高森優
静かな静かな夕暮れ 例年ならまだまだ雪深い 津軽半島外ヶ浜町蟹田 経験したことのない暖冬で 雪がない… 北西風が雪と一緒に ビュービュー、ガタガタと音を立てて 吹くこともなく 人の気配のない浜は、川から流れて出た木葉が自然の姿そのままに波打ち際にたまっている。 たまに聞こえるカモメの鳴き声 寂しさをさらに演出させる… 自然との付き合い(共存共栄)は、 『一瞬の輝き!』と実感させる風景 自然ともに、今か今かと旬(輝き)を 待ちわびて準備を重ねていく。 食のリ
限界集落の実情 令和二年目始まったばかりですが… 僕に対してのネガティブキャンペーン 始まりました。 17日に、漁協会議で叩かれてきます! 狙いは、モスソ貝(つぶ貝)の操業について モスソ貝は、青森では旬の逸品! 年末から春にかけて けの汁、おでん、酢味噌和え… など欠かせない冬の食材 ちなみに、この漁業をしてるのは外ヶ浜漁協蟹田地区では、僕一人 だけど 一年中、共同漁業権内で認められてるし… それでも、動く奴を止めたい! 規則を大多数で作って、アイツが死ねば
タコ・タコ・タコ ようやくというか、待ちに待ったというか… 生き甲斐を感じるというか、都市の食卓と繋がってるというか… 言葉にできない楽しみな旬の季節をようやく迎えることができた… うれしー❗ そして、自然にありがとう! 生かさせてくれて、感謝・感謝・感謝! 今日は、篭網漁 アイナメ、クロメバルなどもちらほらあったけど… 俺の生きる道は、タコ❗ だからこそ、みんなにみんなに届けたい! あおもりの肴フェア、ポケットマルシェ、生協金沢店で販売予定です!
ホタテ稚貝分散 昨日 ようやく終了しました! 一年間で、一番と言ってイイほど厳しい作業… そして、 来年のホタテ出荷を占う 敏感な作業… なんとか、終えました。 従業員の高齢化、人手不足で 思った通りにならないのは、日常茶飯事…笑 もはや、怒りより、いかに高齢者と共存して 生きるか? それしか、頭に思い浮かばない… 価値観が違い過ぎるし、話しても伝わらないことが多いけど、これが限界集落で生きる持続可能な生き方だと思うから、 自分を圧し殺して、意見をたくさん
冬将軍暴れ過ぎ… ハンパない体感温度… あっという間に、指先が痛い… 写真もぶれる…笑笑 生きる執念 そして、 生きるために自然からの恩恵(命)に 最大限の価値をつけて全うさせてあげたい! 自分の名誉のためにみんな仕事してるけど、その先に周りを幸せをするという使命がある! というか、どうやってもリンクする… させなければ、社会は変わらない! 走るときは、無謀と思われても挑戦する… 休むときは、ダラダラしまくる… 不規則過ぎる現実社会の象徴が、漁業という現場…
現場のリアル‼️ 極寒だあ… 昨日までは、暖かさを感じた 本州最北端 青森県津軽半島外ヶ浜町蟹田 原住民でも、今日は寒かった… 夜中から西風めちゃめちゃ強烈 そして、 雪がチラチラ… 午後からは、積雪… そんな中でも、俺は諦めないっ! この寒さの中、ホタテ分散作業終了後に本格始動する篭網漁(タコや根魚を獲る漁)の準備 周りからみたら 多少イカれてると思われるレベルですが… まあ、イカれてますが…笑 一分、一秒も無駄したくない 一日、一日全力で後悔
一瞬の夏 『シイラ』が来たぞ~! 津軽半島蟹田は、今日もヤマセが吹かない… わずかな、わずかな、汗をダラダラかく夏がピークを迎えている。 今日は、組合ホタテ出荷が休みの毎月第一日曜日 4時起床で、 『一瞬の夏を楽しんでやる!』 と子供とすぐさま沖へ! もう来てるはず! と南洋系の魚 『シイラ』 狙いのトローリングへGO! 綺麗な朝日に迎えられ 釣れそうな感じ満々! 意気揚々と向かいましたが… 魚探にもベイトの反応が薄かった… それでも、一
津軽半島の閉鎖性 外ヶ浜町蟹田は、この時期特有の北東からの季節風『ヤマセ』 が連日吹き荒れてます。 この『ヤマセ』は、漁師にとっては沖に出れない… さらに 最近では、ホタテ大量へい死の一因とも言われてます… 農作物にとっては、不作の原因となる日照不足など… まさに 皆さんご存知の通りに凶作で歴史上苦しんできました。 この『ヤマセ』が吹くと、ここ津軽半島では一次産業従事者が多いため人通りもほぼない… 普段でも人通りはほとんどないですが… それだけでなく、活気がな
大ヤマセとたくさんの雨の終わり 昨日の夕方から、今年になってから経験したことのないほどの雨音、風音を立てていた天気も終わりを告げ、本日午後からは、ほぼ無風、霧雨の蟹田 快晴、雨、ヤマセ、西風と繰り返し、梅雨が明け、夏が近づくのを淡々と待つ! 歴史上、ヤマセに悩まされてきた地域の我慢強さ! この気候が、粘り強い人間を育ててきた! ぶつけようのない怒り… 祈るしかない望み… 一喜一憂し、命を繋いできた! なるようにしかならないけど、今の最大限の努力をし 挑む
一瞬を『これでもか!』と大事にしたい時期がやって来た! 本州最北端、陸奥湾にも夏らしい凪の日が… ここが、頑張りどころ! 自然も、夏らしい急潮流が到来したり イルカがジャンプを繰り返したりと 生き物全てが、今を名残惜しくないように精一杯キラキラしようと、生きている! ホタテも稚貝間引きの時期に入ります! さあ、やるぞ! でも、明日午後から大ヤマセの到来です…涙 そこがやっぱり、本州最北端の気候!笑笑 何があるか分からない… その日、その日を生きていく
ヤマセも一時退散… 5日も続いたヤマセも今日で終わりそう… 心身ともにエネルギーを充分蓄えさせてくれた! これはこれで、 『ありがとう!』 でも、ヤマセよ! 『もう連続で吹かないでくれ!』 ずっと、ずっと昔の先代からの 東北人の願い! このヤマセと闘い、共存して今の僕らが 生産物(農、魚、林、問わず) と共に生かされてる! 『生かされてることに感謝だけど、苦しみを与えないでくれ!』 めっちゃ、矛盾してるけど、今を生きる人の願い! 未来を創る! 都
本日もヤマセが吹き荒れる蟹田 晴れてるけど、寒い… 半袖は、ちょっとムリ… これが、さらに雨模様の天気なら 寂しげな本州最北端津軽の光景と言わんばかりの ここ数日の蟹田 晴れてヤマセで、見せ方にしても中途半端… そこがやっぱり、蟹田らしい…笑笑 と思いながらも 一日中、一瞬たりとも隙なく、風と波の音が耳に入り込む… その音が、今日は沖休みと体に指令を出す。 そして、 ピリピリムードから、休もうという気持ちと これから計画立て直し、どうしようかなあ? という
ヤマセ、ヤマセ、ヤマセ… 西日本からあっという間に 梅雨入りが北上し、7日には東北南部まで… 世間は梅雨入りで 『ジメジメ』 とか騒いでいるけど… そうなると、東北北部はヤマセ(冷涼な東風の季節風)が吹き荒れます。 ということは、沿岸部はいつも曇り、沖には出れない… 直射日光ないから、農作物は育たない… そして、生活面では 寒い、寒い… 洗濯物は乾かない… よって、 津軽半島(外ヶ浜町蟹田)は 『ジメジメ』+『ストーブ』 になります。 『えっ!』 と思われる
加工場出荷 ホタテ成貝(二年モノ) デカくなりました! 1キロあたり4枚~5枚で確実に推移 S貝で全て、地元の加工場へ! 活貝じゃないから、キレイにしないでそのまま出荷 これが、加工場向け出荷のリアル‼️ 海から揚がったモノには、いろんな生物が付着してます! ムール貝、ホヤの仲間、海藻類、甲殻類… それらのモノを除去して、できるだけキレイにして消費者のもとへ届きます。 この出荷の場合、付着物がどれくらいついているかを組合の職員が 手作業で、付着物を取り除き、
あっという間に、夏… 成貝出荷から始まり、トゲクリカニ漁があり、貝毒で活貝 出荷自主規制… そして、ダメ押しのモノ余りの半成貝出荷数量規制… 毎日、水面下で闘っているうちに、北国、津軽では一年のうちにほんのわずかしか感じることのできない夏らしい陽気の毎日へ様変わり… 今が頑張りどころ! 夏至まであとわずか! 一瞬の輝きがどんどん過ぎてゆく… 今が、ホタテも生産者も一番輝く時! ホタテの成長は、すごくいいのに、皆さんに直接お届けできないのはツラい… それでも時は、刻々と
現場のリアル‼️ 世間が10連休と騒いでる間 毎日全力で沖作業! なんとか、完璧にこなしきりました! 世間の誘惑に流されることなく 自分の意思で過ごす毎日… なかなか有意義でした! 『コナトゥス』 自分が本来の自分であろうとするエネルギー! ここが働いた! そして 自分の人生の一瞬をギラギラ生きる! すべてが、 リンクする! オープン、フラット、ダイバーシティ、クリア、フェア 『リアル!』を食卓にすべて届ける! そんな社会が目の前に迫ってきた