第104回全国高等学校野球選手権大会 決勝 展望
さぁ、いよいよ決勝戦です!
まさかこの両者の決勝になるとは…
今大会最後の展望です!!
決勝
仙台育英(宮城)-下関国際(山口)
2週間以上にわたった夏の甲子園もいよいよ大詰め。この両者の決勝戦を、大会前に予想できた者はどれほどいただろうか。もし、このままどちらかのチームが完投無し、本塁打無しで勝利すれば史上初。どちらが勝っても初制覇の決勝戦の火ぶたが、いよいよ落とされる。
盤石の戦いぶりで準決勝、東北のライバル聖光学院を破った仙台育英。2回に11得点を奪って一気に主導権を握る戦いぶりは見事だった。注目はチームで一番の打点を稼ぐ遠藤。6番に座ることで、中軸と下位打線のつながり役も担い、切れ目のない打線の原動力となっている。140キロクインテット(5人衆)をそろえる投手陣は、どの投手もストレート変化球共に一級品。決勝では、準決勝で登板の無かったエース古川か斎藤蓉の左腕コンビの継投が予想される。両左腕とも、出所の見づらいフォームから繰り出される伸びのあるストレートが魅力で、先発で大崩れしないことも甲子園で実証済み。投打で序盤から仕掛けて、主導権を握りたいところだ。
選抜優勝の大阪桐蔭、準優勝の近江を立て続けに破る快進撃を見せて、山口県勢ではKKコンビのPL学園に敗れた宇部商業以来の37年ぶりの決勝進出となった下関国際。この快進撃に投打で支えているのが、エースで3番を打つ仲井。投げては最速147キロを甲子園で出したストレートと切れ味鋭いスライダー、そしてピンチでも動じないマウンド度胸を武器に、準決勝でも見事なロングリリーフ、打線でもチャンスを広げる打撃を見せ、中軸に繋げる役割を担う。また、ネット上でも密かに話題になっているが、内野フライで内野手が何人も集まるような、カバーリングなど、ミスを最小限にとどめ緻密な守備も評価されるべきであろう。この試合でも、前の2試合同様、仙台育英に食らいつきながら、終盤勝負に持ち込みたい。
ちなみに主は、インターンシップ決勝30分前に終了という、
奇跡のバックホーム並みの奇跡が起きました!
そんぐらいの好勝負、期待してます!