世田谷線に乗ってみたくて...(vol.2 豪徳寺参詣と上町でベトナム料理を食べ、人生初の世田谷線に乗った話)
そんなわけで豪徳寺にやってきました。初豪徳寺。けっこう観光客いました。訪日観光客のみなさんも多い。人気スポットなんですね。
豪徳寺
立派な山門ですねー。向かいの桜は満開。絶好の撮影ポイントなのでみなさん順々に撮影してました。撮影したかったので、人がいなくなる瞬間を待っていたのですが、無理でした。
ピカピカの香炉が順路をふさぐように建っています。かっこいいですね。前を歩いていたおじいさんが、香炉の線香の煙を頭にかけ、そのあと狛犬の摩尼珠を撫でてました。そういう作法が正しいのかと僕らも同じように摩尼珠を撫でました。正しいかどうかわかりませんが。
豪徳寺の三重塔を忠正公神道碑越しに撮影。「忠正公」とは彦根藩最後の藩主井伊直憲の諡号。豪徳寺はかの有名な井伊家の菩提寺。なので豪徳寺敷地内の一角には井伊家歴代藩主と関係者のお墓が密集しているエリアがあります(彦根藩主井伊家墓所)。
「彦根藩主井伊家墓所」は豪徳寺内の南西の一角にあり、塀で囲われていて、他のお墓と扱いが全く異なります。その囲いの中に歴代藩主や江戸で暮らしていた正室側室子女、藩士たちのお墓が整然と立ち並びます。
「彦根藩主井伊家墓所」の一番奥にあるのが井伊直弼のお墓。近江彦根藩15代藩主で幕府大老も務めた幕末の超大物。「桜田門外の変」で暗殺されてしまった人物としてあまりにも有名。
(それにしても綺麗なお寺です。これだけのお寺はなかなか無い。)
前回書きましたが豪徳寺は招き猫の発祥の地と言われてるみたいです。
招き猫発祥の地とする説がある。井伊直孝が猫により門内に招き入れられ、雷雨を避け、和尚の法談を聞くことができたことを大いに喜び、後に井伊家御菩提所としたという。豪徳寺では「招福猫児(まねぎねこ)」と称し、招猫観音(招福観世音菩薩、招福猫児はその眷属)を祀る「招猫殿」を置く。招猫殿の横には、願が成就したお礼として、数多くの招福猫児が奉納されている。ちなみに、招福猫児は右手を上げており、小判などを持たない素朴な白い招き猫である。
豪徳寺#招き猫伝説 - Wikipedia
その「招猫殿」の横の奉納場所にはおびただしいほどの「招福猫児」が!!強烈なインパクトあります。これが「映え」なのかどうなのかわかりませんが、インスタグラムにもたくさんアップされていました。
(夜には絶対に来たくない!!!)
こちらが豪徳寺の本堂。仏殿の陰に隠れた場所にあり、ちょっと見つけにくい。本殿の前に建物あるっての珍しい気がするんだけど、そんなことないのかな。
世田谷城址
豪徳寺の隣にあるのが「世田谷城址公園」。そもそも豪徳寺も含めて「世田谷城」だったみたいだけど、1590年の秀吉による小田原征伐後に廃止されたようです(1633年に世田谷城の一部を整備して豪徳寺ができた)。
豪徳寺の参道を出たところに「城山通り」なる道路がある。城山通りを東にほんの少しだけ歩くと世田谷城址公園があります。
こちらが城址公園。空堀と土塁の跡があります。アップダウン激しい公園で、とくに何があるってわけではありません。地図を見ると、豪徳寺、世田谷城址公園一帯を囲むように烏山川があり、天然のお堀のように見えます。
上町
豪徳寺駅商店街で緑色のケーキを食べて腹ごしらえしましたが、さすがにお腹すいたので飲食店を探したところ、上町に評価の高いベトナム料理屋さんがあるようなので行ってみることに。
こちらが上町駅近くにある「亞細亞食堂サイゴン」の外観。14時すぎでしたがお客さんは多く、人気がうかがえます。これは期待できそう。
お店のオススメっぽい「パクチー餃子」をまずは注文。餃子の上にパクチーがどっさり乗っています。餃子の中にもパクチー入ってるけど、熱が加わってるのでそこまで香りはしない。上に乗っているパクチーと一緒に食べよう。タレはゴマ風味。
(奥さんが注文したフォー)
(僕が注文したパクチーチャーハン)
全体的にボリュームがあり、めちゃくちゃお腹いっぱいになりました。パクチーチャーハンはピリ辛。食べログに「何を頼んでも美味い」ってあったので、もし今度来る機会あったら他の料理を注文してみたい。空芯菜とか。
ご飯も食べたので今日の最終目的地である「世田谷区立郷土資料館」に向かう。上町駅南の世田谷通り、ボロ市通りを越えた路地にあります。
土器やら文書やら充実した内容で、じっくりと見てまわりました。館内撮影禁止なので写真は無し。
(中庭の大きな木)
中庭の先には「世田谷代官屋敷」があるのですが、現在は改修工事中で入れず。住宅主屋と表門が重要文化財になっているようです。
日も傾いてきた時間になったので帰宅することに。上町駅から念願の世田谷線に初めて乗車しました。下高井戸までのわずかな時間でしたが楽しかった。なんかバスみたい。今度は松陰神社とか行ってみたいな。(おわり)