低位仕手株潜伏作戦 ローリスクハイリターン夢の投資法
今回は私の主力である低位仕手株に潜伏する手法の紹介です。
まずこの手法の内容、良い点、悪い点をまとめます。
どんな手法か
初動前の低位仕手株を保有しひたすら待つ
この手法の良い点
①マクロ指標への連動性が小さいため暴落時においても大きな損失が生まれない
②高騰が始まると数日で大きな利益を得ることができる
この手法の悪い点
①相場が上昇トレンドの際に一人おいてけぼりをくらう
②待ちの時間が長い
③分散保有(10銘柄~)で再現性が高まるため資金が少し必要(100万円は欲しい)
当然デメリットも存在しますが、ローリスクな手堅い手法です。
「仕手株で大きな損失を被らずに短期高騰の恩恵だけ享受したい」
そんなことを思う我がまま投機家の方々にお勧めの手法です。
では上記の良い点と悪い点が分かる具体例を出していきます。
私はこの1月末に初動前の仕手株と思われる9銘柄を購入しました。
その後の仕手株候補9銘柄の合計評価額と、マクロ指数の評価額を比較してみます。
計算条件
上記9銘柄を10万円ずつ保有と仮定(計90万円)
マザーズ指数と連動する2042.マザーズETNを90万円分保有と仮定
どちらも1月4日の引けで購入し3月30日まで保有した場合の評価額推移を比較
まずは1月4日から2月23日までの推移を見てみます。
マザーズ指数は1月末まで好調でしたが2月初めに10%以上の暴落を起こしました。
結果として最初の90万円が±10%に上下するボラティリティの大きい期間となりました。
一方、タカニキ選出9銘柄で構成されたポートフォリオの評価額は振れ幅が小さく、暴落時においても最初の90万円を下回っていないことが分かります。
実際はすべての銘柄を均等に買うことはできませんのでこの通りの動きにはなりませんでしたが、暴落時にもおよそ3%のマイナスにとどまった記憶があります。
この結果は先述の
良い点 ①マクロ指標への連動性が小さいため暴落時においても大きな損失が生まれない
悪い点 ①相場が上昇トレンドの際に一人おいてけぼりをくらう
が分かりやすく出ていると思います。
次に2月26日から3月30日の期間までの推移を見てみます。
マザーズ指数は低調な時期が続きましたがタカニキ選出9銘柄はシーズメンと日本フォームが連続ストップ高となり資産評価額は一気に上昇する形となりました。
3月30日まで全銘柄を保有する仮定で計算していますが実際はストップ高が続いた銘柄は利確しますので上記の計算よりも資産は増えます。
「悪い点 ②待ちの時間が長い」
と記載したように、いつストップ高が来るかは分かりません。
3月に2銘柄が高騰したのも運が良かっただけです。
しかし、高騰が起きるその日まで資産評価額は安定した状態で待ち続けられる可能性が高く、みんなが夢見るローリスクハイリターンに近いひとつの形だと私は思います。
ではまた。