猫とトポロジー。
布田葉太郎【猫とトポロジー】@バンビナートギャラリー
布田さんは2019年1月に東京藝術大学の卒展で拝見した。
「日照」「天水」という大きな作品の傍らに「いる。」と画題のつけられた小さな猫の絵が床置きされていた。それを覚えていた。
そして4月。何かの用があって3331に行ったのだが、時間に余裕がありふとギャラリーを覗いてみることにした。地下のバンビナートギャラリーに下りていくと、そこにどこか見知った猫たちがいた。
それが布田さんの猫だった。
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ギャラリーには先客がいて、オーナーとずっと話し込んでいた。その間、私はゆっくりと猫たちを眺め、その他の不思議な絵たちのとっかかりを見つけようとしていた。
やがて話したがりの鑑賞者がいなくなると、オーナーが話しかけてきた。
「この絵、何を描いているのかわかりますか」。
珍しいことに私はさっと当ててしまった。言い当てたのは二人目だという。
やがて布田さんご本人がギャラリーにいらして、卒展のこと、今回の初個展のこと、今後のことなどをお聞きした。
印象的だったのは、「猫をリアルに描こうとすると、猫にならない」という話。何となく分かる。(「猫を描く」ってなんという字面だろう)
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その間も、彼の猫たちは我関せずとばかりに、絵の中に収まり続けていた。
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