ひたちなかとヤビツとスバルライン そして今後
2022年(2年前)に掲げた目標と現在
2022年6月に「リカンベント乗りの登板力を示す」為に掲げた目標が
・スバルライン料金所から65分切り
・リカンベントでエベレスティング(2022年11月4日に達成済)
この2つ
そしてこの目標に対して自分の中で一区切りついたので
その目標の在り方や考えを整理するためにここに綴る
スペック
身長171cm体重は55㌔程度の41歳(2024年6月18日時点)
FTPは20分走を正確にやっていないが3月3日時点でventopを57分15秒で登板、299w出しておりそこから換算すると÷0.95で315w程度(5.72倍)
ただそこから乗り込みが落ちたり環境にやられたりとし調子を若干落とし5月にはPW/HRからも推定305~310w程度と落ちた状況
ひたちなかとヤビツでの現状を踏まえスバルラインに挑んだ経過を纏める。
大体自分のための備忘録。
ひたちなかTT
ひたちなかTTに関しては色々な御縁があり本来リカンベント部門は無かったが作成して頂いたので、自身のモチベーションの為にも5月3日に初レースとして参加。距離は180㌔で4時間ちょっとで走りきれるとイキり。
装備は本当はバトンホイールやディスクホイールが欲しかったけど今年はヒルクラメインを意識していたのもあって保留。ヘッドレストに干渉しなそうなS社のエアロヘルメットを中古(美品)とリアバッグにハイドレーション3.5リットル積んでいました。ハイドレーションの中身はたんまりのパラチノースとイオンのスポドリ粉末を混ぜたもの。補給はactivikeのジェルを5本をサイドバッグに忍ばせた。
本番、事前情報で前半は風が弱く後半になるにつれてだんだん風が強くなるとのこと。3時間4.8倍位は保つことは分かっていたので2時間4.9倍位で頑張ってその後、4.6倍程度で流す作戦で結果はこちら。
はいどーん。途中までは理想通り。というより90分まで275wとの平均5倍出していてちょっと踏み過ぎかなーと思っていたけどまぁ250w位は後半も出るでしょと甘くみてた。
朝は肌寒かったけど途中から物凄い日差しで全身黒だらけでrule28のエアロスーツに真っ黒エアロヘルメットで途中から頭痛がしてきて共に吐き気。熱中症。
急激に全く踏めなくなってしまい半分の90㌔までは予定通り平均時速44㌔でコースレコードを記録がそれ以降がダメダメ。
総合3位にはなったものの暑さ対策は考えるべきだった。
また装備に関しては様々な方々のデータを見るとやはりディスクホイールの効果は慣性も大きくノンストップで走るには恩恵が大きいので記録を伸ばすにはあった方が良いと思ったけどまーお金がかかるかかる。
これも今後考えよう。
とはいえ収穫はパワー自体は2時間4.9倍出ておりやろうと思えば5倍は出せた感触はあったので「実走でも平坦で2時間5倍出し続けられる」という自信は持つことは出来た。
ヤビツTT
次にヤビツ
スバルライン65分切る為に一つの目安にしたのがヤビツを28分切るという事。自分の高地耐性の弱さや他の方々のデータを含めおよそ必要なタイムがヤビツ28分切りと計算しいつヤビツに登るか考えていた所、
マッチョイさんがヤビツ登る人を募集にかけているのを見かけドラフティングの効果も確かめたいのも含めそこにお邪魔させて頂いた。
結果28分17秒で28分切れず。
中身はツキイチを利用し28分切ろうという魂胆でチャレンジ
が事前の話でその日は偶々28分切りを狙う方がおらず
肉壁と時々揶揄されるが選抜常連の毎年ゴールドは安定
剛の者であるホリイさんは前日のスバルラインTTで
疲労が残っているというので前半だけ引いて頂き燃え尽き予定。
ならばそこまでついていき節約して後半上げるという目論見で挑んだ。
前半向かい風、後半10分程度のみ追い風
風があっちこっちいっていてあんまり良くない
そして肝心のツキイチだが4名位のグループの
一番うしろについていたが慣れていないのも大きく
怖くて全然近寄れないしそもそも出力がヤバい
朝の体重55.1㌔に対して前半10分NP310w(5.62倍)
でドラフティングの恩恵を全く受けていないのが
サイコン見ていても感じてサイコンのセグメント表示からは
前回の記録からも数秒遅れている事を確認
これはツキイチの意味ないしまずいな
(自分の技術の未熟さも含め)
とそこから自分自身に集中させる事も含め
単騎で飛び出す
が前半に思ったより消耗した為、後半上げられず
走りきった時はAP297(5.38倍)、NP300(5.5倍)の表示。
高地補正入れればAP304NP307wなので全体としては悪くないが
平均心拍が171と前回の175よりも低く
もう少し数値上は踏めた。。らしい。
タイムは残念ながら28分切れず28分17秒。
がほぼ単騎で28分17秒で悪くはなかった。
出力もこの時持っている力の95%は出せたと思う。
心拍が上がらなかったのは疲労コントロールだと思っていて
抜けきれてなかったという所と
あと前半踏みすぎたのも平均心拍下げた要因とは思っている。
何度かやれば28分は単騎でも切れそうとは感じ
これならばスバルラインで「状況が良ければ料金所から65分切れる」
と大雑把な計算をしていた。まだ確実ではないけれど富士ヒル向けての皆さんの熱気に当てられ目標タイムは出していないがスバルラインと去年全く踏めなくなったトラウマを克服する為にも暑くなる前に挑もうと考える。
スバルラインまでのトレーニング
台風の影響でスバルラインが土砂崩れでなかなか復旧目処が立たず
スバルラインに挑めない状況が続いた。
その間、3月の一番調子が良かったルーティンに持っていき
バランスの調整していつでも挑めるようコンディションを整えた。
スバルラインに挑むまでのトレーニングは
CTLが下がるとFTPも下がる傾向にあるので
・CTLを120まで持っていく事
・ショートインターバルは週一で高強度有酸素を増やす事
・心拍を週に一度95%以上まで上げること
を主軸として組み立てた
また以前の経験からサイコンを見なくても出力と感覚を一致させる事を意識。
結果、計測してはいないが3月のベストの状態よりも
更にPW/HRが上がり推定1時間出力は推定300~303w位、
FTPは318(5.78倍)前後と思われるレベルまで至った。
とはいえこれで平地で1時間出力5.5倍程度なのでスバルラインは
出力10%落ちて4.95倍。が高地に強くないので
恐らく良くて15%落ちで1時間4.65倍と推定、
即ち平均出力257wで重量、体重から
「条件良ければ料金所から65分切れる」と予想。
あとは天候と体調次第。
スバルラインTT当日
6月2日に富士ヒルが終わり皆さんの頑張りの結果を見ながら
ぼんやり自分もあそこに混ざりたいなと思いつつ
自分の出来ることを示そうと調子を整え
その1週間後6月9日(日)に実行。
天候は南南西の風。
スバルラインの風の方向は最悪。
かつ予報では1~2メートルといった所。
気温は曇りで富士北麓公園での気温は15度
やや寒い。
半袖で行くかボトルは必要か悩んだが
強度上げれば半袖で問題ないしボトルも
この気温で1時間位なら飲まないと判断しボトルレスを選択
ライト等は外しなるべく軽量化と共に
パンク一回分の用意や貴重品だけ積みいよいよ出発。
朝の体重は54.9㌔、車体は荷物含め9.2㌔といった所か
シューズや衣服を合わせると凡そ推定65㌔程度。
去年の車体が荷物含め13.5㌔はあったことから4㌔以上の軽量化
絶対に軽量化は必要と考え少しずつ少しずつ
お金も少しずつ少しずつ(?)
調子は悪くないが風向きは良くないので
良くて65分台~悪くて67分近くと予想しつつ
出来るなら65分切りたいなーと欲が出るも
焦らず出来ることをやろうと固く決意し出発した。
そして出発(スバルライン)
ペース配分はゴールドの配分表の5,10,15kmの
タイムを覚えて出た筈が鳥頭な為すぐ忘れる笑
が、いつも頼りにしているedge1040のセグメント機能!
これは自分のPRから前後何分か常に表示してくれて
前回が69分53秒
即ちゴールした時に-4分54秒であれば達成
また前回、前半10分近く5.5倍で踏み
「脚に先に力が入らなくなった経験」から
低酸素の時に心肺機能が先より
「脚が先に動かなくなる」と考え
同じパワーでもケイデンスが低い程、
高地の影響を受ける(脚の負担が大きいため)
と考えケイデンスを常に高めにを意識した。
最早何合目何分なんて意識してないけど
そこからはその記録からマイナス何秒で残り距離だけ時々確認。
最初の10分位は飛ばしていた前回記録に対して数十秒先行、
だけど明らかに向かい風で思ったより強い、ただ脚には余裕があり。
その時点で風向きがこのまま変わらなければ65分切りは無理と確信。
ただこれ以上パワーを上げると脚の力が入らなくなる予感があったので
環境に任せてこのままのペースでいこうと考え踏み続けた。
そして15分超えた辺りから少しずつタイムは離れていく
が向かい風はずっと変わらない
強くはないが時々びゅっと向かい風
そして45分位たった時に2分半程の先行で料金所から65分切るのは
絶望的と確信する。
がここまでの脚が果てるギリギリの出力をキープした感触があり
この時にはまだ250w以上は踏めていて出力は極端に下がっていない事も把握
それ以上上げるのは無理と判断。
一部折り返しは追い風を感じたがペースは維持し1時間立つ頃には3分の先行
あと少し、あと少しで目標タイムなんだけどなと思いつつ
結果(スバルライン)
67秒目標タイムに届かず。
サイコン上でAP4.68倍、高地補正5.15倍(NP5.2倍程度)
となり1時間出力から15%落ち
が時間として1時間+6分なので13%落ち程度かと。
ケイデンスは前回平均64だったのに対して74とかなり上がっていた。
正直ここまで出力低下を抑えられるとは思っていなかった。
が、やっぱり足りなかった。
たった67秒。されど67秒。
心拍は閾値心拍が173程度なので上がりきってはいないが、
脚の疲労的にはやれる事はやったと思っている。
また風向きが少しでも違ったら目標タイムに届いただろうな
という感触も得られた。
が、富士ヒル当日の人の流れの中、通常トレインを組んで登ると
データを見る限り4分以上変わったりする。
単独で比較的向かい風でこのタイムは
確実ではないがゴールドに届き得るとは言える。
自分に出来ることはやった。
当日の調整もうまくいった。
けど目標タイムに届かなかった。
それに対して自分の中で悔しいと言うより
寧ろ満足感が大きかった。
今後の事
そもそも何故スバルラインで料金所から65分切りを狙ったかは
リカンベントの登板力を示すため。
富士ヒルゴールドに匹敵する記録を出せれば
リカンベントでも登板力を示したことになると2年以上前に
ぼんやり考えた事。
がその間にそもそも料金所から65分切れたからと言って
環境や状況に左右されるし≒富士ヒルゴールドではないよねと
そもそもリカンベントは富士ヒルの出場権は無い。
その日の環境や状況に大きく影響される富士ヒル。
ドラフティングも無い単騎の状況で料金所からというデータで例え料金所から65分切ったとしてそれは→富士ヒルゴールド取ったと同じですと言えるわけがない。
富士ヒルゴールドってあの日あの場であの環境の中で示されたコースで65分を切って初めてゴールドだ。
勝手に全く違う条件の違う日で単騎で料金所から65分切った≒ゴールドはそれは違う。
同じ土俵にすら上がれてない。
だったら別の方法で登板力を示せば良いじゃんと。
そう単に記録を示せば良い。
ヤビツ、白石、都民の森、スバルライン、そして美ヶ原
変わらずやれるだけやろうと。
具体的目標
という事でやることは変わらないが可能な範囲で峠TTの記録を残します。
・ヤビツは27分台
・白石は22分半前後
・都民の森は45分切り
・美ヶ原はレースで総合の年代別入賞の中にリカンベントを入れたい
・またスバルラインは変わらず料金所から65分切り
出来ること少しずつ
スバルラインに拘らないで行く。
つらつら思い出しながら書いていたら何も纏まってないけど
スッキリ。
文章書くの苦手だけど次はもう少しスマートに書きたい。
さてこれからも楽しんで頑張っていこう。
2024年6月18日
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