【平成最後の鉄道旅行】 その9:サンダーバード1号グリーン席
クロ683-4505
この座席は布張りでしっかりとした座り心地で、臀部のフィット感はあった。
これも、一度試してみたかった、座席である。
683系4000番台のリニューアル車両のグリーン席である。
高槻からサンダーバードに乗るという初体験もした。
高槻は朝は特急が頻発する駅である。
「はるか」関西空港行きも出発する。
昨今のインバウンド増加により、よく混んでいる。
6時台中盤の発車であるが、自由席・指定席とも高槻出発時点でほぼ満席。
この列車は9両で前よりに増結していたがそこにはやや空席が見られた。
一方の、わがサンダーバードはそこまでの混雑はなく、普通車では50%いくかどうか位である。
いかにも卒業旅行とおぼしき学生グループが楽しそうにしているなど、あまりビジネスな感じはしない。なお、月曜の早朝である。この前には、ビジネスサンダーバードが運転されていて、もしかするとそちらにビジネスマンは乗っているのかもしれない。
なお、この臨時特急は3連で大混雑必至である。1号は、京都から湖西線に入ると結構ゆっくりと走る。これは、湖西線内で近江今津まで普通電車の後追いをするからである。敦賀を過ぎると本領発揮である。
表定速度は110キロ程度で、在来線随一である。北陸トンネルではデッドセクションはほとんど感じずに通過する。福井付近は濃霧があるが特に遅れなどもなく順調そのもの。ところどころ、北陸新幹線の工事の躯体が見られこのサンダーバードも敦賀発着に短縮される日が近づいているのを実感する。
4000番台は2010年頃投入された車両であり、もうすでに9年もの月日がたっていることに驚いてしまう。福井・小松・金沢と北陸の都市の玄関駅は高架駅が多い。金沢では北陸新幹線に乗り換えである。しかし、グリーン車は端から端まで歩かされ「?」である。この辺りのサービスは東海道新幹線が一枚上手である。