夫婦で意見が合わない時の4つの対処法
マイホーム・ワクチン・小学受験・中学受験など考え方が食い違うことはありませんでしたか?
自分は「~したい」「~でありたい」と思うのに、パートナーの意見が真っ向から対立するという事もありますよね。そうすると喧嘩になったり、相手に失望することがあります。
仕事・子育て・介護・自分の体の変化、と各々大変な時期でもあるこの40代から50代、そんな問題を仲の良い夫婦はどのように乗り越えているのでしょうか?
「~したい」が伝わらない
私は更年期を夫婦で乗り切るためのサービスをやっているのですが、「使いたい」という女性からパートナーが難色を示すとご相談いただくことがあります。(サービスとサービス立ち上げの経緯はこちら)▼
まだ立ち上げ初期、多くの方にβ版の利用について手を挙げていただいたのですが…
そこでうけた質問は
「パートナーに参加してもらうために何と伝えたら良いか?」
ということでした。
コミュニケーションにおける夫婦のあり方
「カップルで新しく何か始めたい」「パートナーの協力が必要」「パートナーになにかお願いする」
そんな場合に抑えておくことがいくつかあります。そして仲の良い夫婦は自然とできていることになります。
①相手にとってのメリットを伝えること
人は自分にとってのメリットがなければ始めようとしません。例えば更年期プログラムを二人で使うことで彼にどんなメリットがあるのかわかれば動いてくれる可能性が高くなります。
自分の権利だけ主張していても受け入れられないのです。
②相手が受け入れやすいタイミングで伝えること
仕事で忙しい時や、朝ばたばたしているときは難しいです。できれば休日や夕食後、相手が少しリラックスをしているタイミングで伝えてみましょう。
世間話をしている時に「そういえば」と伝えてみるのが良いでしょう。
③押し付けではなく、選択肢を与える
相手にもNOという権利があることを知っておきましょう。しかし1回であきらめる必要はありません。相手がNoと言っても良い雰囲気をつくりつつ、折に触れて働きかけてみると、次第に考えも変わってくるかもしれません。
NOと言われることに悲観しすぎず、「想定内」と思うことです。
もしお子さんが「おもちゃを買ってほしい」ことを何度もタイミングを変えて言って来たら「本当に欲しいんだなぁ」と買ってあげることはありませんか?
すぐにあきらめないことも大切です。
④急がない、焦らない。
無理にすぐに相手の意見を変えさせようとするのは逆効果です。「相手の懸念事項は何なのか」をまずは把握しましょう。その上で、その懸念点を払しょくできる方法を色々考える必要があります。
また、相手が自然と「やってあげてもいいな」と思うようになるまでには時間がかかります。
お互いの価値観を尊重すること
パートナーが好きなことを自分も無理に好きになる必要はありません。でもやっていることを「応援」してあげることはできると思うのです。
一緒にダンスはできなくてもダンスの発表会に来てというお願いはしやすいと思います。
「価値観が合わない」ことが問題となり離婚となるケースが一番多いのですが、そもそも「価値観」なんて全部合うわけがない、というある意味開き直りが仲の良い夫婦には存在していると言えるでしょう。
仲の良い夫婦はパートナーが同意してくれた時は、感謝や喜びの気持ちを伝えている
これは、どんなことにも当てはまるのですが、パートナーに何かお願いをして応じてくれた場合は感謝の気持ちを伝えるのをおススメします。
「えー!そんなことわざわざしなきゃいけないの!」と思われる方もおられるかと思います。
しかし、今回のプログラムで実践しながらお伝えしていることなのですが、パートナーとの関係がぎくしゃくしてると感じる時は、実は
「相手がどうか」に目がいってしまって、「自分が相手に対してどう対応しているか」
を忘れてしまいがちになります。
なので、
もしパートナーと一緒に何か新しく始めたい、と思った場合はまず自分から「感謝の気持ち」をセットにして伝えてみることをおススメします。
ちょっとした工夫でパートナーとの関係も変わる
長々と書いてしまいましたが、今日書いたパートナーに対する努力は心理学でいう「感情労働(Emotional Work)」の一つともいえるでしょう。
「感情労働」というのは、パートナーがポジティブな感情を維持できるように自分自身の感情をコントロールして相手に合わせる努力を言います。
気楽に楽しむべき関係のはずなのに、こんな「感情労働」してて、本当に自分自身幸せになれるのでしょうか?という疑問は出てくるかと思います。
実は、トロント大学の心理学科、レベッカ―・ホーン教授が実験をしました。
パートナーに対して感情労働をした結果、一年後のパートナーの満足度は
女性の場合:21%UP
男性の場合:6%UP
していたのです。
それだけではありません。実は努力をした本人の満足度も
女性の場合:33%UP
男性の場合:15%UP
していたことがわかりました。
最初はパートナーにお願い事をするのは大変なことがあるかもしれません。
でも、「自分の感情をコントロールしつつ、相手が受け入れやすい方法を考えてお願いする」ことは、結果的に自分自身の将来的な満足につながるのではないでしょうか?
このEmotional Workの考えに基づき、更年期の時期の女性向けに作ったサービスがよりそるです。
パートナーと利用することで、Emotional Workを増やし、不安定になるこの時期を乗り越えていきます。
ご興味がある方はこちらをご覧になってください▼