政府はもう嘘をつけない
カネの力だけで、国家の政策まで決めてしまう新資本主義は行き過ぎると貧富の差だけでなく社会の歪みまで生んでしまうという恐ろしい話である。
カネと政治
この問題は、日本だけではないのだなということです。米国においても大統領選挙でフェッジファンドをはじめとする企業が相当額を献金しており、当選した大統領は企業に対し忖度せざるを得ない。
この点、トランプ大統領はご自身が相当な資金があるため、そんな忖度をせず、政策を打ち出せているのではないかと思う。特に、批准目前のTPPの不参加を言ったり、(製薬業界を怒らせた)自国の雇用を守るため、中国に対する関税圧力をかけたり、と今までの方向性と異なる政策を打ち出しているように思う。ただ、株も値上がりしているのでフェッジファンドも大儲けしているのは変わらない。
ファシズム
「国家が監視することができる」「非常事態宣言」などの国家権力が強く持ちすぎると、国家が暴走してしまう危険な予兆だと認識しておきたいです。
戦争と経済
昔から、景気が良くなるのは、軍需産業が伸びている時といわれています。「テロとの戦い」で儲かる企業がある以上、やめられない。そして、テロ組織に回り巡って武器がいきわたる事実。ホントは紛争のない世界が理想なはずなんだけど・・・
国家破綻で儲ける企業
ギリシアの国家破綻で公共サービスを安く買いたたくことで質の劣化を招き困窮するのは地元の住民だけです。国家がグローバル企業に飲み込まれていく新・資本主義の恐ろしさと言わざるを得ないです。