解釈違いのしょくぱんまん
最近アンパンマンに娘と一緒にハマっている。
まず好きになったのは娘なのだが、付き合って見ているうちに私も好きになってきた。
Spotifyを契約しているので、アンパンマン関連の曲も探してみたり。
すると意外とあるある!
キャラソンもたくさん出ている。
まず押さえたのはコキンちゃんとばいきんまん。
その次にしらたまさん。
コキンちゃんの嘘泣き名人なところを歌にすると、とんでもない悪女が出来上がっていた。
それを可愛らしく歌い上げている名曲だから、これだけでも聞いて欲しい。
曲名は「あおいなみだ」である。
ばいきんまんはその調子で頑張れと思うし、しらたまさんは「白とは」という壮大なテーマで歌っている。
(「いくぞ!ばいきんまん」と「白それは…」で検索して欲しい)
そしてしょくぱんまんとカレーパンマンの曲も見つけた。
カレーパンマンはカッコつけてる感じがよく出ていてかなり好みである。
あんなに「カレー!」と連呼してかっこいい曲はそうそうない(曲名は「とべ!カレーパンマン」)。
私のイメージと違ったのはしょくぱんまんの方である。
しょくぱんまんは自他共に認めるイケメンなので、そういう少しナルシストっぽいところを出して王子様というか、男性アイドルみたいな曲かと思っていたのだ。
それが聞いてみればなんだか熱血漢を彷彿とさせる曲調で、結構渋かった。
「えー!ちがーう!」と笑ってしまった。
曲名も「おなじみしょくぱんまん」でこっちにも笑ってしまった。
でも、カレーパンマンとは張り合っている気もするから、同じ土俵で戦うべく似た曲調にしたのかもしれない。
ともかく、自分でイメージしていた曲と実際の曲が違って面白かったため、夫にも聞かせることにした。
夫も「違くない?」と言っていた。
同意が得られてよかったよ。
最近特に感心しているのはドキンちゃんの曲で、コキンちゃんとは違う悪女感満載の曲調と歌詞は聞いていて痺れる。
歌によるとドキンちゃんは生まれた時から美人で頭の回転も素早いらしい。
自分の可愛さを武器に世を渡ってきたのだと思わせる。
でも、「わがままなのよ〜」と歌いつつ、「お金はたくさんあるほうがいい」「毎日遊んで暮らしたい」とかは全人類の欲望ではないかと思う。
人類は我慢をしなくなるとみんなドキンちゃんになってしまうようだ。
ドキンちゃんか。
ドキンちゃんになれたら幸せだろうな。
あんな愛嬌どこで身につけるんだ。
と、こんな感じでアンパンマンを全力で楽しんでいる。
ばいきんまんが苦手にするマダム・ナンというキャラも最近知って、さらにおもしろい。
マダム・ナンはばいきんまんとどういう出会いをしたのかわからないのだが、彼を「天使のように優しい」と評する女性である。
二人の出会いに実に興味が出た。
そんなわけで、童心に戻っても戻らなくても楽しめるアンパンマンなので、お時間があるときに是非見てみて欲しい。