相手が憎いあなたと高村英

 

 お久しぶりです。

 いやー、今年は本当、ブログを頑張りたかったのですが、お仕事が楽しくて楽しくて普通にサボってましたしめっちゃ今年は体調を崩してました。


 回遊魚高村、助手から「頼むから休んで……どうして休まないんだよ……」と言われてしまうくらいにはジッとしていられません。血筋~!

 さてさて、高村のお仕事は多分同業の方も同じかと思いますが、基本的に「忘れない・忘れにくい」ことが特徴的なのかなと思います。

 とう言うのも、『見る』お仕事ですので、普通より記憶への定着度が違うかと思います。

 いつも仕事をしていて思うのは、「やはりこれは一般的な方たちとは使っている脳の部位が違うのだろうな」ということです。

 なのでどれだけ件数を重ねても、比較的記憶に残りやすくまた忘れにくいんだと思います。まあ短時間で相手の深いところまで見るお仕事ですので、当然だよなあとも思いますが。

 それでも、今年は特徴的な相談内容が被ることが多かった年です。

 そんな中でも印象に残ったことをまたブログに書いてみます。

特定の相手に強い負の感情を抱いてしまう

 このご相談、結構多くてですね。いつかブログに書けたらと思っていました。

 大きな高村のお尻を支えてくれている腰がようやく持ち上がり、書くことができました。(高村自慢の立派な尻よ)

 相談内容は一貫してこんな感じです。

「相手にとても乱暴で憎しみのこもった感情を抱いてしまう。これはどうしてなのか。自分でも時折、とても驚いてしまう。こんなの普通じゃない。何か霊などの影響を受けているのだろうか?」

なんでこんな感情を抱いてしまうのだろう

抱いてしまう理由は明確でも、
それをコントロール出来ないのは何故だろう

人に対してこんな感情を抱くなんて、
自分がこんな最低な人間だったなんて

いつか行動に移してしまったらどうしよう




 相談者様たちは皆さん、とても真剣で必死で、本当に苦しそうです。

 高村もとても真剣に答えます。

あなたの抱くその感情は……
そうですね……
めっちゃ普通です

 緊迫した高村の表情を思い浮かべましたか?

 とても真剣に高村も言葉を続けます。

むしろ高村が同じ状況なら……
脳内でくたばれって毎分毎秒叫んでますね

 え、普通なの!?

ええ、めっちゃ普通ですし、
霊障は一つもありません。
霊もついてないし、生き霊もついていないので、それがあなたの普通の感情なんですよ。

 驚かれる方もいますし、高村の言葉にホッとする方もいらっしゃいますし、でも大抵の方は笑い出します。

高村「だって相手、嫌なやつですもん。高村なら○ね! って普通に思います」

相談者様「ですよね……。そうですよね! そうなんです、本当にひどいんですよ!」

 そう言って笑われる方が多いです。

 もちろん、負の感情に流されて行動に移してしまっては元も子もないけど、でも口に出せない感情なんて人間の醍醐味でしょう?

 嫌いなあいつと今日も肩寄せ合って生きるヘルジャパンで、負の感情を抱くのは罪、実刑! なんてなったら誰も住めません、この国には。

 ポジティブな感情だけが許されて、ネガティブな感情の全てを排除しようとする動きはなんなのでしょうね?

 高村も別に特別ネガティブではない方ですが、その代わりとても短気です。

「はあ~??? うるせ~~~!!!」

 ってすぐ思ってしまいます。

 ただ怒るのはとてもエネルギーがいるので、怒ったりする前に落ち込んだりするのがこの疲労ジャパンの特徴かもしれませんね。

 落ち込んで、そこから相手に負の感情を抱く。

 落ち込んでいるので、余計に負の感情を抱くことに罪悪感が募る。

 そのことにとても悩んでしまう。

 実に人間って感じです。

 でもですね。

 少しだけプロっぽいことを言わせていただけるなら。

 そもそも何かしらの理由があるんです、強く激しい負の感情を特定の誰かに抱く時は。

理由もなく理不尽にも負の感情を抱く時、
私たちは
行動に移すか体を壊すか生き霊を飛ばします


 生き霊を飛ばしてるかも……。 

大丈夫です

 生き霊を飛ばす人はそんな自身の『ネガティブな感情を抱くことに着目すること』は出来ません。

 その前に飛ばします。

 そんなに嫌なやつなら離れてしまえ。

 言うは易く行うは難し。

 嫌いな人、苦手な人から自衛のために離れてい生きる生き方をしていてらこんな狭い国では一瞬にして住む場所なくなりますよ!

 それにどこに行っても人っているし!

 あの世もこの世も人だらけですしね。

 職場にいるからってその都度お仕事を辞めるわけにもいかず、家族にいるからって家族を簡単に辞められるかと言えばそれこそ難しいですしねぇ。 

 相手に○んでほしいとか、いなくなってほしいとか、殴ってやりたいとか思うのは普通です。

 普通の人間の普通の感情の範囲内です。

 行動に移して初めて異常性が出るのです。
 それさえも簡単に異常だとは言えないことが多いのではないでしょうか。

 ただ。

 そういう感情を抱いている時、そしてそんな感情に支配されて『あなたが苦しい時』は、たいてい落ち込んでるし疲れてるし。

人と話が出来ていないはずです

 このコロナ禍になって高村が思うことはいくつかありますが、私たちは自分で想像するよりずっと『毎日、他者との関わりの中で自分を形作っている』ということです。

 自分のことをジャッジしなくてはいけないけれど、その判断は意外なことに他者に委ねていることが多いです。

 高村もそうです。

 でもなかなか人に会って話せない。会えてもせっかくだからと楽しい話を無理にしてしまうので、なかなか本題に入れないまま楽しい時間だけが過ぎていくことがよくありますよね。

 そうそう!

 このご相談を受ける度に思います。

この相談者様、なんて良い人なんだ……

 いや本当に。

 こんな仕事しておいてなんですが、まあ実際にご依頼してくださった方は分かるかと思いますが、まあ高村ってなんて言うか……、ね?

 悪い人間ではないけれど、なんて言うかね……、ね?

 高村が同じ立場で相手がいたら真っ先に
「私にこんな感情を抱かせるなんて、なんて奴だ!!!」 
 って思います。

 殴ってやりたいまでは思うことないですが、よく「こいつ、ゲンコツしてやろうか!」って両の拳を作ってしまう、こっそりと。

 ゲンコツって昨今、聞かなくなりましたね。高村は気質が昭和なんですよね、どうしてもね……。
 いつまで経っても令和に行けない。高村を令和に連れて行って。
 そもそも殴ってやりたいとまで思うほど、他者と深く関わっていないという現代社会の闇の人間だからなのか……?

 高村もきっと誰かに「ゲンコツしてやろうか」って思われてるだろうから、思うだけなら良いじゃないですか、普通の範囲ですよ。

 自分が良い人間ではないから、未熟ではないからとか、全く関係ありません。

 こんな感情を抱かせるなんて!

 そう思って冷静になれば良いんです。

 それが難しい時は人に頼れば良いんです。

 さて。

 とは言え、もちろん霊障の影響を受けて感情が大きく変化することもあります。

 ですがその感情を抱くこと自体に問題がないなら霊障の心配は必要ないです。また行動に移す時とそうではない時も明確です。

 強い負の感情を長期間抱くことは普通の範囲です。

 短期間でその強い感情が行動に移されそうな時は注意です。

霊障はたいてい、
1~2週間の間に明らかな変化が起きる

 極端な例で言えば、「あれ、なんか変だな……」と思い始めてから2週間後には希死念慮に苛まれて日常生活が送れません。明確な希死念慮などがなくても、とにかく自分が自分ではないような感覚になってしまい、今までの生活が一切送れなくなります。

 また、どんなに霊障に抵抗しても1ヶ月もしないうちに日常生活を送れなくなります。

 ですがたいていの場合は1週間もかかりませんね。

 頑張って抵抗できる方なら1ヶ月くらいは頑張るかもしれませんが、たいていは無理です。

 他にもチェック項目はありますが、それは今後きちんとまとめてブログにしたいと思っています。ただ有料記事かな?

 普段は高村にご依頼してくださった方にのみにお話している内容ですしね。


 相手に尋常ではない憎しみを抱くのなんてよくあることです。

 そんな自分にガッカリする必要もないです。 

 ただそんな感情に包まれて生きていくにはあまりにも辛い時があります。

 人に吐き出してどうにかなるわけじゃない時もあります。

慣れましょう


 いや身も蓋もないな……。

 でも本当に、私たちはいつもたくさんのことを抱えて生きているので、その中の一つだな、くらいに思うのが一番です。

 もちろん個別にご相談くださった方にはその感情の捨て方や一体いつまで続くのかなど、きちんと見させていただきます。

 あくまでもここは一般的な話のこと、多数派の話でしかないですので使う言葉もふわっとしています。

 慣れるしかないです。

 自分はこんな人間なんだ、と言う話ではなくて、『こんな一面もあるんだな』と思って生きていくしかないです。

 憎くて堪らない人の1人や2人いますって。

 そこを否定してしまうと、とても苦しいです。

 あなたの感情は暴走なんてしていないです。

 その憎しみは真っ当で普通のことです。否定してまでさらに自分を苦しめることはないです。

 そんな一面もある。そんな自分と仲良く生きていくんやで。

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