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2020.3.18.(水) うららかに寂しい春の陽

午前7時前に目が覚める。

いつも目が覚めると、紙の日記帳に万年筆で昨日の出来事を記すのが日課。

今日も粛々と家事・雑事をこなす。

天気が良いので少し近所を歩く。そこかしこが春爛漫。

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今日撮れた中で一番気に入っているのは、この枝をくわえた鳩の写真。

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今日は違う分野の3人とそれぞれ長い話をした。たまたま3組とも、今まで日本国内だけを見つめてきたJ-POPが2020以降どうなっていくのか、そんな話になった。

ちなみに僕はJ-POPのシンガーソングライターの「ふり」をしているけれど、もう何年も前からJ-POPの外側にいる。でなければ、ブラジル録音なんてしない(笑)

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3月下旬に差し掛かり、ウイルスに縛られ身動きが取れない世界。全人類が当事者となって、お互い情報交換しながら一つの事象にこれほど真剣に向き合ったことは史上初めてだろう。特に日本はオリンピック開催とウイルスとの闘いという、相互に密接で複雑なミッションを通して海外を見つめることになり、同時に世界から注目もされている。

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あんまり天気が良いので、駒沢公園を少し歩いた。行き場をなくした子どもたちがのびのびと、おおらかに遊んでいる。外出禁止令、入出国の制限が相次ぐ海外ニュースに比して、この長閑な風景は一体何なんだ?

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僕は疑り深い。いや、臆病だ。当初「インフルと同じ、恐れるに足らず」なんて言われてたことは忘れない。


だからといって「世界は見えない敵との戦争の最中だ、我々は勝つ!」というこの煽情的なツイートに個人的にはまったく共感できないが、こんな物言いに「がんばろう」と焚き付けられる人もいるし、今、銃や弾薬が飛ぶように売れているというアメリカの現状を反映する一言でもある。


「見えない敵」は、
いつも単調な日常の中に、そして自分の中に潜んでいるんだよ。

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ウイルスは敵ではなく、種の進化のためのトリガーなんじゃないか、とも思う。そう思わないと、やってらんないよ。
こんな、ライブのない春の日に。

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