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自分の部屋を作ろうと思う

我が家は2階建ての戸建だが、娘の基本的な行動範囲は1階だけと決めている。
2階の一室にプラレール部屋があるなど例外はあるが、まだ階段の上り下りがひとりでは危ない年齢だし、なにより夫の仕事を邪魔してしまう恐れがあるからだ。

そんなわけで娘は多くを1階のリビングで過ごすことになる。

そうなると、リビングは娘の居心地の良い空間にしたくなるのが親心。
とうとう室内でのキャッチボールに邪魔だとソファを隣の和室に移動させた。
通称服部屋である。

リビングは娘のおもちゃと絵本、それらの収納棚と小さな幼児用デスク、遊ぶスペースでいっぱいで、肩身が狭そうにダイニングテーブルと椅子が隅っこに追いやられている。

大人のためのスペースは、もはや窓際に追いやられたダイニングセットしかない。

ここまでくれば、リビングは娘の部屋と言えるだろう。
そして夫は在宅勤務だから仕事部屋兼趣味部屋を持っている。
それなのに、私だけ自分の部屋がない。
私だけの空間がない。

これは地味にストレスで、散らかったリビングで一息つけない時に休む逃げ場が欲しいし、何より自分が蔑ろにされている気分になる。

我が家には、もう私に一室あてがえるだけの空き部屋はない。

だから、兼ねるしかない。
そこで先述した服部屋である。

ここは家族の服が吊るして置いてある部屋で、洗濯機で乾燥させるのに向かないものを干す場所でもある。
靴下やら下着、ハンカチと細々したものも置いているし、シーズンオフの服をしまうスペースもこの部屋に設けている。

何より便利なのは、畳んでいない洗濯物を山にしても襖を閉めてしまえばリビングからは見えない点である。

そんなわけで、部屋の中心は大体洗濯物の山が陣取っている。

ここを心地よい自室とするためには、毎日洗濯物をきちんと畳む必要が出てくるが、ソファもあるし、以前買ったテーブルこたつもあるし、最近一つ棚を空けて移動させたので収納にも困らない。

そして、この棚がいい仕事をすると思っている。
私には娘に触ってほしくない私物を管理する部屋もない。

しかし、先述した、我が家で「重厚」と呼ばれる重く大きく、存在感満載の棚はうまく使えば私の個人的な収納スペースになりそうだ。

とは言っても、娘はこの「重厚」も襖も開けられるから(「重厚」に至ってはバタンと大きな音を立てながら閉めることもできる)、まだまだ使い方には注意を要する。

もともと「重厚」は捨てる予定でいた。
娘がバッタンバッタンと閉めて危ないからだ。
それに、強い存在感のために圧迫感もあった。

だがこの「重厚」、重すぎて家の前にまですら夫婦ふたりで運び出せるビジョンが浮かばなかった。

粗大ゴミの収集に来る人も、きっとトラックにひとりでは積めないだろう。
ふたりでも腰が心配だ。

そんな「重厚」、私が貰い受けてもいいのではないのか?
もちろん、「重厚」なのでリビングより狭い和室での存在感はより強くなっている。
でも、私だって私だけの個人的な収納スペースが欲しい!
空いてるならもらっていいじゃん!

ということで、夫に要相談である。

あと問題があるとすれば、和室なのでカーテンではなく障子なのだが、2歳児が穴を開けないわけがない。
けっこう外から服部屋は丸見えなので、年中窓のシャッターを下ろしている。

でも、自室として過ごすなら自然光で明るい部屋がいい!
あれこれいじってカーテンを下げられるようにするつもりだ。
これもお気に入りのやつをおこづかいで買う所存。

そんなわけで、私の自分の部屋を作るぞキャンペーンが密かに始まっている。
が、ひとりでやると時間もかかるので夫に公表して手伝ってもらうつもりだ。

さあ、可愛い部屋にしてやるぞ!と今からワクワクな私なのであった。

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鷹野いづみ
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