【平成最後の鉄道旅行】 その11:富山地鉄&富山市内&ポートラム
富山地方鉄道
14760系に乗れました。
乗り心地は、いわゆる昔ながらのばねの柔かさを生かした感じです。
オリジナル車両で、昭和55年ローレル賞を受賞した車両です。
車両は、元京阪3000系や西武5000系など大手私鉄の中古車両が多いことで有名です。
また最近では東急からも、購入したようである。いずれの車両も、オリジナルのままの姿で活躍しているが西武だけ水戸岡さんの手が加えられています。 随所に見る設備は、古そうで一言で「レトロ」という感じです。
沿線は、乗車した新黒部を出るとまず、海沿いの黒部市内を目指す。
そして、JR改めあいの富山鉄道と並行し、富山を目指します。滑川などもほぼ同じような位置にあります。途中、上市でスイッチバックします。
ここで座席を転換する乗客が少ないのに驚きました。
長い乗車時間でないのでしょう。地域に根差した輸送ということかな。
寺田では立山方面への直通線と合流します。
稲荷町では立山本線と合流し、僅かながら複線となります。富山駅では、在来線(あいの富山鉄道含め)高架化工事中であるが、途中では思わずかつてのスーパー雷鳥などが直通していたJRと富山地鉄を結ぶ短絡線跡でもないか探してしまいました。
高架工事が終わればそんな跡はわからなくなるでしょう。
富山駅の工事は、今は路面電車の南と北を結節する工事がたけなわです。
将来的には環状線とポートラムが直結するのではないかと考えられます。
本数としてはほぼ同じくらいの15分毎である。また、単線という共通点があります。
富山の路面電車
コンパクトシティをめざし、ポートラムや環状線を新設し、LRTを積極的に取り入れている都市ですね。これらをみると、ホント外国(北欧)の都市のように見えます。
ポートラムは、元JR富山港線で岩瀬浜と富山を結ぶローカル線で本数が極めて少ない状態でした。沿線は幹線道路がすぐ横を走っており富山の郊外という雰囲気です。岩瀬浜まで10㎞足らずで短い距離ということもありこの路面電車化は大成功と言えます。また、本数15分毎という絶妙で、単線でやっていけるギリギリの本数でうまい。
南側の路面電車は、富山地鉄が営業を行っており、最も本数が多いのは南富山駅前系統で5分毎に発車する。そして、大学前行きが次に多い。
環状線は一方通行である。繁華街である、総曲輪までで周回する。
なお、総曲輪は富山駅から1キロ強位です。
その間に、お城や官庁街、などあるが高い建物は少ない。
総曲輪近くの富山の神社で有名な日枝神社でご朱印をもらいます。
その後、ガラス美術館へ行きました。
この意匠が極めて面白い。
しかも、この中には図書館も入っており(ほとんど)ホント度肝を抜かれる。
富岩運河環水公園へ行く。
立山などをバックに運河にかかる橋がシンボルのようである。
ここから、運河沿いに岩瀬まで約8㎞ほどマラソンする。
岩瀬は北前船の寄港地として有名でそんな古い建物がある。
北陸新幹線開業で、北陸の街は人の流れは大きく変わったとよく言われる。
観光では、金沢の一人勝ちとよく言われている。
富山の街は、金沢程観光客は見かけなかった。
都市機能は観光だけでない。
住みやすさを目指して頑張ってほしいです。
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