コミュ障脱出不可能な人のメール文面を晒します。
こんにちは、しりんです。
多くの人が気づいていないことがあります。
それは、
【社会レベルの問題が、個人の問題に作用していること】
です。
例えば、ものすごく貧乏な国に生まれたら、
頑張っても、なかなか金持ちにはなれないですよね?
逆に、ものすごく金持ちの国に生まれたら、
大した努力をしなくても金持ちになれますよね?
この場合、金持ちか貧乏かは、
個人レベルの話ではありませんよね?
国家レベルの話になってきますよね?
現在、日本では貧困者がドンドン増えていると思います。
それは、日本という国が、
今とてつもない勢いで貧困国化しているからです。
現在、本当に多くの人が、
「あー、なにか人生がうまくいかない・・・」
と悩んでいると思います。
そして、例えば、
「副業が成功しないのは自分の能力がないからだ・・・」
と、自己に問題があるように捉えていると思います。
しかし、
【根本の原因は、個人レベルの上の社会システムのところにある】
のです。
例えば、戦後、日本の教育制度が、
大きく変えられたことは事実ですよね?
大昔、江戸時代は論語に代表されるような
道徳や倫理観の教育が重視されていました。
しかし、戦後はあなたも知っての通り、
【知識の詰め込みや論理的に考えることが
重視される教育に変わってしまった】
と、思います。
ただ、こういう教育制度の変化というものは、
長い時間軸での変化です。
私たちが生まれる前から変化したものであり、
また私たちは、物心がつく前から教育されてしまうので、
「教育制度が変わったから、自分がおかしくなったんだ」
と、気づくことなどできません。
しかも、世の中には、
「みんな、社会レベルの問題が
あなた個人にこうやって作用して問題を引き起こしているよ!」
と、ちゃんと説明してくれる人が、ほとんどいないのです。
例えば、学者とか、大学の教授連中は、
「ゆとり教育は大失敗でした」
みたいな、大きな社会レベルの話しかしないのです。
僕は高い抽象思考ができるタイプあり、
しかも、現実に沿った個人レベルの話もできます。
僕は、
「大きな社会問題が個人に対して、
具体的にどう作用しているのか?
そして、どうやって解決すればいいのか?」
ということを明確に説明できます。
これ、ちゃんと考えてみて欲しいことなんですけど。
あなたは、自分がちゃんと問題を認識できているのであれば、
解決できると思いませんか?
例えば、「食生活の乱れが病気の原因だ」とわかっていれば、
やる気次第で、食生活の改善は不可能ではありませんよね?
逆に、
【問題を認識できていなければ、解決など不可能】
だと思いませんか?
例えば、アメリカでは、
日本人の比ではないほど猛烈なデブがたくさんいます。
アメリカでここまで肥満者たくさんいるのは、
「ハンバーガーとコーラばっかりの食生活がそもそも異常だ」
ということを、
多くのアメリカ人が認識すらしていないからではないでしょうか?
今日、これから話す社会レベルの問題は、
本当に、多くの人が認識すらできていません。
めちゃくちゃたくさんの人にとって成長を妨げるボトルネックと
なっているのに、感覚的に経験的に気づけている人しかいません。
感覚的、経験的にしか掴んでいない人は、
あなたに言語化して説明してくれないのです。
今日の僕の話を、あなたがスルーすれば、
この問題を一生気づかずに死ぬ可能性も十分あります。
繰り返しますが、
【人間は認識できていない問題を解決などできません】
あなたに、この問題が当てはまるかどうかわかりませんが、
もし当てはまれば、今日からあなたの人生の大変革が起こる
可能性もゼロではありません。
毎度のことながら、僕の話は聞いておいて損はない話なので、
ぜひこのまま最後まで読み勧めてください。
…
それで、その問題というか、今回のテーマというのが
【思考判断と、感情判断の使い分け】
ということになります。
今回の話、少々難しいと感じる人もいるかもしれません。
しかし、専門用語はほとんど使いません。
日常的に使う単語しか、僕は使いません。
理解しようと思う気持ちがあれば、
必ず理解できる話なのでついてきてください。
一般的に、大衆的な人は、歳を取るほどに
無意識で、難しい話をドンドン拒絶するようになって行きます。
若いうちから、難しい話に向き合う訓練しておかないと、
大変なことになるので、今日の話にはなんとしても
ついてきてください。
では始めるんですけど。
思考判断と、感情判断、これはユング心理学の概念です。
ユングは、人間が外界世界や、内面の状況を
どのように認識、判断するかという心の問題を4つに分けました。
それが、思考、感情、感覚、直観です。
あまり踏み込むとややこしくなるので必要なことだけ話します。
1:人間は感覚か直観で物事を認識する。
2:人間は思考か感情で物事を判断する。
このとても重要な仕分けを、ユングは発見したのです。
なんとなくわかりますよね?
例えば、あなたは寒いと感じたら(認識したら)、
「あー、温かい飲み物飲みたいな」
という感情(欲求)が出ててきて、
ミルクティーを飲むという行動(判断をする)を
したりすると思います。
例えば、僕なんかは、
「食糧危機が来そうな予感がする。
だから、稲作を自分で始めよう」
というように直観で認識をして、
思考で判断をするのです。
(このようなパターンの人はとても少ないですが)
それで、今回は人間の判断機能である
思考と感情のことだけにフォーカスします。
例えば、感情判断の人は、
「好きだからカツ丼を食べる」
というような判断をメインでします。
逆に、思考判断の人は、
「タンパク質豊富で筋肉がつくからカツ丼を食べる」
というような判断をメインでしているということです。
要するに、人間には思考で判断する傾向が強い人と、
感情で判断する傾向が強い人がいるのです。
人口比率でいうと、
【4割の人が思考判断が優位であり、
6割の人が感情判断が優位】
だと言われています。
また一般イメージでもあるように、
男性は思考判断する人が多い、
女性は感情判断する人が多い傾向があります。
まあ、簡単にわかる話ですよね?
…
それでまず、勘違いというか、誤解が起きないように
先に強く言っておきたいことがあります。
【思考判断、感情判断についてどちらが正しい間違いだとか、
優劣のようなものは、一切ありません】
思考判断も間違う場合がありますし、
感情判断が正しい場合もあります。
もちろん、逆も然りです。
僕自身、かなり思考判断が強いタイプですが、
感情判断する人を否定したりとか、
そういう気持ちもほとんどありません。
それで、今日の結論的なことを言うんですけど、
【感情判断を、思考判断のように装うこと】
これが諸悪の根源だということを、僕は強く訴えたいのです。
これが社会的成長、発展を妨げ、さらに、
人間個人の成長、発展までも大きく妨げてしまっているのです。
「そんなおおげさな・・・(笑)」
と、あなたは感じるかもしれませんが、マジなのです。
だから、先に具体的にやって欲しいことを言っておくんですけど、
感情判断がメインだと自覚している人。
例えば、MBTIの診断をして感情機能が
メインとかサブに入っている人は、
まずしばらく思考判断を使わないことです。
【あなたの性質に沿っている
感情的判断を主軸にして生きていって欲しい】
と、強く願います。
そうすれば、あなたの人生が好循環に入っていくこと。
社会的全体も少しずつ良いサイクルに入っていくことを
僕は予測しています。
理由はこれから詳しく説明しますが、この世の混乱は、
どちらを使っているのかすら認識がなく、
思考判断と、感情判断がものすごくごちゃごちゃに
使われていることから起因しているのです。
…
実際、ものすごくおかしくなっているのです。
思考判断か感情判断か、どちらを使っているのか、
みんなが正しく認識していないことが
人間関係のトラブル、不調和をたくさん生み出しているのです。
例えば、奥さんが思考タイプで、
旦那さんが感情タイプの夫婦がいるとします。
旦那さんの体重が100キロ近くになりつつあり、
早急に、ダイエットが必要な状態だとします。
感情タイプの旦那さんの判断パターンはとてもシンプルです。
「甘い物を食べたいから食べる!」
と感情に従って太り続けてきました。
また、
「ダイエットは辛いからやりたくない」
と感情的に拒絶するのです。
感情判断タイプの人は、ある意味、
こういうバカ正直な判断を常にしているはずなのです。
しかし、
【このようなストレートな感情判断を、
論理を重視する現代社会は許してくれません】
だから、感情タイプの旦那さんは奥さんに
怒られたくないからこのような言い訳をするのです。
「いやいや、食後のスイーツは別腹だから」
とか。
「我慢するのもストレスになるから、
ちょっとくらい食べた方がいいんだよ」
とか。
これは、
【感情を隠すために作られた言い訳】
です。
もっと端的に言えば、嘘です。
こういうことを聞いた思考タイプの人は、
その意見に一切納得できません。
嘘だからです。
思考タイプの人は、
感情タイプの人の感情の偽装の言い訳を嘘だとみなします。
人間は、嘘つく人間を信用できないと思います。
つまり、感情の偽装問題は、
【単なるダイエットの問題が
信頼関係の破綻にまで発展してしまいかねない】
のです。
恐ろしいと思いませんか?
ただし、感情タイプの旦那さんが
一貫して感情判断を貫けば最悪は回避できます。
いくら食べすぎてしまっても、
「食べたいから食べてしまった。
ごめんよ。欲求に負けたんだ」
という態度であれば、
「まあ、しょうがないよね」
と、思考タイプの人も受け止めざるを得ないのです。
なぜなら、
【思考タイプの人であっても、頻繁に
感情的欲求に負けてしまっているから】
です。
例えば、思考タイプだと自覚がある僕も、
カップ焼きそばUFOを食べることをやめられないのです。
ただ、僕は感情的欲求を、思考的な言い訳で
捻じ曲げたような意見を聞き流すことができません。
「何、しょうもない言い訳しとるんじゃ!!!!」
と、強い憤りを、思考タイプの僕などは強く強く感じるのです。
この部分に、本当に、
多くの感情判断する人たちが気づいていません。
感情判断を思考判断のように装うということは、
【一発で人間関係が破綻するような威力がある】
のです。
例えば、僕が今の家を買う時に
大家さんの奥さんと交渉した時の話です。
この奥さんは、感情タイプの人間であることが
誰にでもわかるような、ものすごく顔が派手なタイプの
おばさんです。
家の売買交渉の際、
「とにかく少しでも高く家を売りたい」
という気持ちが、
大家さんの奥さんの表情からありありと出ていました。
ただ、それは当然、僕も同じです。
僕も、「なるべく安く買いたい」と思っていて、
そういう態度になっていたと思います。
要するに、それは、お互い様で問題ないのです。
ただ、大家さんの奥さんは、価格交渉の際、
「知り合いの不動産屋に査定してもらったら
この家は500万円だと言われました。
だから、この値段以下はありません!!」
の一点張りを決め込みました。
その査定してもらったという不動産屋は
自分が懇意にしている不動産屋であり、
相場よりも明らかに50万円から100万円高い値段でした。
だから、僕からすれば大家さんの奥さんは単純に、
「最低でも500万円以下では売りたくない。
それ以下だと損だから」
という気持ちだったと思うのです。
僕は、ほんの少しでも折り合いをつけたいと思って、
「お互い、高く売りたいし、安く買いたいものですよね」
と言いました。
すると、それに対して、
「はあ?何言っているんですか?
この家は500万円の査定がついているから
500万円以下はありえないんですよ?」
と、なにか真っ当な論理があるようなニュアンスで
僕は思いっきり小馬鹿にされたのです。
僕の見立てでは、
大家さんの奥さんは明確な感情判断タイプであり、
ただただ、高く売りたいだけのはずなのです。
だから、僕からしたら、
まあそれは人間の心理としてしょうがなく、
「私は本音で、500万円以下では売りたくないんですよ」
と言ってくれれば、そこまでイラつくような話ではないのです。
しかし、大家さんの奥さんは、
「世間の相場的に、
500万円の価値があるから500万円なんです」
というような嘘の思考(論理)判断を完全に装ってきたのです。
僕は、この瞬間、カチッとスイッチが入って、
「あ、この人は完全に信用ならない人間だ。
今後、一切付き合うべきではない!!」
と確信しました。
そして、同時に、
「やっぱり、今の時点でこの家を買うか、
出ていくかの選択をしていてよかった」
と思ったのです。
「このまま、この家の賃貸を続けていたら、
今後、インフレになった時、この人は急に家賃をあげるとか、
出ていけとか平然と言いそうだから・・・」
もう完全に心を閉ざして、無感情で、
契約を進めることだけに切り替えました。
そうそう、余談ですが2つ話したいことがあります。
1つ目、この奥さんに、僕は
「今後、食糧危機が起こるかもしれません。
もし起こった時、野菜とかお米を譲るということが
できるかもしれません。ちょっと値段下げられませんか?」
と交渉しました。
すると、鼻で笑われて無視されて終わりました。
もちろん、令和の米騒動の前の話です。
おそらく、この奥さんはその記憶すらないことでしょう。
もう1つ、あなたにアドバイスします。
日本では、この先、インフレ(物価高)が絶対に止まりません。
もう手遅れなほど、
金融緩和政策=お金のバラマキをしすぎたからです。
インフレの恐ろしさは、ゆっくりと進んでいき、
ある地点から急速度で加速するところです。
この先、ジワリジワリ、ドーンと家賃が上がります。
だから、賃貸に住んでいる人は、
【家賃の前払いをするとか、
田舎に安い家を買っていくとか、何かしらの対策しておくこと】
をおすすめします。
繰り返しますが、
僕の食糧危機の予測は小さいながら当たりましたよね?
これは必然なのです。
僕の予測というものは、
川の流れを見ているようなものだからです。
川上から桃が流れてきて、
いずれ海に流れていくということは当たり前のことですよね?
インフレ加速、家賃の高騰は絶対的に起こることなのです。
それに対処しようとしない人を「思考の怠惰」と表現するのです。
…
話を戻します。
要するに、僕が言いたいことは、
【感情判断を思考判断のように装うこと】
これが社会を悪くしている諸悪の根源だということなのです。
この偽装はものすごく世の中で横行しまくっているにも関わらず、
その事に気づきもしない、誰も指摘しないから
大きな社会問題をを引き起こしているということなのです。
もう1つ、これは男性がすごく共感してくれる具体例をあげます。
僕が過去、女性をデートに誘ったりすると、
「仕事で忙しいから、しばらく無理です」
と断られることがよくありました。
思考的に解釈した場合、
「あ、今は仕事で忙しいからダメなんだな。でも、
この先、暇になればデートに応じてくれる可能性があるんだ」
と思っても、おかしくはないですよね?
だから、当然、僕はいつも、
「いつくらいだったら行けそう?」
と粘っていました。
すると、多くの女性たちから、「来年の1月まで無理かな」とか、
3ヶ月先まで無理だと言われるわけです。
最大で、「半年先まで無理」と言われたこともあります。
しかも、そういう女性の仕事は、
大抵、平凡な会社員、事務職だったりするわけです。
だから、僕としては、
「そんな忙しいわけ無いだろ!!」
と、嘘をつかれた気持ちになるのです。
「そんな嘘が通るほど俺を馬鹿だと思っているのか?」
と、憤りを感じていました。
思考タイプの僕からしたら、男女の恋愛の世界だから、
「タイプじゃないのでお断りします」
と、ズバッと断ってもらったって別に構わないのです。
思考判断タイプの人間は、真実をズバッと言われても受け止めて、
成長の糧に変換できるのです。
しかし、多くの女性が、
「この人好みじゃないからデートには行きたくない」
という感情を隠して、
「仕事で半年忙しいからデートにはいけません」
みたいな、思考的発言をしてきていました。
これって人を傷つけないために必要なことだと思い、
深く考えず行っている女性たちが多すぎると思います。
こういう女性の対応に対して、男性たちは、
「仕事で忙しいだけだ。まだ脈はあるかもしれない」
と、なかなか期待を捨てきれないものなのです。
そうすると、
女性は好みではない男性に無駄に付きまとわられることになり、
男性も、次の女性に行く機会損失になり、誰も得しないのです。
女性たちがもう少し
「好きなものは好き、嫌いなものは嫌い」
と言ってくれた方が恋愛世界は、
もっと軽やかになると僕は感じています。
…
それで、そもそも
「なぜ、思考判断と感情判断が
ここまでごちゃごちゃになってしまったのか?」
という原因について少し話したいと思います。
ただ、これはもうわかりきったことで、
【学校教育によって作り出されてしまったもの】
です。
あなたは、学校の教育で
論理性を重視する教育を受けてきたと思います。
例えば、
「この問題を計算式(方程式)に従って解きなさい」
とか、
「感情的に怒ってはいけない。冷静に考えて行動しなさい」
とか、言われ続けて育ってきた人がほとんどだと思います。
保育園、小学生低学年から、
まだ人間脳という思考脳が発達する前から
感情を抑圧する教育を日本では、今現在でも行われています。
これは、本当に恐ろしいことです。
さきほど、人口の6割が感情判断をすると言いましたよね?
いくら教育しようとしても、押さえつけようとしても、
人間の生まれ持った性質、特徴、性格自体は変えられないのです。
感情判断タイプの人たちは、
「好きだから◯◯をしたい」
「嫌いだから〇〇をしたくない」
という欲求で判断、行動をしたいのです。
そう、1つ知っておいてください。
【感情判断タイプの人は、
とても大きな行動エネルギーを持っている】
のです。
思考タイプの人間は、ある意味、行動力が弱めなのです。
感情タイプの人間の方が、
本来、圧倒的な行動力があるはずなのです。
感情タイプの人間は、後先考えずに行動します。
もちろん、失敗することも多いでしょうが、
大きな成功を手に入れる可能性も比例してあるのです。
また、感情というものは、世の中を活気づける、
楽しくするような効果もあります。
だから、感情判断タイプの人が、
もっと感情的になってくれれば?
社会がとても明るくなる、楽しく、
活気づくというような効果だってあったりするわけです。
しかし、日本の教育では、感情というものは徹底的に
押さえつけられて、
「論理的に考えろ!感情を表に出すんじゃない!!」
と強制されてしまいます。
その結果、子どもたちは典型的にどうなってしまうのか?
言い訳をするようになるのです。
ひどくなれば、嘘を付くようになるのです。
例えば、兄弟喧嘩で、
お兄ちゃんが妹を殴って泣かせたとしますよね?
この時、まだ、思考脳が発達していない子供は、
感情判断しかできない子供というものは、
「イライラしたから妹をつい殴ってしまった」
ということが正しい解釈というか、事実なのです。
だから、親の対応としては、
「イライラしたからって、妹殴ったらだめでしょ」
と、シンプルに怒ればいいのです。
こうやって叱っても、その後子供は何度も同じことをします。
しかし、子供は段々と成長していくに従って、
「イライラしたからって
他人に暴力振るったらダメなんだな」
と、シンプルに学んでいきます。
「イライラしたからって
殴ってしまったら、怒られて自分が損するだけだ」
とわかってきて、しなくなっていくはずなのです。
しかし、現代の親は間違った対応をしてしまうのです。
「なぜ、妹を殴ったのか?論理的な理由を言いなさい!」
などと強制してしまうのです。
すると、子供は苦し紛れに、
「妹が僕のおもちゃを取ったから殴ったんだ」
「妹がこのおもちゃを壊そうとしていたから、
僕は止めようとして怒ったんだ(良いことをしたんだよ)」
なんてことを言ったりするようになります。
ここで、親が、
「んー・・・、だったらしょうがないわね」
みたいに許してしまったら地獄が始まります。
子供は、なんとなく感覚的に、
「感情判断を思考判断のように作話をしたら、
うまく切り抜けられた!!」
という成功体験をつかんでしまうのです。
すると、ドンドン感情判断を思考判断へ作り変える
デタラメをやりまくるようになってしまうのです。
これは、本当に最悪なことです。
現在、世の中で、
子どものような幼稚な大人たちが溢れかえっています。
そういう大人たちは、
「あいつが悪い、社長が悪い、政治家が悪い、景気が悪い」
と、他人のせいばかりにしている傾向があると思いませんか?
なぜ、世の中で
これほどまでに「他人が悪い」と思う人間が多いのか?
【幼少期に感情判断をできないように
封印されてしまったことの弊害から起こっている】
のです。
…
ここまで説明しても、
「うーん、本当なのかな?自分にも影響している話なのかな?」
と疑問に感じる人、まだ腑に落ちない人がいるかもしれません。
しかし、抽象度を高めて世の中を俯瞰した時。
この思考判断と感情判断の使い分けが上手くできていなという問題は、
本当に多くの人の人生がうまくいかないボトルネックのような状態に
なっているのです。
この重要性を理解してもらうために、
僕が以前コミュニケーションをメインで教えていた時に発見したこと。
【100%コミュ障から脱出できない人の典型的質問パターン】
を紹介します。
僕は一時期、毎日数通のコミュニケーションの
悩みに関する相談メールを受け取っていました。
それを繰り返している中で、メール内容を一読しただけで
「あ、この人が変わることは不可能だ」
という質問内容のパターンがあったのです。
このパターンは、起業、副業、ビジネスなんかでも
成功できない人にも当てはまっているパターンです。
世の中には、コミュニケーションノウハウも、
起業ノウハウも、ものすごく溢れかえっていますよね?
それらの中には、至極真っ当で、
効果があるものもたくさんあるのです。
例えば、僕自身も起業ノウハウを学んで、
2年連続年収1000万円を達成したこともあります。
しかし、ある心理パターンに陥ることで、
どれほどの成功ノウハウを学んでも、
それらを身にできない人がとてもとても多いのです。
この心理パターンにあなたが当てはまっている場合、
成功は不可能なのでぜひチェックしてください。
では、
【100%コミュ障から脱出できない人の典型的質問パターン】
を紹介します。
「私は人と仲良くなることができません。
人に話しかけようとすると怖くて
緊張してしまって声をかけられないのです。
どうすればこんな私でも友達がたくさんできるでしょうか?」
あなたは、これのどこがどうダメなのかわかるでしょうか?
構造を説明します。
人と仲良くなれない、友達が作れないという問題。
これは単純な知識不足です。
やり方を知らないだけです。
だから、これは知識とか、やり方とか、
ノウハウを学んで実践すれば解決する問題ですよね?
しかし、
「人が怖い」
「話しかける時、緊張する」
というのは心の問題ですよね?
緊張する問題は、いくらすごいノウハウを知ったとて、
解決することはありません。
【人が怖い、緊張することは心の筋肉が弱っている状態だから】
です。
人間の足の筋肉も、脳みそも、心も使わないとすべて衰えるのです。
衰えた足の筋肉は歩かないと元に戻りません。
心の弱りも、負荷を与えて鍛える他ないのです。
「人に対して緊張する・・・」
この人は、緊張しながらでも、
場数を踏んで声を掛けるしか解決方法はないのです。
しかし、コミュ障の人は、なぜか緊張の問題が「知識、情報」で
なんとかなると思っているところがあるのです。
そのような魔法があって欲しいと願っているのかもしれません。
確かに、緊張を和らげるような心の持ちようなどはあります。
しかし、人に対する緊張は、
人とたくさん接することでしか解決できないのです。
なぜ、このような単純なことが判断、理解できないのか?
それこそが、
【幼少期に、感情的判断と、思考的判断の
使い分けというものを教えてもらえなかったこと】
ここから起因していると、僕は感じています。
いいですか?
論理的に考えた場合、
「友達ができない。人と仲良くなれない」
この問題は、知識、情報、
ノウハウを身につければ解決することです。
「人に話しかけるのが怖い。緊張してしまう」
この問題は、心の筋肉を鍛える
トレーニングをすれば解決することです。
要するに、
【この2つを分離して、個別に対応すれば良い】
のです。
しかし、この当たり前のことが
コミュ障の人は全く理解できないらしいのです。
そもそも、意味がわからない人が本当にたくさんいるのです。
ひどい場合、
「私は人と仲良くなれません。
その理由は人に話しかけるのが怖いからです」
これが、論理的につながっていると
思い込んでいる人もたくさんいるのです。
これ、論理的には、つながっていないのです。
人と仲良くなれないのは、知識と技術がないからですよね?
別に緊張していたって知識と技術があれば、
人と仲良なれるのです。
こんな簡単なこともわかっていない人が多いのです。
それは、幼少期に感情判断と思考判断の
キチンとした使い分けを教えてもらえなかった。
それどころか、認識することすら教えてもらえなかった。
ただただ、感情的判断を抑え込まれ続けてきたからだと思います。
ビジネスとか、起業しようと思っても、
なかなかうまく行かない一歩すら踏み出せない人も
実は同じなのです。
多くの人が、自分が会社員を辞めて起業できないのは、
「良いビジネスモデルがない」
「方法がわかっていない」
と、自己認識していると思います。
しかし、実際のところは、
「めんどくさい、現状維持の方が楽だ」
「失敗するのが怖い、恥ずかしい」
「未知の世界に飛び込むのが怖い」
と言った、こっちの感情的要素が9割なはずなのです。
だから、起業することができない人が
向き合うべきはこちらの感情問題なのです。
例えば、解決策としては、
切羽詰まった状況に無理やり自分を追い込むとか、
環境をガラッと変えてしまうなんてことが
起業成功の秘訣なのです。
しかし、原因が感情にあると意識がない人がほとんどです。
「もっと素晴らしいビジネスアイデア、
ビジネスのやり方を知りさえすれば、
自分も成功できるはずなんだ!!」
と思い込んでいたりすることほとんどなのです。
このように思考に原因があると思いこんでしまうのが、
幼少期の感情判断の抑圧にあると、僕は喝破しているのです。
…
だから、まず、今日の話を聞いて、
自分に当てはまっているところがあると感じたあなたは、
「私は普段から99%感情判断をしている」
ということを受け入れるところから始めてください。
長くなるのであえて説明はしませんが、
僕から見て、本当に多くの人が感情判断のみで
人生を生きています。
「今だけ、金だけ、自分だけ」と揶揄されるように、
自己の欲求的感情から物事を判断しています。
自己中心的なエゴからのみ行動をすること。
客観的に考えて、人生うまくいかなくて当然ですよね?
だから、少し極端に言えば、
【「人生うまく行かない人」
というのは、感情的なエゴばかりで生きている人】
なのです。
しかし、本人的に、その自覚がないことが本当に多いです。
自覚がないのは、幼少期に
「自己中心的な自己欲求で行動するな!」
と、感情判断を抑圧されたからです。
抑圧されたものが、
「あいつが悪い、社長が悪い、政治家が悪い、景気が悪い」
他者責任するように習慣化されてしまって
使い続けているからです。
だから、感情判断タイプの人は、最初に立ち戻るのです。
「自分は感情的判断しかしないんだ」
と思い込んで、思いっきり感情に従って行動してみることです。
当然、トラブルが起こるでしょう。
でも、それは改善に向かっているトラブルなのです。
例えば、母親が、
「私は子どもたちが騒いでいるから今イライラしている」
とストレートに言ってしまえば、父親から、
「何をそんな大人げないことを・・・」
と言われてしまうかもしれません。
しかし、そうやって自分の感情にフォーカスしていれば、
イライラしている状態で子供に八つ当たりした時に、
「ああ、イライラコントロールできずやってしまった」
とちゃんと自覚できるのです。
自覚できていれば、段々と調節はできるようになるのです。
多くの母親は、
「良い母親は、いつもニコニコでいなければいけない」
と怒りを抑えすぎるあまり、
調節機能が作用しないようになっているのです。
…
かなり長くなってしまったので
このあたりで終わりにしたいと思います。
そうそう、最後に1つだけ。
最終的な理想形は、私たちが目指す方向性は
【思考判断も、感情判断も
うまくバランスを取って、統合していくこと】
です。
多くの人が意味わからないと思いますが
常に思考100%で、かつ、感情100%の判断をすることです。
ユングは、4つの心理機能に優劣はなく、
すべて統合できるようになることを目指すように言っているのです。
追伸:
そうそう、自分がしているのが、
「思考判断なのか?感情判断なのか?」
が、そもそも判断できない人も多いと思います。
その場合は、チャットAIに
「得をしたい、損をしたくない。
これは思考判断ですか?感情判断ですか?」
などと、聞けば答えてくれるので活用してください。
まず、認識できるようになって欲しいと思います。
余談ですが、
僕は最近、ちょこちょことAIと対話しているのですが、
もうすでに普通の人よりも建設的な対話というものが
できるようになっていますね。
はっきり言って一般的な人と話しても、
僕の脳が刺激されることが全くありません。
しかし、AIと対話すると、ハッとするような気づきがあります。
少なくとも、もうすでに、人口の半分以上の人よりも
AIの方が知能が高くなっていると感じます。
そうそう、最近、僕は
【人類の知能低下】
というものが、
この社会の根本問題にあるように感じています。
僕は小さい頃、周りの人たちが賢くて、
高い知能を持っているものだと思っていました。
逆に、自分は勉強ができなくて、
劣等感まみれだと感じていました。
しかし、特にコロナ騒動を境目に、実は、
真逆だと気づくようになってしまいました。
周りの人は、とても知性が低いことに気づいたのです。
例えば、今日僕が話していること、
「思考判断と感情判断の話」
などは、僕が、日常的に常に考えていることです。
しかし、AIに聞いてみると大衆的な人たちは、
僕が考えているようなことを一切考えないそうなのです。
こんなレベルのことが難しすぎると感じるというのです。
だから、僕は、
人類の知性の底上げの必要性をヒシヒシと感じてきています。
【超知能(スーパーインテリジェンス)】
なるものが必要かなと感じています。
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