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【INFJ男】Se劣勢とはどういうことなのか?
高森です。
今回は「Se劣勢」について、メモ書き程度に記載していきます。
INXJは外向感覚Seを劣勢機能として持っていることは、ご存知の通りと思います。
この「Se劣勢」を以下の記事をベースに自分なりに解釈しつつ、「INFJ(-A)である自分のSe劣勢エピソード」を振り返っていきます。
*当然ながら、すべてのINFJについて語ったものではありません。
<Reference>
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INFJと外向感覚(Se: Extravarted Sensing)
INFJの心理機能は「Ni-Fe-Ti-Se」となり、今回焦点を当てるSeはINFJの第4機能(劣勢機能)ということになる。
Seの解説は以下の通り。
『~眼、耳、鼻、舌、肌のそれぞれの感覚器官を通して、 視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感を得ることができ、外部の情報を受け取ります。 本能的で現実的な心理機能です。 身の回りにある物の様々な色、質感や音、美しい造形など、五感で捉えられるあらゆることに敏感です。 自由を求め、それを享受したいと感じます。 身体的なスリルや新しい刺激、そして物質的な心地よさを求めます。(中略)距離感や、行動の影響が及ぶ物理的な範囲などをしっかりと把握することができるので、 スキー、スケート、車、バイク、飛行機などが好きです。 (中略)言葉で表現されないとはっきり伝わらないタイプにとってはお互いにフラストレーションを感じてしまうことになるので~(中略)このタイプの瞬間瞬間を一生懸命生きよく動きまわり働くことができることは美点ですが、 高価な趣味で浪費し散財する傾向があります。 身体の刺激を強く求める傾向が強すぎると、過度な刺激を求めたり、身体を甘やかす誘惑に乗りやすくなってしまいます。』
https://character-seikaku.memo.wiki/d/8%a4%c4%a4%ce%bf%b4%cd%fd%b5%a1%c7%bd#content_8,
2025-02-22閲覧
上記、引用した文章を基本とすると、Seは現実のあるがままの姿を処理する力であり、INFJはこの力が弱い傾向にあると理解した*。
行動様式としては以下の通りである(ChatGPTにより要約)。
五感を基本として外部の情報を素早く認識する
今この瞬間に対する意識が強く、現実的で本能的である
瞬時の判断力と機敏な反応力を持ち、緊急事態への対応力がある
過度な刺激を求めることがあり、浪費や身体を甘やかす誘惑に弱い
言葉よりも行動で気持ちを表現し、一緒に体験することで親密さを感じる
*正しくは、Ni-Seが天秤関係にあり、INFJは主機能であるNiを無意識的に機能させてしまう結果、Seが表出しにくくなる、と理解している。Seの絶対的な機能が弱い、ということでは必ずしも弱いという訳ではないのだろう。
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私のSe劣勢による特徴(?)
前項で記載した内容を基本として、私のSe劣勢から来るエピソードを考えていく。
五感の感覚(過敏か鈍麻か)
Se劣勢ということは、「五感による外界の認識」が弱いとも解釈できる。
まれな先生のnoteから引用。
『要は環境↔感覚のチューニングが出来ていない。Se劣等のおかげで体感時間と実時間がズレることはしょっちゅう。私はINTJの割にはそこまでSeが低くないが、INFJの知人は子供の頃しょっちゅう迷子になっていたらしいし、この前も椅子のないところに腰掛けようとして転んだりしていた。』
https://note.com/mugichocolatier/n/ne5834fb77270
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今でこそGoogleマップなど便利なツールが身近に存在しているが、子供の頃は「隣駅まで行こうとしたら逆方向の5つ先の駅に迷い込んでいた」など、近しいエピソードがあったりする。
まぁ、Googleマップ使っても迷うことは多々あるのですが…(特に、平面的な2次元のマップを、高低のある3次元的な現実に変換することが難しい)。
私の五感(+α)に対する認識は以下の通り。
・味覚→鈍い
・視覚→鈍い
・聴覚→両極端(うるさい環境は厳しい、一方でそれをシャットアウトするための爆音BGMはOKなど)
・嗅覚→鋭い(苦手な匂い環境だと体調悪くなる)
・触覚→鋭い(チクチク衣類無理)
食に対するこだわりのなさ
これは周囲の人(特にISFP)を眺めていて感じることだが、「自分は食のこだわりが無い方なのではないか」ということだ。
「美味しいものを食べに行きたい」という欲求がほぼ無いし、「食べられれば大体OK」「栄養があれば美味しくなかろうと納得して食べる」という考え方である。
普段の食事においても大体いつも同じものを食べている(これはこれで栄養面の課題があるらしいので、意識的に献立は変えていきたいが…)。
ISFPの知人などはTikTokやInstagramで「美味しいゴハン店」を探しブックマークしているし、町でゴハン店を見かけては「美味しそうだね」とレシピを見に立ち止まったりしている。
「食欲に忠実なのだな」と微笑ましくその姿を眺めることが多いが、同時に自分はそういう行動をしないだろうとも感じる。
食事という行為を、経験というよりかは体験、時間軸だと非常に短い時間と捉えているのか、「そんな瞬間的な幸福を満足させてもな」と考えているのかもしれない。
空間認識能力と空間記憶能力の弱さ
先に記載した「迷子エピソード」に代表されるが、現実の情報(例えば町並み、道路、諸々の物体)をおろそかにしがちで、空間認識(記憶)が弱い。
blue先生のnoteから引用。
『筆者の中でSe劣勢と感じる要素は、モノや地形といった各種オブジェクトの認識の弱さもある。モノを持った感覚、モノを置いた感覚、モノが「そこにある」という認識が薄いせいで、忘れる・なくす・ぶつかるという状況が起こりやすい。』
https://note.com/blue7452/n/n1f66fcdafa14?magazine_key=m925842ad6acf,
2025-02-22閲覧
私は迷子のほか、道を歩いている際はほぼ身体を自動で動かしている感じで目の前の情報を処理していないので「電柱にぶつかる」「トラックに引かれそうになる」などは経験済だ。
自動車の運転も苦手であり、左右のミラーがいつ何らかにぶつかっても不思議ではないとヒヤヒヤしつつ運転している。
ついでに道路を覚えることも不得手で、運動神経抜群で車・バイク好きの父は一回通った道は大体覚えることが可能らしく、私の記憶力の悪さはなんなのかとげんなりすることが多い。
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リアルタイムイベントへの没入感の弱さ
「体験型」のイベント、例えば「音楽ライブ」などに「完全に」没入することが出来ず、「なぜ自分はここにいるのだろうか?」とつい気が逸れることが多い。
「この作品の主題は何か?」と考え込んでしまうので、「(その場の)爆音やライブ感(?)を楽しむ」というのが苦手で、イベント後に「あっという間だったね~」とならない。
クラシックや観劇は比較的集中して楽しむことができるのだが、人が密集していて音がドンドン鳴る環境は、やや引き気味で自分を認識してしまう傾向があるかもしれない。
Se(劣勢機能)グリップ
補助機能と代替機能(INFJはFe-Ti)をうまく機能されられない環境下において、劣勢機能が表出しやすくなるらしい。
『全てのタイプは補助機能と第3機能をうまく使えない、主機能ばかりに頼らざるを得ない状況に長期間立たされると主機能と対立する機能である劣等機能が上述の補償現象によって現れてくるというものです。こちらは不健全な表出となりやすいです。』
グリップの感覚はまだ自分の中で言語化できていないが、メンタル不調時は「刺激強めの食材を欲する(辛いもの、炭酸、ジャンクフード)」など、Se寄りの行動をしがちなように思う。
おわりに
Se劣等という切り口で、自分の体験談などを記載した。
社会生活ではST軸が有利と言われており、確かに上に記載してきた課題を解消できれば多少の生きやすさに一定繋がるだろう。
とは言え、今更自分の認知判断特性もろもろを変えろというのは難しいので、引き続きINFJ的な感性を楽しんでいければと思う。
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