David BowieのHEATHENというアルバム
以前(2003/6/4)に自分が書いていた文(日記)が下記。
CDはこれも新しくはない…のかな?デヴィッド・ボウイの「ヒーザン」。でも去年か一昨年のだから古いとは言えないですね。感想としては最高だとは言えない(辛口)。技術的にどうだろうと、一時代を築いた彼の音楽は、印象が強かったそのゆえに、その自分の音楽を越えることは並大抵のことではないのだと思います。好き嫌いはともかくとしてね(私は好きでしたが)。けれど、クオリティとしてもし本当にただの新人バンドがこれだけのものを作ったならそれは「注目株」だと思うでしょう、これが凡庸だと思ってしまったのは、期待するゆえだとも言えるその逆説が、厳しいと思います。でもそれでもやっぱり次作にも期待をしてしまったりするような気も。停滞する音楽はあまりにも悲しすぎるし。
この文章を見て、「割と良かったけれども、好きだったのか本当に?」と今更感じる。
ただ当時も思っていたことだがいくら以前のアルバムが好きでも、停滞し続けるという認識は好きじゃない。
変わらぬ音楽を変わらぬクオリティで奏で続けることも大切だけれど、ロックはやはり反抗と反逆の物語で、変化を望む気持ちが根底にあるのだから、柔軟に聴こうと思ったことはよく覚えている。
デヴィッド・ボウイはこの時点で既に伝説だったが、生きてリアルでミュージシャンをやっている限り、1972年のThe Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars(ジギー・スターダスト)が頂点で伝説で、「終わった」などと言われていいはずはないと思っていたと記憶している。
まあジギー・スターダストは名作なんではあるが。
結局のところ、ヒーザンだって悪くはなかった。(このアルバムは評価が割れている。)
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