので、ほとんど自分たちで買ったものがない。そのおかげで余裕がある状況で環境を整えられている。 かわいい服も用意したし、ウォーターサーバーも設置して沐浴の予行練習と抱っこ紐も付け方も習得済みだ。 産まれるまでに練習しておけば少し心に余裕ができる。実際にやってみると色々と気付くこともある。 例えば

        • 第16話: 終焉の嫁姑問題。奥さんの意見ではなくて、パパの意見として伝えて欲しいんです「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          前回、お家がネズミーランドになり、僕と妻、そして僕の両親の奇妙な同居生活が始まったわけだが、妻によってはこれが最大の試練となっているようだ。 いきなり旦那の親と住むことになったのだからストレス of ストレスの何者でもない。幸い、うちの親はいい意味で無頓着であり、こだわりがない。一緒には住んでいるが、自由にすればいいというスタンスなので本当に有難い。 また、うちは男兄弟しかおらず、女性に対しては特段優しい。妻や兄の奥さんにも甘いので、結婚史上最恐の関門、嫁姑問題は発生して

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        第1話:どうやら僕はもうすぐお父さんになるらしい「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期

          第15話: 僕たちのお家が夢の国になった話「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          出産は僕の実家がある大阪ですることになったので、妻の実家に妊娠報告をしに広島へと向かった。 義理のご両親には既にテレビ電話で報告していたので、久しぶりの末っ子娘との再会と妊娠報告を楽しみにしてくれていた。 妻が帯同する際にも、スーダンへ一緒に行ってこい!と背中を強く押してくれた心強いご両親だ。 僕たちが世界津々浦々、転々と暮らしているせいで大変な迷惑をかけているのだが、実家に行った時はいつも豪勢な食事でおもてなしをしてくれる。 近所に住んでいるお義姉さん家族も集まるの

          第15話: 僕たちのお家が夢の国になった話「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          第14話:逆子は赤ちゃんからの優しさ。お腹を蹴られる妻はまるでアシタカ「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          妊娠から半年、帰国して初めてのエコーで僕たちの赤ちゃんが骨盤位であることがわかった。いわゆる逆子ちゃんだ。 お腹の中の赤ちゃんは通常、頭を下に向けている。産まれる時も頭から先に出てくる。逆子ちゃんというのはその逆、つまり頭が上にあり、足が下にある状態。 体が小さいうちは羊水の中を泳げるので逆子ちゃんであることはそこまで珍しくない。しかし、30週前後で逆子ちゃんのままだと「逆子体操」と呼ばれるストレッチをして、「戻れ〜戻れ〜」と毎晩念じることとなる。 また、出産時に逆子ち

          第14話:逆子は赤ちゃんからの優しさ。お腹を蹴られる妻はまるでアシタカ「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          第13話: 助産院で産むことを決めたあの日。北田院長の忘れられない言葉「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          日本国内で助産院での出産率はそこまで高くないのだが、僕たちの周りには、助産院を薦める友人が多い。特に助産院で出産経験のあるお母さんは助産院での出産を薦める傾向にある。 何がそんなにいいのだろうか。 僕にはまだまだ知らないことが多すぎた。 知らないものは怖い。 誰だって最初初めてだがその一歩が踏み出しにくい。僕の好きな言葉にファーストペンギンという言葉があるが、これは勇敢な人という意味でハイリスクハイリターンを取れる人のことだ。ペンギンは常に群れで行動し、大きく見せること

          第13話: 助産院で産むことを決めたあの日。北田院長の忘れられない言葉「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          第12話: 初めての総合病院で僕は主人の帰りを待つ子犬になった「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          病院に行くのはいつだって苦手だ。 体が不調を訴え、薬をもらうために通う病院は憂鬱だ。採血があれば注射だって打たれる。元気になるためとはいえ、遊園地に行く時ほど気分が乗ることは決してない。 ただ今回の病院は状況が全く違う。 お腹の赤ちゃんの様子を確認しに行くのだ。僕ら両親にとっては大イベントだ。 もう5ヶ月半なのだから、スーダンでは3度産婦人科に行っているのだから慣れているだろうと思うかもしれない。 そんなことはない。なんと言ってもここは日本なのだ。首を折り曲げて見上げる

          第12話: 初めての総合病院で僕は主人の帰りを待つ子犬になった「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          第11話: マタニティマークと母子手帳がうちにもやってきた。オットニティマークと父子手帳はいずこに「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          妊娠から5ヶ月半、日本に帰国してから3日後、僕は初めて胎動を感じることができた。アフリカにいる間はバタバタしており、お腹の中の赤ちゃんも落ち着くことができなかったのだろう。あまり動くとお母さんがしんどいと思ってじっとしてくれていたのかもしれない。 さあ、妊娠が分かると様々な準備や手続きを行うことになるが、1番初めのハッピーなイベントといえば母子手帳の受け取りではないだろうか。 母子手帳を受け取りに役所まで行くことができる夫はなかなかいないと思うが、役所で説明を聞いていると

          第11話: マタニティマークと母子手帳がうちにもやってきた。オットニティマークと父子手帳はいずこに「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          第10話:日本帰国。考えることは山積み。赤ちゃんにとってどこで産むのが最適解なのか 「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          日本へ帰国しようやく腰を落ち着けたのは、かつて祖父と祖母が暮らした哀愁漂う長屋だった。祖父は僕が高校生の頃に亡くなっており、祖母は今施設で元気にやっている。状況が状況なだけに会いにいけないのがもどかしいが、祖母が戻ってくるまでの間、家を使わせてもらうことにした。 家賃が掛からないのはすごくありがたかった。妻の妊娠を知った父と兄は早速、長屋を魔改造していた。長屋というのは隣の家と壁を共有しており、見事なプライベートフリーを実現しているのだが、父と兄はDIYで防音壁を作っていた

          第10話:日本帰国。考えることは山積み。赤ちゃんにとってどこで産むのが最適解なのか 「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          第9話: ついにスーダン脱出!思い出と荷物を詰め込んでいざ日本へ「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          妊娠から5か月半、安定期を迎えた僕たちはついにスーダンを発ち日本に帰国することとなった。 実のところ、「アフリカ」という環境の大変さに加え、この頃のスーダン(あれから数か月が過ぎた今もだけども)は情勢が安定しておらず、というよりも荒れに荒れており毎週のように政府に対する抗議運動が行われていた。軍部との衝突、ネットの遮断、道路の封鎖など色々大変なことだらけだったのだが、このあたりの話はまた機会があれば書かせてもらおう。 なんせスーダンでの駐在を始めた2018年後半からのこと

          第9話: ついにスーダン脱出!思い出と荷物を詰め込んでいざ日本へ「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          第8話: 空気の読める我が子のおかげで色々捗っているお話「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          アフリカのスーダンで妊娠し、比較的安全に飛行機に乗れる5ヶ月後半までそこで過ごしたわけだが、その頃僕はいわゆる国際協力なる仕事をしており、地方や国外への出張することが多かった。 普段なら全く問題ないし、むしろ現場に赴くチャンスなので飛びつくのだが、妊娠中は少し訳が違う。前回の7話でお話した通り、妻はつわり真っ盛りで水すらも飲めない状態が続いていた。アプリやネットを漁り、同僚の配慮の元、つわりが和らぐと言われている時期に出張を差し込んでいた。 ↓まだ7話を見ていない方はこち

          第8話: 空気の読める我が子のおかげで色々捗っているお話「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期」

          第7話:つわりと闘う妻。キムチを食べたくて泣いた夜「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期

          あの夜、妻はキムチが食べたすぎて、泣いた。 つわりがきつくて、吐き気が凄すぎて、ではなく、キムチが恋しくて泣いた。 今となっては笑い話だが本人は至って本気だ。妊娠すると体の変化だけではなく、ホルモンバランスの変化によって心にも影響が現れるようだ。 うちの場合は、比較的軽い方だったみたいだが、毎日吐き気と怠さに悩まされるのは想像以上にキツい。 特にきつかったのは食事だ。 妻の場合、ジャンクフードや辛いものが食べたくなり、水が飲めなくなった。 人によって味覚に変化は違うのだ

          第7話:つわりと闘う妻。キムチを食べたくて泣いた夜「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期

          第6話:小さくて大きい心の臓。ハットトリックを取り損ねた父「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期

          お腹の赤ちゃんの心音と成長を確認するため、2021年10月4日に2度目の産婦人科へ。 アラビア語での受付対応も冷や汗をかくことなく終えることができた。我が赤ちゃんよ、君もすくすく育っているが、父も成長しているよ。 一緒に大きくなろう。 妊娠が発覚した!としてもこの時点ではほとんど実感がない。お腹も大きくなければお腹にどんなに耳を押し当てても心音が聞こえないからだ。 やったー!うちにも赤ちゃんが来てくれたんだーと手放しで喜ぶ旦那さんは多かれど、奥さんと一緒に不安を共有できる

          第6話:小さくて大きい心の臓。ハットトリックを取り損ねた父「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期

          第5話:旦那さんにこそ見てほしい妊婦用アプリ「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期

          僕にとってはすごく自然なことだったんだけど、妻が妊娠してから周りの友人に「すごいね」と言われたことが一つある。 それはアプリで妊娠の経過や妊婦さんの体にこれから起こりうる変化を逐一チェックしていたことだ。どうやらこの類のアプリは妊婦さん向けで、多くの旦那さんの目には触れないらしい。 そうならば、この場を借りて僕が宣伝する他ないだろう。 いや、特段そんな正義感はないのだが、もし見たことがないのなら是非見てほしい。ちなみに僕は毎日見ていたので、月数はもとより〇〇週の⬜︎⬜︎日

          第5話:旦那さんにこそ見てほしい妊婦用アプリ「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期

          第4話:アフリカで体験する初めての産婦人科はまるで夢のようだった 「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期

          これまでのお話をご覧になりたい方は以下の記事から 妊娠後1番最初の壁は産婦人科で受診することだった。 地方では助産婆が自宅でお産を行うのが通例で、乳児死亡率が3%の国(世界ワースト20の数値)で出産する選択肢は流石になかったが、胎児の様子を見るには病院に頼るしかなかった。 幸いにも、タクシーで15分ほどの距離に国内ではトップクラスの信頼がある産婦人科があった。その名もドリーム。うん、いい夢を見させてくれそうだ。 早速、その病院に向かったのだが、僕たちの夢はどうやら悪夢

          第4話:アフリカで体験する初めての産婦人科はまるで夢のようだった 「アフリカから帰ってきたニート夫と娘の成長期