中国女・La Femme Chinoise(1981)

動画(というか静止画か)はYouTubeに上がっているものと同じですが、思い立ってこの曲の解説を書いてみます。(ちなみにジャケットの模写も自分で描いてます)

録音したのは1981年、高校2年の頃。学校ではバンドを組んでベース担当でしたが、YMOの曲をやりたくても当時のシンセは高すぎて高校生には仲々手が出ない。

そこで、アコギをつかってYMOのカヴァーをしてみよう!と作ったのがこれです。今聴くと案外悪くないけど、当時は下手さ(自分のイメージに演奏がついてこない)が気になったのと、とにかくシンセの音色こそ最高と思っていたので、自分では全く評価してませんでした。

後にリリースされたYMOのベスト盤「YMO GO HOME」にYMOがアコギでライブしたバージョンが入っていて、それを聞いた時「俺は間違ってなかったんだ!」と少し誇らしげに思ったりして(笑)
http://recochoku.jp/song/S21017793/ ←ここで本家を試聴できます

この頃はまだあんまり機材がなくて、ラジカセと家のステレオのカセットデッキをつないで、間に自作のパッシブミキサーをかまして、カセットピンポン録音という原始的な方法で録りました。途中から録り直し出来ないので、間違えたら最初からやり直し。コード録って、それを聞きながらベース録って、最後にリードギター録って、と重ねます。

これを、当時の坂本龍一さんの「サウンドストリート」デモテープコーナーに投稿してたらどうだったんだろうな〜?と夢想したりしています。もしかしたら、また違う人生になっていたのかも。

ここだけの話、僕の高校までの人生は本当にいい思い出があまりない、ネガティブな青春でした。今「がんばってるな〜」と、未来から褒めてやりたい気持ちです。頑張れ17歳の俺。未来は悪くないぞ。

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