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Zalando社のsustainability reportより。ドイツ企業の人的資本開示第13弾!

自己紹介

4,300社30万人のお客様が使うミツカリ適性検査のミツカリ代表。社会全体の適材適所を目指して邁進しております。4児👦👦👦👧の父で子供好き。教えることで教えて頂くことが生き甲斐の多動人間。
下記の本からドイツ企業DAXの人的資本開示が進んでいることを知り決算資料を見ていく企画第13弾(以前の記事はこちら)。

今回はZalando

ドイツのベルリンに本社を構えるファッション関連の事業をてがける会社。2008年にビジネススクールの同窓生が開始し、サンダル、靴、自社ブランドなどを展開しているそう。ザッポスに学び欧州ほぼ全域に展開する企業でなんだかビジネススクール卒の自分としては胸熱でした!

https://corporate.zalando.com/en/sustainability-progress-report-2021


こちらのレポートのP33-44のPeopleの項目が人的資本開示に関する内容といえそうです。

Report全体の冒頭に人事関連の目標が掲げられていて進捗がわかりやすい!
倫理観のスタンダードを上げる

ファッション業界はサプライチェーンの労働条件による貧困問題や環境問題、動物愛護などに関わる問題が多くそこに対して取り組むためにCode of Conduct,Social Standardsを制定し順守するパートナーさんと付き合うなどしているとのこと。

将来必要になるスキル獲得の機会を2023年までに1万人に提供する。将来的に必要になってくるスキルのミスマッチを埋めて強い組織を維持する。

感じたこと

どちらかというとDAX企業の中では社歴が浅い会社ではあるが、ファッション業界という特徴を鑑みて
・倫理観の基準を高める
・世の中の要求に応えられる人を育てる
という二つにフォーカスするということが明確な内容。
課題があり、そこに対してKPIを設定して、取り組んでいくという中身なので非常にわかりやすいし、昨今のSDGs的な関心の高まりや、市場の移り変わりのスピードが上がっているように感じられることからも、すごく納得感のあるレポートでした。こうしたレポート内ではよく見られる女性の管理職比率などは言及がなく、おそらく課題になっていないのかなとも一方で感じました。


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